カタストロフィー

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カタストロフィー - (2021/09/15 (水) 19:25:19) のソース

#image(ff5_catastrophe.png,title=ベアード様でもシュマちゃんでもねーから!)

&font(22,b,i,#4e4949){「オオオオオオオン……!}
&font(22,b,i,#4e4949){ ソ、ソ、ソンナニ、重力ニ抗ウナラ、飛バシテクレル!」}

スクウェア(現スクウェア・エニックス)のRPG『ファイナルファンタジーV』(以下FF5)に登場するボスモンスター。 
1000年前に「無」の力と共に「次元の狭間」に封じられた邪悪な魔物達の1体で、他の仲間共々[[エクスデス]]に封印を解かれてその配下となる。
名前の「カタストロフィー(catastrophe)」は「大きな破滅」や「大災害」といった意味である。
外見は&s(){[[バックベアード>鬼太郎]]}[[触手をニョキニョキ生やした一つ目>シュマゴラス]]の真っ黒い球根、とでも言うべき異形の姿。
いかにも鈍重そうな見てくれだが、戦闘前のイベントで[[凄まじいがぶり寄り>四条雛子]]を披露しているのを見るに、意外と機敏に動ける様だ。

ラストダンジョンである次元の狭間の入口にて、他の仲間達と共にバッツ達へ宣戦布告した後、
後半エリア「次元城」の地下牢内にて待ち構えており、牢の扉越しに話しかけると戦闘へ突入する。
&s(){待ち伏せするにしても何でわざわざ牢屋の中に入ってたんだろうか}
重力を操る能力があるらしく、戦闘時は大ダメージの地属性全体攻撃「[[アースシェイカー>久保田潤]]」を連発し、
「レビテト」で宙に浮いて回避しようとすれば「じゅうりょく100」で引き摺り下ろして来る。
更に強力な通常攻撃に加え、単体を[[石化>無界]]させる「あくまのひとみ」も低確率ながら使用…と無駄な行動が一切無い。

…こう書くと終盤のボスに相応しい実力者に思えるが、ぶっちゃけ&b(){弱い}。[[こいつ>クレイクロウ]]よりはマシだがそれでも弱い。
//人によってはクレイクロウよりも弱く感じるかも?
と言うのも、&b(){「レビテト状態の仲間が1人でもいれば「じゅうりょく100」しか使って来ない」}という致命的な弱点があるためである。
そのため、パーティー内にレビテト役が1人いれば単なる[[サンドバッグ>サンドバッグくん]]と化してしまう。
#region(レビテト!重力100!)

#image(ff5_rebiteto.png,width=450,title=石塚祐子(現・石塚2祐子)氏画。当時から良く知られた呆れるほど有効な戦術)
上記の画像はNTT出版より出版された攻略本『ファイナルファンタジー5 冒険ガイドブック』に掲載されていた攻略漫画。
その絶妙なインパクト故に当時から現在に至るまで知名度が高く、AAまで作られていたりする。
#region(AA)
#aa{{
                                      lヽ    r',.⊃   ,. -っ
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|    レビテト!  /     |    重力100!     |   l :/   r、 丶ヽ ,ィ ヽヽ
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     <__  l_ノ l (   _/   レビテト!  |    r'´ヽヽ、: : : : : :,ィ': :j : : : :ヽ_;イ
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    レ ビ テ ト っ て       ヽ  >                < / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄丶
    言 っ て る で し ょ ?    l  >、 __ ヘ_/\    _r── |    いまのうちに     |
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    聞 い て る ?  ね ?    |   ヽ \_ヽ⌒ y' >   /:r-、ヽ \     ─な!  /
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}}
#endregion

#endregion
おまけに「じゅうりょく100」は反射可能なので、「リフレク」をかけておけば更に盤石。
というかいちいちこれらをかけ直さずとも、あらかじめ浮遊させた仲間に「リフレクトリング」を装備しておけば、負ける要素は微塵も無くなる。
トドメにリフレクトリングは&b(){次元城内に出現する}ザコから容易に入手可能という…&b(){いじめか。いじめなのか。}
この他に「くろのしょうげき」→「レベル5デス」のコンボで瞬殺するという方法もある。
|更にこんな方法も…&br()&nicovideo(sm1325425)|

