リー・ウーロン

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リー・ウーロン」を以下のとおり復元します。
#image(Yie_Ar_Kung-Fu_FC_A.jpg,title=真ん中の黒ズボンがリー)

格闘ゲームの開祖的な存在であるコナミのレトロゲーム『イー・アル・カンフー』の主人公で、カンフーの達人。
初代『[[ストリートファイター]]』の方の[[LEE(李)はこちら>李]]。

フルネームは&b(){「リー・ウーロン」}。だが、この名前はPS移植版『コナミ80'sアーケードギャラリー』での&b(){後付け設定}によるもの。
元々、アーケード版では&b(){「[[ウーロン>武龍]][[(Oolong)>ドラゴンボール]]」}という名の白い道着に水色の下穿きの男、
ファミコン版及びMSX版では&b(){「[[リー>リー・パイロン]][[(L>李典徳]][[ee>李香緋]][[)>オディワン・リー]]」}という名の上半身裸でピンク(FC版)か紺(MSX版)の下穿きの男、
と主人公の名前や外見、それどころかストーリー(後述)までも違っており、ゲーム内容も、出現する敵や攻撃方法が異なっていた。
恐らく最も有名なのはファミコン版のリーの方だろう。

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**原作『イー・アル・カンフー』について
主人公を操って、様々な武器や体術を使う格闘家達と戦う。
画面に表示される[[体力ゲージ>ライフバー]]の存在や、異種格闘技で1対1で戦う格闘ゲームという点で、現在の対戦格闘のパイオニア的存在。
これが発売されてなかったら『ストリートファイター』も世に出てなかったかもしれない、偉大なゲームである。
ただし、この頃はまだ対人戦プレイは存在しなかった(アーケード版で2人プレイが可能だが「交互にCPU戦をプレイ」というスタイル)。

初出はアーケード版だが、その移植であるファミコン版がブームに乗って広く有名で、原作AC版の存在が霞んでしまった。
アーケード版では11人の敵が登場するが、ファミコン版とMSX版では5人だけとかなりスケールダウンしている。
また、先に述べたとおり主人公の名前がそれぞれ違うのだが、
それだけでなくストーリー自体が違うため戦う敵も別キャラになっている。

#region(各機種のストーリー)
#image(Yie_Ar_Kung-Fu_Flyer.jpg,width=300,title=AC版ポスター)
-アーケード版
>ウーロンの尊敬する父はカンフーの達人であった。しかし幼い頃、父は遺言を残し世を去った。
>「ウーロンよ、私はカンフーの頂点を極めるため王座杯に挑んだが、無惨にも敗れた。
>おまえの力でこの無念を晴らしてくれ。」
>ウーロンはその言葉を胸にチャー先生の門をたたくのであった。
>厳しく長い修行の末、いよいよその日を迎えようとしている。緊張と興奮の中で11人の強敵が待ちうける。
>ウーロンよ、16の必殺技を駆使し、父の遺言を果たせ。王座をその手でつかむのだ!

こちらの対戦相手は、大男&s(){アブドーラ・ザ・ブッチャー}[[ブチュ]]、手裏剣少女スター、ヌンチャク使いヌンチャ、棒術使いポール、
分身使いフィードル、鎖使いチェイン、棍棒使いクラブ、女扇使いファン、中国刀使いソード、トンファー使いトンフン、
そしてウーロンと同じく正統派拳法家の[[ブルース>ブルース・リー]]。
|アーケード版&br()&nicovideo(sm767883)|

ストーリーでは16の[[必殺技]]と書かれているが、
現代の格闘ゲームで言うと全部「[[レバー入れ技>特殊技]]」であり、正拳突きや足払いも含まれ、ダメージは全技等しく1ダメージ(8ダメージで勝利)。
ただ、しゃがみもガードも無いゲームなので、当てやすい正拳突き(6+P or N+P)以外にも、
[[開脚突き>カンチョー]](1+P)で敵の上段を回避しつつ攻撃、旋風脚(7+K)で敵の下段を回避しつつ攻撃、等の使い分けが求められる。
特に棍棒使いは盾を持っているため下段以外が無効だったりする。
またジャンプや大ジャンプは出来るが、ジャンプ攻撃が存在しないので[[飛び道具]]の回避や間合いの調整ぐらいにしか使われない。

