コマンド - 代表的なコマンド

「コマンド - 代表的なコマンド」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

コマンド - 代表的なコマンド - (2020/03/12 (木) 10:20:07) のソース

//CMDでの記述は元作品の仕様次第で変わるので一律に決められるものでもないかと
//というか書式守った上で編集お願いします
様々な作品において頻出の[[コマンド]]で、格闘ゲームにおいて基本的なコマンドと言える。
初出の[[必殺技]]名が通称に使われる事が多く、他作品であってもコマンドの説明に使われている。
***必殺技系
:↓↘→+ボタン|初出は『[[ストリートファイター]]』の[[リュウ]]と[[ケン]]の「[[波動拳]]」。通称&b(){「波動」}。
海外では"&b(){Q}uarter &b(){C}ircle &b(){F}orward" / &b(){"QCF"}と呼ばれる。
最もメジャーなコマンドであり、[[飛び道具]]や突進技を中心に様々な技に割り振られている。
:↓↙←+ボタン|同じくリュウとケンの「[[竜巻旋風脚]]」が初出。通称&b(){「竜巻」}。波動コマンドを左右逆にしたものなので&b(){「逆波動」}とも。
海外では"&b(){Q}uarter &b(){C}ircle &b(){B}ack" / &b(){"QCB"}と呼ばれる。
「↓↘→」と同じく、突進技や飛び道具を中心に多種多様な技に使用されている。
:→↓↘+ボタン|これも同じく「昇&b(){竜}拳(現:[[昇龍拳]])」が初出。通称としては&b(){「昇竜」}と表記される事が多く、CAPCOM公式でもこちらの表記を使用している。
海外では『I』での海外名から取って"&b(){D}ragon &b(){P}unch" / &b(){"DP"}と呼ばれる。
対空技(対空投げを含む)に使われる事が多い。たまに移動技に割り振られる事も。
入力方向が連続していないため、格闘ゲーム初心者が[[つまずきやすい>暴発]]ポイントでもある。合言葉は&b(){「歩きながら波動拳」}。
コマンドが簡略化されたゲームでは、このコマンドそのものが存在しない事も多く、
この場合は全て(または一部を除いた)の必殺技のコマンドが「↓↘→」と「↓↙←」(作品によっては「↓↓」が加わる)で統一されている事が多い。
:←↓↙+ボタン|初出は『[[スーパーストリートファイターII>ストリートファイターII]]』の[[フェイロン]]の「熾炎脚」だが、「→↓↘」を逆にしたものなので、通称も&b(){「逆昇竜」}である。
海外でも同様に"&b(){R}everse &b(){D}ragon &b(){P}unch" / &b(){"RDP"}と呼ばれる。
「→↓↘」に比べ、ガードから入力しやすいのが特徴。
用途としては移動技や当身技を中心に、変則的な突進技、対空技、飛び道具と多岐にわたる。
:←↙↓↘→+ボタン|初出は『ストII』の[[ダルシム]]の「ヨガフレイム」。通称&b(){「ヨガ」}。
海外では"&b(){H}alf &b(){C}ircle &b(){F}orward" / &b(){"HCF"}と呼ばれる。
「↓↘→」や「↓↙←」と同様の用途に加え、[[コマンド投げ]]に当てられる事が多い。
:→↘↓↙←+ボタン|「←↙↓↘→」の逆入力版なので、通称も&b(){「逆ヨガ」}。
海外でも"&b(){H}alf &b(){C}ircle &b(){B}ack" / &b(){"HCB"}と呼ばれる。
『[[ZERO2>ストリートファイターZERO]]』以降では&b(){ヨガフレイムを出すコマンドが「逆ヨガ」コマンドに変わっているが、&br()コマンドとしての「ヨガ」の意味は変わっていない}という、ややこしい事態になっている。
:←タメ→+ボタン、↓タメ↑+ボタン|いわゆる&b(){「[[タメ技]]」}。海外でも単に&b(){"Charge"}と呼ばれる。
「タメ」とは、一定時間レバーを入れっぱなしにするという事である。
横タメは飛び道具や突進技に、下タメは対空技に使われやすい。
タメ系の必殺技を多く持つキャラは&b(){「タメキャラ」}と呼ばれる。
初出の『ストII』では[[8人>エドモンド本田]][[中>ブランカ]][[4人>春麗]]、『II'』以降を含めると[[17>M・バイソン]][[人>バルログ]][[中>ベガ]][[8人>ディージェイ]]がタメ技を所持しており、特に[[ガイル]]はその代表格。
