キングピン

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キングピン」を以下のとおり復元します。
#image(left,Kingpin_Head.jpg,title=この体格、大きさでほぼ筋肉,width=300,float)

#image(kingpin.gif,title=筋肉も鍛えればいいという物ではないという好例)
#clear

#region(日本語吹替声優)
:[[麦人>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:麦人|]]|『アメイジング・フレンズ』、1994年アニメ版
:[[大友龍三郎>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:大友龍三郎|]]|『デアデビル(2003年映画版)』『新アニメシリーズ』
:[[玄田哲章>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:玄田哲章|]]|『スパイダーバース』、PS4『Marvel's Spider-Man』
:[[乃村健次>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:乃村健次|]]|『マーベル・シネマティック・ユニバース』
#endregion

[[マーベルコミック>アメコミ]]の人気シリーズ『[[スパイダーマン]]』に登場するヴィラン(悪役)。
でっぷりとした体形のマフィアのボス。
「キングピン(kingpin)」という名はボウリングの5番ピンの事(5番ピンは正三角形の並びの中心に位置する)だが、
そこから転じて「中心人物」という意味がある。

初登場は1967年。傑作と名高い『スパイダーマン・ノー・モア!』。
周囲からの批判にさらされたスパイダーマンが遂に引退した事を受けて、
彼に牽制されて勢力を伸ばせないでいた暗黒街のギャングをまとめ上げ、
史上最大の犯罪結社を作ろうとする謎のボスとして登場する。
&nicovideo(sm981968)

その後、人気が出たためか『[[デアデビル]]』や『[[パニッシャー]]』にも出張している上、
それぞれのゲーム、映画では[[ラスボス]]を務めるなどの重要なキャラクターとして扱われている。
&nicovideo(sm18000281)

本名は''ウィルソン・フィスク''。小さい頃は肥満児だったため、学校でいじめられていたのだが、
イジメっ子を見返すために体を鍛えはじめ、素質もあったのかとても強くなった。
そしてかつてのいじめっ子達を脅して[[ギャング団>アルバ・メイラ]]を結成し、暗黒街を駆け上がってゆく。
最終的にはボディーガードをしていたドン・リゴレットを殺害して彼の組織を乗っ取り、暗黒街の顔役となった。

性格は、やはりマフィアらしく冷酷で攻撃的。
だが、妻のヴァネッサ([[素面じゃ負けない人>ヴァネッサ]]ではない)と、
息子のリチャード([[パオパオカフェの店長>リチャード・マイヤ]]ではない)には深い愛情を注ぐロマンチストでもある。
自分がギャングである事も家族には隠していたようである(表向きの顔は大企業の社長である)。
だが、(病気治療の為とはいえ)妻を自分から引き離したデアデビルを憎悪するようになってから、その転落が始まる。

『デアデビル:ボーン・アゲイン』にて偶然からその正体を知ったキングピンは、
部下に不審を抱かれるほどに権力を乱用し、マット・マードックを社会的に抹殺。
売れっ子弁護士だった彼は発狂寸前の状態となり、それをキングピンは文字通り嬲り殺しにした。
……のだが死体は見付からなかった。
デアデビルが再起しようとしてる事に気付いた彼は、
とうとう米国の特殊工作員を抱き込み、スラム街とはいえ&b(){ニューヨークのど真ん中で市街戦}を引き起こしてしまう。

結果、これによって犯罪者としての素顔を暴かれ、起業家としての信頼は失墜。
父が犯罪者である事を知ったリチャードは、父への怒りから敵対するギャングとなり、
挙句の果てにヴァネッサも夫の事をデアデビルに託して死ぬ展開になり、
最終的には組織も、家族も、全てを失ってしまった。

さらには、『リターン・オブ・ザ・キング』では、全てを忘れて得た第二の妻と家族すら[[ザ・ハンド]]に殺されてしまった。
今まで重ねてきた所業の報いと言えばそれまでなのだが、それを踏まえても不憫過ぎて……。