-ファミコン・MSX版
>ところは中国、清朝も末期の時代。
>カンフーの達人"李(リー)"は、中国全土で悪行をかさねるチャーハン一族撲滅のため、
>彼らの城である「メンマ」の塔へとしのび込んだ。
>だが、リーの行く手には次々とチャーハン一族の強豪が立ちはばむ。
>棒術使いの"王(ワン)"、火炎術師の"桃(タオ)"、くさり使いの"陳(チン)"、手裏剣使いの女"藍(ラン)"、
>そして謎の男"呉(ウー)"。
>はたして、リーは得意のカンフーでチャーハン一族を倒し、中国に平和を取り戻すことができるだろうか?!
|ファミコン版&br()&nicovideo(sm201565)|MSX版&br()&nicovideo(sm1304188)|

何故かアーケードでは最初の敵だった飛行術使い(腰の高さしか浮けないが)がこちらでは最後の敵である
(なおアーケード最弱は分身術使い。まぁ分身術と言っても[[後年のつかみ男軍団>トーマス]]より弱く、ぶっちゃけ[[ボーナスステージ]])。

また容量の問題からか敵の数のみならず、主人公の技数も減っている。
#endregion

二人の主人公の関係は不明だが、PS版で「リー・ウーロン」とまとめられたのでやはり同一人物なのかもしれない
(まあ、方や格闘大会、方や悪者退治なので、設定上お互いに矛盾は特に無いと思われる)。
なお、多くのレトロゲーム同様&b(){永久ループでエンディングが存在しない}ため、
残念ながらAC/家庭用を問わずリー・ウーロン氏の目標は永遠に果たせない。
まぁアーケード版なら二周目以降は[[タイトル防衛戦>リトル・マック]][[だと思えば問題ないだろう>ポン]]。

後に&b(){MSXでのみ}発売された続編『イー・アル・カンフーII イーガー皇帝の逆襲』では、
彼の息子・李英(リー・ヤング/Lee Young)が主人公として活躍し、対人戦プレイが可能になっている。
ただし使えるキャラは、1P側はヤング固定、2P側は序盤の敵3人のうちどれかから選択、と決められている。
この作品では父親のリーは既に亡くなっているが、MSXのスロット2に前作を入れる事で、
息子がピンチの際にリーの亡霊が現れ、体力回復用の烏龍茶を落としてくれるという隠し要素があった。

余談だが『イーガーコーテー』の元ネタは「餃子の王将」の符丁で「餃子一丁」という意味の中国語だそうな
(ただし[[日本人発音>空耳]]なので[[本物の中国人>李典徳]]には通じないらしく、「イーガーグオティエ」の方が近いとか)。
「餃子は中国語だと[[チャオズ>餃子]]では?」と言う疑問に思う人が居るかもしれないが、
これは日本で言う「ぎょうざ=焼き餃子」を「鍋貼餃子(コーテー・チャオズ)」と訳したからである
(中国で単に餃子と言ったら日本で言う「水餃子(茹で餃子)」を指す)。

『イーアルカンフー』の方は中国語の「一二三四」である「イー、アル、サン、スー」から。
ニコニコ的にはヒャダイン氏の『イー・アル・カンフーで、ラップ』のネタにされている事で有名だろう。

ゲームボーイアドバンスで発売された『コナミアーケードゲームコレクション』にもアーケードの移植が収録されたが、
こちらは内容がアレンジされており(タイトルも何故か&b(){『イーアールカンフー』}になっている)、まさかの新キャラ追加。
隠しコマンドでブルースの後に女短剣使いビショウと大刀使いクレイマンが登場する(が、あまり強くない)。
さらに、通信プレイで&b(){好きなキャラを選んで対戦可能}と、かなり対戦格ゲーらしく進化している。
ちなみに携帯アプリ版では更に侍の新キャラ・カタナが増えてたりする。
#image(Yie_Ar_Kung-Fu_GBA.png,title=キャラクターセレクト画面。左上がリー・ウーロンさん(美化)、右上が新キャラのビショウ)
|全キャラの技紹介&br()&youtube(https://www.youtube.com/watch?v=FpQBzotKgKM){320,240}|

また『セクシーパロディウス』にもファミコン版のリーが[[敵としてゲスト出演している。>ゴエモンインパクト]]
もちろん[[BGM]]も『イー・アル・カンフー』のアレンジ。
|8:58辺りから登場&br()&nicovideo(sm99280)|

1993年に登場した『[[マーシャルチャンピオン]]』は元々は『イー・アル・カンフー2』として制作されていたらしく、
メイン主人公である[[陣>陣(マーシャルチャンピオン)]]は&s(){日本人だが}リー(ファミコン版)を思わせる格好をしている。
しかし最終的には一切関係の無い作品となった。