↙方向にタメると←と↓タメが兼用される事が多いが、技や作品によってはきちんとその方向にタメないとだめな事も。
タメ技はそのコマンド上、連発は出来ないものの、その分隙が少なく性能の良いものがそれなりに多い。
:レバー1回転+ボタン|同じく『ストII』の[[ザンギエフ]]の「スクリューパイルドライバー」が初出。
海外では&b(){"360"}と呼ばれる。"&b(){S}pinning &b(){P}ile&b(){d}river"を略した&b(){"SPD"}と呼ばれる事も。
基本的に強力な[[コマンド投げ]]にのみ使われており、CAPCOM系のゲームに多い。
&b(){「回転方向は不問」「どの方向から入力開始するかも不問」}というのが特徴。後述の「→←↓↑」のように&b(){「入力順も不問」}という作品もある。
コマンドの関係上、入力中に必ずジャンプしてしまうと思われていたが、
実際は360度(例:↑→↓←↑)ではなく&b(){270度(例:→↓←↑)}で出る事が発見され、[[立ちスクリュー>コマンド投げ]]と呼ばれるテクニックが生まれた。
作品によっては「→↘↓↙←↖」のように、最後の方向を斜めに変えても出す事が可能。
レバーでは出しやすいが十字キーやキーボードでは出しにくいコマンドの一つ。
:ボタン連打|これも初出は『ストII』の「[[百裂張り手>エドモンド本田]]」「[[エレクトリックサンダー>ブランカ]]」「[[百裂キック>春麗]]」。
操作の通り、パンチや蹴りを連発する技が多い。
連打というコマンドの都合上、制御しづらい技系統として扱われる。最近ではあまり見かけなくなった。
:ボタン同時押し|これまた『ストII』のザンギエフの「ダブルラリアット」が初出。「PPP」や「KKK」のように表記される。
共通システムとして、通常投げや吹き飛ばし攻撃等の[[特殊技]]に割り振られているケースが多い。
その他に「↓↘→+PP」というふうに通常のコマンドとの併用で[[強化必殺技>ストリートファイターIII]]や[[超必殺技]]などが出る[[作>ジョジョの奇妙な冒険]][[品>アカツキ電光戦記]]もある。
なお、『[[アカツキ電光戦記]]』の最終特別攻撃(3ゲージ超必殺技)は、一部を除いて全キャラ共通でこの形式(A+B+C)である。
比較的[[暴発]]が起きにくいコマンドだが、コントローラーの種類やボタン配置によっては出しにくくなってしまう事もしばしば。
また、PCのキーボードはキーの同時押しを2つまでしか認識しない事も多く、その場合はボタン3つ以上を押す技は出せないため
PCゲーム(MUGEN含む)をプレイする際は注意しよう。ジョイスティックやゲームパッドを使用する場合は特に問題ない。
:↓↓+ボタン|初出は恐らく『[[あすか120%]]』。他には『[[ストリートファイターIII]]』(1st・2nd)での「リープアタック」が挙げられる。
主に21世紀に入ってから多用されているコマンド。
ベルトスクロールアクションでのテクニックなどで使われている事が多い事もあり、格闘ゲームの経験が無い人にも出しやすい。
またPCを媒体とするゲームの場合、キーボードでは斜め入力がしにくいという事情から採用されているケースが多い。
業務用ゲームにおいても採用されている作品が多く見られる。
移動技や自己強化技に多く、『[[東方萃夢想]]』の「霊撃」のようにゲーム中で共通する行動に割り振られるケースも少なくない。

----
***超必殺技系
「スーパーコンボ」をはじめとした[[超必殺技]]は、通常の必殺技よりも強力な分、コマンドも複雑になっている事が多い。
多くは前述の必殺技の組み合わせで呼ばれる(逆ヨガ×2など)。
:↓↘→↓↘→+ボタン|&b(){初出は「[[ワールドヒーローズ]]』の「[[ダブル烈光斬>ハンゾウ]]」と「[[ダブル烈風斬>フウマ]]」}だが、
メジャーになったのは『スーパーストリートファイターIIX』の「[[真空波動拳>リュウ]]」と「[[烈火真拳>フェイロン]]」から。
通称も&b(){「真空」}や&b(){「真空波動」}と呼ばれる事が多い。
:↓↙←↓↙←+ボタン|初出は『[[ストリートファイターZERO]]』のリュウの「真空竜巻旋風脚」。通称も&b(){「真空竜巻」}。
