#image(411.png) *&color(red){&size(20){&italic(){&bold(){本物の必殺技をうけてみろ!元祖、必殺技ヒーロー達、ここに集結!}}}} 『タツノコファイト』(Tatsunoko Fight)とは、2000年10月5日にタカラから発売されたプレイステーション用2D対戦格闘ゲーム。 *概要 老舗のアニメ制作会社タツノコプロが1970年代に制作した人気アニメ4作品をクロスオーバーさせた格闘ゲーム。 作品は『科学忍者隊ガッチャマン』『新造人間キャシャーン』『破裏拳ポリマー』『宇宙の騎士テッカマン』、 そして全体を繋ぐ役割としてゲーム用に新規に作られたヒーロー『電光石火ヴォルター』が登場する。 各アニメ作品の詳細は該当キャラクターの項目やwikipediaを参照。 -電光石火ヴォルターストーリー 若き科学者バッテリングは次元移動装置を発明するが 実験で繋がったパラレルワールドを支配するジャレイザー帝国の魔王ドクサイバーに装置を奪われてしまう。 ドクサイバーは他のパラレルワールドに侵攻し、それぞれの世界の悪人と手を組み「ダークインフェルノ作戦」を計画する。 バッテリングは計画を食い止めドクサイバーたちを倒すため 自ら開発した戦闘強化服で電光石火ヴォルターに変身しパラレルワールドに身を投じたのだった。 声優はほぼ全員が昔のアニメそのまま、ストーリーモードでは放送時のOP・EDのノンテロップ版が流れるなど タツノコファンにはたまらないサービスが盛り込まれている・・・が、 ゲーム自体はキャラのモーションが少なく、システムも微妙でゲームバランスも悪いなど非常に''ガッカリな出来''である。 なお、新キャラのヴォルターの造詣、ゲーム主題歌や電光石火ヴォルターOPでのささきいさお、水木一郎、堀江美都子の起用、 タツノコテイストに溢れたTVアニメ風のOPアニメなど''ゲーム以外の部分は評価されている''。 &nicovideo(sm216124) 後の『月刊ヒーローズ』連載の漫画『Infini-T Force』は本作同様タツノコ4大ヒーローの共演作品となっているが、本作の影響があるのかは不明。 *キャラクター 基本的に各アニメ作品からヒーロー1人、ヒロイン1人、敵1人が参戦。 それ以外のキャラは必殺技の演出などでゲスト出演する。 敵側キャラはストーリーモードをクリアすることで使用可能になる。 -科学忍者隊ガッチャマン >[[大鷲の健>ガッチャマン]]、[[白鳥のジュン>ガッチャマン]] >敵側:ベルクカッツェ -新造人間キャシャーン >[[キャシャーン]]、上月ルナ >敵側:ブライキングボス ※上月ルナは一部の必殺技以外は連れているロボット犬フレンダーが攻撃し、食らい判定もフレンダーにしかない -破裏拳ポリマー >[[破裏拳ポリマー(鎧武士)>破裏拳ポリマー]]、南波テル >敵側:アストラルカメレオン ※元々明確な敵組織のない作品のため、アストラルカメレオンはゲームオリジナル(一応ポリマーに倒された悪者たちの怨念集合体設定) -宇宙の騎士テッカマン >テッカマン(南城二)、アンドロー梅田 >敵側:宇宙皇帝ドブライ ※アンドロー梅田はヒロインではなくテッカマンの相棒(男)。 また宇宙皇帝ドブライはゲームオリジナルのテッカマン姿で登場 -電光石火ヴォルター >電光石火ヴォルター(バッテリング)、煌きのネオン >敵側:カローチ >最終ボス:ロースライセン #region(キャラクターニュートラル集) #image(tatsunokofight_9990.png) #endregion *システム 操作系は8方向キー+4ボタン。弱パンチ、強パンチ、弱キック、強キックの4種に割り当てられている。 ''タツノコファイティングゲージ'' いわゆる[[パワーゲージ>ゲージ]]。攻撃を当てることで蓄積し、ゲージが最大値になるとランク(ストック数)が上昇する。 ランク1以上あれば[[超必殺技]]に相当する特殊必殺技が使用できる。 ゲージは最大でランク3まで溜められ、ランク数に応じて特殊必殺技の威力は増加する。 ただし、ゲージをすべて消費するため使用後はゼロになってしまう。 コンフィグにより常時MAXに設定することができる。 *MUGENでの扱い 2008年にカプコンからの[[クロスオーバー]]タイトル『タツノコ vs. CAPCOM』が登場したことで、 タツノコキャラのMUGEN移植として、本作をベースとする物が出てくるようになった。 ちなみに『タツノコ vs. CAPCOM』の開発元であるエイティングは、『ブラッディ・ロア』、『[[Fate/unlimited codes>FateSwordDance]]』、『[[NARUTO~激闘忍者大戦>うずまきナルト]]』シリーズを製作しており、 往年の名作STG『バトルガレッガ』『蒼穹紅蓮隊』などをリリースしたライジングも現エイティングに吸収合併されている。 『タツノコ vs. CAPCOM』が3D対戦格闘ゲーム(実質は2.5Dだが)な為、2Dからの移植として今後もこのゲームを ベースとしたタツノコキャラがMUGENに参戦してくるかも知れない。 ----