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**MUGENにおけるリー・ウーロン
MUGENでは、ファミコン版リーとアーケード版ウーロンの両方が存在している。

***リー
#image(Lee.gif,title=いちにのかんふう)
#region(NRF氏製作)
-&b(){NRF氏製作}
[[ライユー]]や[[ダルシムズ]]、[[コンバット越前]]などの製作者であるNRF氏によるリー。
元のゲームの仕様をそのまま持ってきており、それを&b(){強制的に相手にも押し付けるため}現在の格ゲーとは全く違う戦い方となっている。
-[[ステージ]][[BGM]]が鳴らずに原作のBGMが鳴る
-攻撃を9回当てると倒せる。&b(){相手も自分も}
-攻撃が当たると互いに一瞬無敵になる。&br()[[ウッドマン]]や[[ヒートマン]]などの『[[ロックマン]]』のボス(死門氏製)や[[夫氏>神夫]]の[[マスクドデデデ>デデデ大王]]あたりを想像すると分かりやすいかもしれない
-&b(){全技の発生が1[[F>フレーム]]}
-でも攻撃[[判定]]がものすっごく小さく、手や足の先にしかない。薄い相手に密着しながら足払いを出すとスカるぐらい小さい
-[[壁]]に向かってジャンプすると跳ね返る
-接触判定が無いため互いに相手をすり抜ける事が可能
-攻撃で相手の飛び道具をかき消せる
-原作の[[スプライト>ドット絵]]をそのまま使っているので[[ムチャクチャ小さい>ちびキャラ]]。ただ、こちらはdefファイルをいじる事によって大きさの変更が可能。&br()1~3倍まで変更する事ができ、3倍で大体[[カンフーマン]]と同程度の大きさになる。

またNRF氏のお遊び要素として&b(){一部[[カラー>カラーパレット]]でまたやらかしている}他、[[ゲージ]]本数が[[ウルトラマグナス]]と同じになっている。
具体的には&color(red){&b(){2,147,483本。}}要はカンストである。
リーはゲージ技がなく、ゲージを貯める事も出来ない上に、前述の仕様があるのでマグナスよりはましかも知れないが…。
元の仕様がシンプルなため分かりにくいが[[AI]]もきちんと搭載されており、小ささと仕様を駆使した戦法は中々強力。
[[人操作>プレイヤー操作]]で同キャラで挑むと[[原作のゲームをやっている>原作再現]]ような感覚に…って[[原作でやれ!!>○○でやれ]]
|参考動画&br()&nicovideo(sm14054829)|

#endregion
#region(crisk氏製作 アレンジ仕様)
-&b(){crisk氏製作 アレンジ仕様}
格ゲー風にアレンジされており、操作はカプコン風6ボタン。原作には無かった[[通常投げ]]も持っている。
パンチを連打したり、ドラを蹴って音波で広範囲を攻撃したり、中々楽しいアレンジを多数搭載。
攻撃判定もそれなりに広く、きっちり尖端を当てないと空振りするという事は無い。
技の各モーションが速く鋭く、前進しながら弱パンチをタイミング良く出していくと[[永久]][[コンボ]]になってしまう。
AIは搭載されていない。

crisk氏のサイトでは大量のイーアルカンフーキャラが製作されており、アーケード版の敵や、ファミコン版の敵、
MSX版の息子リー・ヤングやイーガー皇帝の敵キャラ達なども存在する。
&nicovideo(sm8945882)
#endregion

***ウーロン
#image(Oolong.gif,title=ハイッ!)
#region(=TOCH=氏製作)
-&b(){=TOCH=氏製作}
こちらはアーケード版を再現したもの。
アーケード版の操作そのままサイズを拡大しており、さらにダッシュとガードを追加。
また、[[飛び道具を持った敵相手に戦う>お覇王]]ため&b(){原作の敵から武器を奪って}手裏剣・扇子・鎖を使用する。
#endregion

|夢の対決:ウーロンVSリー&br()&youtube(https://www.youtube.com/watch?v=7H4SmwI_9Dg){320,240}|

***出場大会
****【リー】
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''更新停止中''
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****【ウーロン】
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''未分類大会'' (「リー・ウーロン」でタグを付けてしまったもの)
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//***出演ストーリー

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//タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください)
//主人公,中国人,半裸,中国拳法,カンフー,茶髪,桃色,青色

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