:→←↙↓↘→+ボタン|初出は『[[龍虎の拳]]』の[[リョウ>リョウ・サカザキ]]と[[ロバート>ロバート・ガルシア]]、そして[[Mr.カラテ]]の「[[覇王翔吼拳]]」。超必殺技コマンドの元祖である。
「覇王」と呼ばれたり呼ばれてなかったり。
:→↘↓↙←→+ボタン|初出は恐らく『[[ワールドヒーローズ2>ワールドヒーローズ]]』の[[出雲良子]]の「空中巴二段投げ」。
上の「→←↙↓↘→」のレバー入力順をそのまま逆にしたもの。
SNK系のゲームを中心に[[コマンド投げ]]に使われるケースが多く(先述の回転コマンドの代用か?)、
『[[GUILTY GEAR]]』シリーズでは覚醒必殺技によく見られる他、『[[風雲スーパータッグバトル>風雲黙示録]]』では全キャラ共通の逆転技コマンドとして採用されている。
:↓↙←↙↓↘→+ボタン、↓↘→↘↓↙←+ボタン|初出は『龍虎の拳2』の「[[龍虎乱舞]]」と「[[斬鉄波>如月影二]]」(コマンドはどちらも後者)。
後述の「↓↙←↙→」と似ているが、出しやすさ・分かりやすさから、現在はこちらの方が様々な作品で定着している。
:←↙↓↘→←↙↓↘→+ボタン、→↘↓↙←→↘↓↙←+ボタン|初出は『スパIIX』のダルシムの「ヨガインフェルノ」(当時のコマンドは前者)。
KOFで主に投げ超必殺技のものが多く見られる。
:←タメ→←→+ボタン|同じく『スパIIX』の「[[鬼無双>エドモンド本田]]」「[[グランドシェイブローリング>ブランカ]]」「[[千裂脚>春麗]]」
「[[ソバットカーニバル>ディージェイ]]」「[[クレイジーバッファロー>M・バイソン]]」「[[ニープレスナイトメア>ベガ]]」が初出。
CAPCOM系に多く他作品には殆ど使われていないが、タメ系の突進型超必殺技コマンドとしては一番メジャー。
:↙タメ↘↙↗+ボタン|これも『スパIIX』の「[[ダブルサマーソルトキック>ガイル]]」と「[[ローリングイズナドロップ>バルログ]]」が初出。
&b(){最後の↗は↖か↑に変えても構わない}。三角形を描くように入力する事から&b(){「三角タメ」}とも呼ばれる。
下要素から初めて最後に上要素に持っていく事から察する通り、こちらは対空系に多い。
斜め入力ばかりという、十字キーやキーボードでの入力が難しいコマンドの筆頭格。
:レバー2回転+ボタン|これまた『スパIIX』の「[[ファイナルアトミックバスター>ザンギエフ]]」と「[[ダブルタイフーン>サンダー・ホーク]]」が初出。最近では「祖国」とも。&size(8){言われて無いかも}
&b(){上方向を2回入力する}という、実践上で直接出すのがまず無理なコマンドの筆頭格で、こちらもほぼ投げ技系にのみ使われている。
:順押し系(例:弱P・弱P・→・弱K・強P)|&b(){初出は『[[ヴァンパイア]]』の[[モリガン>モリガン・アーンスランド]]の「ダークネスイリュージョン」}だが、有名になったのは『ストZERO』の[[豪鬼]]の「[[瞬獄殺]]」から。
『ヴァンパイア』シリーズには他にも多くの順押しコマンドがあるが、やはりというか上2つの「弱P・弱P・→・弱K・強P」が最もメジャー。
なお順押し系はレバー入れっぱなしでは成立せず、レバーを入れたあと一度ニュートラルにしなければならない事が多い。
:目押し系(例:→↘↓↙←→+A・A・B・C・C・C・B・C・↓↙←+C)|初出は『[[リアルバウト餓狼伝説>餓狼伝説]]』の[[ギース>ギース・ハワード]]の「[[デッドリーレイブ]]」。
コマンド入力から&b(){技の成立後の展開として、ボタン(レバー)を順に目押ししていく}というもの。目押しに失敗すると技はそこで止まる。
必殺技の他、システムとして取り入れられた作品もある。詳しくはデッドリーレイブの項目を参照。

----
**その他のコマンド
代表的とまでは言えないが、複数の作品で見かけるコマンド。
//申し訳ないですが、レイアウトを考えるというのは「(少なくとも)このページで統一させる」という事です
:ボタンホールド後に離す|初出は『ストII'』の[[M・バイソン]]の「ターンパンチ」。&b(){「ボタンタメ」}とも呼ばれる。
特定のボタンを押しっぱなしにし、離した時に出る技。溜めなくてもすぐに出せるものと一定時間溜めないと出せない物がある。
たまに誤解されるが、ボタン押しっぱなしの間自由行動できるものを指し、コマンド入力後に溜めを行うものとは異なる。