ヴィランとしての能力は、あくまでも[[普通の人間>ジョーカー(バットマン)]]のもの。[[鍛えた>スカロマニア]][[だけの>クエスチョン]][[人間>ロールシャッハ]]でしかない。
しかし一見ただの[[脂肪の塊>ハート様]]に見えるが、肥満(デブ)ではなく、''全て筋肉である''。
要は''鍛え過ぎて体の内側に収まり切れなくなったからあんな体格になったに過ぎない''という事。
[[スパイダーマン]]に語った所によると、体脂肪率はたったの''2パーセント''。なんという[[アンチェイン>ビスケット・オリバ]]。
そのため、筋力と耐久力は人類最高レベル。また、[[相撲>オスモウさん]]の達人でもある。
さらに、犯罪組織のボスをやっているだけあって[[頭脳も明晰>レックス・ルーサー]]であり、部下からも恐れられつつ慕われている。
その上、彼の組織の規模はアメリカをはじめとする数カ国を手玉にとれるレベルである。
しかも膨大な財力に飽かせて様々な兵器を買い揃え、独自に新兵器を開発しているというから、始末に負えない。
何と言うか、[[バットマン]]をそのまま悪人にしたようなスペックである。

#region(映像作品における活躍)
2003年に制作された『[[デアデビル]]』の映画ではマイケル・クラーク・ダンカン氏が演じている。
知らない人にも分かりやすく言うと『グリーンマイル』の優しい巨漢・コーフィ役の人である
(あるいは『[[レジェンド・オブ・チュンリー>春麗]]』の[[バイソン>M・バイソン]]。[[ベガ]]じゃない方)。
やさしげだったコーフィ役の面影を微塵も残さない悪魔のようなヴィランっぷりと、独自の美学を兼ね備え、
原作設定通りの圧倒的な筋肉で、デアデビル最後の敵として立ち塞がっている。

2015年に制作されたNETFLIX専用ドラマ『デアデビル』でもメインのヴィランとして登場。
演じるのは『フルメタルジャケット』の微笑みデブことヴィンセント・ドノフリオ氏。
原作通りギャングのボスであり、敵対者を容赦なく殺害する冷酷さや、[[警察>エディ・E]]や司法にまで己の息がかかった者を潜り込ませる狡猾さを持つ。
だが、同時に心を許す女性ヴァネッサに対しては無償とも言える愛を示し、またその行動動機は私欲ではなく故郷ヘルズキッチンの復興である事が明言されている
(なおヘルズキッチンが復興の必要があるほど破壊されたのは、世界観を同一とする映画『[[アベ>キャプテンアメリカ]][[ンジャ>アイアンマン]][[ーズ>ソー]]』の最終決戦が原因)。
単純に悪党とは切って捨てられない複雑な内面を抱えた人物として描写されており、
ドノフリオ氏の繊細な演技と相まって、事実上『デアデビル』のもう一人の主役とも言える存在感を放つ。
言ってみれば『デアデビル』の主役のマット・マードックとは「手段に相違があれども街を愛しよりよくしたいという目的は同一」という意味で合わせ鏡であり、
また「非合法のクライムファイターとして悪党と闘うマットと、ギャングとして手段を選ばず街の復興を強引に進めるフィスク」という意味で似た者同士である。
なお、作中では一貫して本名の「ウィルソン・フィスク」という名で呼ばれており、キングピンの呼称は出てこない。
#region(また、原作のような白いスーツではなく紺のスーツを作中で着ているが……以下ネタバレ)
また、原作のような白いスーツではなく紺のスーツを作中で着ているが、
これは彼がまだ&b(){「キングピンではなくウィルソン・フィスクだから」}との事であり、
最終回は逮捕された先の拘置所で壁を見つめる白シャツ姿のフィスクで終わる。
同回においてフィスクは、聖書の良きサマリア人の寓話を引いて自分が街に害をなす悪であった事に気付く描写があったが、
言うなれば『デアデビル』というドラマそのものがマット・マードックがヒーロー・デアデビルになるまでを描くオリジンであったと同時に、
ウィルソン・フィスクがヴィラン・キングピンになるまでを描くオリジンでもあったという事である。
『デアデビル』のシーズン2や来るべきクロスオーバー『ディフェンダーズ』、
あるいは他のマーヴル・シネマティック・ユニバースに再登場する日も近いかもしれない。
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2018年公開のアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』でも物語の中心となるヴィランとして登場。
[[スパイダーマン]]と戦闘中の姿を目撃したヴァネッサとリチャードが、彼から離れる途上で自動車事故を起こし死亡。
傷心の彼が[[Dr.オクトパス]](女性)に命じ、''別の世界の二人を連れて来る''為に量子加速器を開発させた事が、物語の発端となる。
なお、結局それで別の世界のスパイダーマン五人を呼び寄せたのみならず、一時的に繋がった別の世界の妻子にも、
またスパイダーマンと戦闘中の姿を見られ逃げられるという全く同じ結果に終わった。%%因果は収束する%%
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#region(ゲーム作品における活躍)
カプコンのベルトアクションゲーム『[[パニッシャー]]』でも最終ボスとして登場している。
上の[[ドット絵]]はその時のもの(を改変したもの)だが、これがまた''デカい''。説明不要ってくらい。
が、流石に原作と比べてもデカ過ぎたらしく、スタッフは後でマーベルから盛大に叱られた。
しかしこのデカいキングピンをパニッシャーやニックは''持ち上げる事が可能''だったりする。[[なんなんだこの常人ども>なんなんだアンタ]]。
&nicovideo(sm6940140)