押しっぱなしにしているためその間はタメるボタンを使う行動が制限されるが、タメに応じて威力や性能が上がるものがほとんど。
また、「↓↘→+ボタンホールド後に離す」といった「レバー入力後にボタンを押しっぱなしにして放す」コマンドの必殺技も存在する。
奇異な例として、『[[バトルクロード]]』では全ての[[必殺技]]のコマンドがこれに相当する。
:→←→+ボタン|初出は『[[龍虎の拳]]』の「[[暫烈>リョウ・サカザキ]][[拳>Mr.カラテ]]」と「[[幻影脚>ロバート・ガルシア]]」。
あまり一般的ではないが、特徴的なせいか複雑なコマンドの説明に使われたりする事も(「波動+暫烈」など)。
:↓↙←↙→+ボタン|初出は『[[餓狼伝説2>餓狼伝説]]』の「[[パワーゲイザー>テリー・ボガード]]」と「[[鳳凰脚>キム・カッファン]]」。作品によっては「↓↙←→」や「↓←→」などの省略コマンドで出る事も。
「後ろ方向から一気に前」というレバーの動きと技の性質が合致したコマンドとして人気がある。
現在は類似コマンドの「↓↙←↙↓↘→」に取って代わられる形であまり見られなくなったが、こちらの方が歴史は長い。
:↙→↘↓↙←↘+ボタン|初出は『餓狼伝説SPECIAL』のギースの「[[レイジングストーム]]」。
見ての通り難易度は高いが人気も高く、数は多くないもののロマン溢れるコマンドである。
&b(){「実用性はあるが面倒臭い。かといって代用コマンドにされるとそれはそれで寂しい」}とよく言われる。
「レイジングストーム」に倣ってか、対空系の超必殺技に使われるケースが多い。
:↓↘→↓↘+ボタン|初出は『スパIIX』の「[[昇龍裂破>昇龍拳]]」「[[スピンドライブスマッシャー>キャミィ]]」「[[タイガージェノサイド>サガット]]」。
「↓↘→↓↘→」とほぼ同じだが若干短い。恐らく最後に「↘」で止める事を模したものと思われる。
最近ではCAPCOM系でも全く見られなくなり、「↓↘→↓↘→」の簡易入力として面影を残しているくらい。
ちなみに「[[X-MEN>X-MEN Children of The Atom]]」での[[豪鬼]]の「滅殺豪波動」と「滅殺豪昇龍」は最後の「→」があるかないかで[[暴発]]する事が非常に多かった。
//滅殺豪昇龍は623623P(昇龍拳2回。最初に6が必要)だったような
:→←↓↑+ボタン|初出は『餓狼SP』の[[ビッグ・ベア>ライデン]]の「ベアボンバー」。[[妖怪腐れ外道]]の「外道の烙印押し」もこのコマンド。
1回転コマンドの発展形に相当し、1回転を認識するためのレバー入力を必要最小限で取り出したもの。
SNK作品以外では、『[[ドラゴンボールZ超武闘伝2>ドラゴンボール]]』の「メテオスマッシュ」の大半がこのコマンドになっている。
:↑↗→+ボタン|初出は『ヴァンパイア』の「[[空中ソウルフィスト>モリガン・アーンスランド]]」「[[空中ビーストラッシュ>ガロン]]」「[[骸封じ>ビシャモン]]」。
波動コマンドを上下逆にしたコマンドで、ジャンプから即座に出しやすいという特徴がある。
『ヴァンパイア』シリーズや『MARVEL SUPER HEROES』および『[[VS.>MARVEL VS. CAPCOM]]』シリーズの空中必殺技にいくつか見られるぐらいで、
他のゲームには殆ど普及していない。
『セイヴァー』では廃止され、通常の波動コマンドに差し替えられてしまった。
:←↙↓+ボタン|初出は『[[ファイターズヒストリー]]』の[[溝口誠]]の「虎流砕」。有名どころでは[[ナコルル]]の「アンヌムツベ」などが該当。
先述の半回転コマンドの短縮形と思われるが、勢い余って波動コマンドに化けやすいという罠もある。
コマンドの関係上、『[[ストリートファイターZERO]]』の「ZEROカウンター」など[[ガードキャンセル]]系の行動に割り振られる事が多い。
シリーズごとに見ると、『[[Eternal Fighter Zero]]』には比較的多く見られる。
:↓→↘+ボタン|初出は『ワールドヒーローズ』の[[ブロッケン]]の「ハリケーンアーム」。
昇龍コマンドを90度反転させたものに相当するが、普及の度合いは雲泥の差。
有名なものとしては、[[デミトリ>デミトリ・マキシモフ]]の[[ロマン技]]であり、世の紳士たちの喝采を浴びた「[[ミッドナイトブリス]]」が挙げられる。
//海外での略称も追加してみました。自分も最初意味が理解できなくて苦戦したたちなので。
----