&font(20,b,i){「くだらん復讐劇は ここで終わりだ!}
&font(20,b,i){ 地獄へおちろ!パニッシャー!!」}

また、2018年にPS4向けに発売された『Marvel's Spider-Man』では本名名義かつ黒スーツで登場し、
ゲーム開始直後のチュートリアルステージにおけるボスを務める。
前述の通りあくまで鍛えた常人以上の何物でもない…はずが、戦闘時では、
&b(){拳を振り下ろすだけで石の机を粉々にしたり、蒸気パイプを凹ませたり、床が抜けて崩壊したり、投げた石机を逆に投げ返されても怯む程度で済んだり、&br()タックルがホバー移動&ホーミング機能付きだったり、スパイダーマンを捕まえて投げ飛ばしたらその先の壁を突き抜けて別の部屋に着いたり、&br()高所から床を突き抜けながら落下しても平然と戦闘を継続したり}と、いくら超筋肉質と言えども明らかに[[人間をやめている>DIO]]。
戦闘後は警察に捕まり連行されるためゲーム内での出番こそ少ないが、
作中ではNYの[[裏社会を強くコントロールし、(あくまでヴィランとしてではあるが)一定の秩序を保っていた>ギース・ハワード]]事が何度も強調されている。
事実、彼の逮捕によりNYでは統率されていない犯罪者が跋扈し治安が急激に悪化、
彼と癒着していた汚職警官の公職追放や、これを好機と見た新たなヴィランの出現により、街は新たな混乱に見舞われる事となる。
なお、スパイダーマンからの人物評は「フィスクは市民を人質に取ったりするような真似は絶対にしない」との事。
&nicovideo(sm35345225)
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**MUGENにおけるキングピン
海外のslotman氏が製作したものが存在している。
ドットのベースとなっているのはゲーム版『パニッシャー』から。
[[ハルク]]と互角の体格を誇り、横幅もあるため異常な存在感である。
見た目通りのパワーキャラであるが、[[必殺技]]ではステッキからレーザーやガスを撃ってくる。

この他、Gartanham氏による改変版が海外サイト「The MUGEN multiverse」で代理公開されている。

***出場大会
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#co(){
''更新停止中''
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''凍結''
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}
//[[アメコミ・海外キャラと大規模タッグGP]](エキシビジョン)
***出演ストーリー
[[風天のクァンド]]

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//タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください)
//|CV:麦人|,|CV:大友龍三郎|,|CV:玄田哲章|,|CV:乃村健次|,アメコミ,ヴィラン,相撲,パワーキャラ,ラスボス,デブ,筋肉,ハゲ,杖,気体・霧状攻撃,レーザー,デカキャラ

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