一応彼(?)の名誉のために付け加えておくと、
『FF5』に登場するボス達は耐性が隙だらけな者が多く、「対処法が分かっていれば楽勝」というのは何もカタストロフィーに限った話ではない。
次元の狭間で戦うボスの中には、耐性が無いので[[斬鉄剣>オーディン]]で斬殺されたり、&b(){「[[じばく>ルガール・バーンシュタイン]]」をラーニングして自ら爆死}したり、
天敵の[[イフリート]]にビビり倒して&b(){ガクブルする}ヘタレ野郎と化したりと、もっとアレな倒し方が存在する連中もいる。
それでも今に至るまでネタにされ続けるのは、ひとえに終盤のボスにしてはあまりに単調な行動パターンと、そのインパクトある容姿&s(){と上記の攻略本}故だろうか。
…まぁ上記の攻略法を知らなかったとしても、HPが19997と終盤のボスにしては低め(ちなみに[[こいつ>アトモス]]と同じ数値)なので、
回復さえ怠らなければゴリ押しで割と何とかなってしまうのだが。
#region(とはいえ回復を疎かにしたり、戦術を誤ると…)
|あっという間に全滅させられる(14:20~)&br()&youtube(https://www.youtube.com/watch?v=sp6l2VpXbL0){320,240}|
#endregion

余談だが、カタストロフィーがいる地下牢には他にも「アルテ・ロイテ(×6)」に「[[アポカリョープス>アポカリプス]]」(なお「じばく」で死ぬのはこいつである)、
この時点では戦闘にならないが、女性に化けている次元城の城主「ハルカリナッソス」といったボス達がひしめいている。
…が、何故か揃いも揃って&b(){牢の中にいる}。
[[戦隊モノの悪の軍団>次元戦団バイラム]]よろしく宣戦布告までした連中が、何で仲良く地下牢に収まっているのか、
というかそもそも&b(){スルーされたらどうするつもりだったのか}&link_anchor(*1){*1}。全ては謎のままである。
アポカリョープスに至っては事前にバッツ達と顔合わせをしているにも拘らず、
「お前らが[[クリスタルの戦士>レナ・シャルロット・タイクーン]]だっけ?(意訳)」などと聞いてくる[[ボケ老人>ジョセフ・ジョースター]]のごとき体たらくであった。
[[無能な部下>ギルガメッシュ]]に代わって新たな手駒が手に入ったとホクホクしていたであろう、エクスデスの胸中や如何に。

#region(他のナンバリングタイトルでは)
#image(ff5_catastrophe2.png,title=つぶらな瞳)
『FF5』以降では『ファイナルファンタジーX』に良く似た名前の別人「カタストロ&b(){フィ}」が登場する程度であったが、
オンラインゲーム『ファイナルファンタジーXIV』のレイドダンジョン「次元の狭間オメガ」にて久々に登場。第2層のボスを務める。
『FF5』でのデザインまんまでグネリグネリ動くCGになった姿はかなりキモい。
重力を操る能力にも磨きがかかり、行動パターンも『FF5』時代とは比較にならないほど多彩になっている。
レビテト状態の相手を狙い撃ちする技や、逆に相手を空高く浮かせる技(その名も&b(){「重力マイナス100」})までも習得、
高難易度レイドダンジョンのボスに相応しい猛攻でプレイヤー達に襲いかかる。もう[[ザコ]]なんて呼ばせない!
…後者の技を使う際にページ冒頭の台詞を言い放つ辺り、本人も相当気にしていたご様子である。

なお、この次元の狭間オメガにはハルカリナッソスやアルテ・ロイテといった、かつての&s(){牢屋仲間}御同輩もボスとして登場する。
&size(8){&color(gray){アポカリョープス?誰だっけそいつ。}}
無論、最深部の第4層で待ち受けているのは上司の[[あのお方>エクスデス]]である。
#endregion

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**MUGENにおけるカタストロフィー
seki-rou氏が原作ドットを使用して製作したものが存在し、2017年6月より公開されている。
HSR氏の[[オメガ]]や[[神竜]]を改変して作られており、ATBゲージが満タンになると攻撃を行える仕様。
常時[[ハイパーアーマー]]でその場から動けず、1ラウンド勝つと自動的に勝利となる点も同様。
体力は原作と同じ&b(){19997}とべらぼうな数値だが、防御力が[[紙]]なので並キャラの攻撃力でもガンガン削っていける。

攻撃手段は通常攻撃、「アースシェイカー」、「あくまのひとみ」、&s(){代名詞の}「じゅうりょく100」の4つで、これまた原作に忠実。
この内アースシェイカーはオメガの「[[じしん>大ナマズ]]」の劣化版だが、それでも通常のキャラなら3回ほど喰らえば昇天する威力を誇る。
[[全地上判定]]かつガード不能だが、出がかりの一瞬しか攻撃判定が無いので、タイミング良く&s(){レビテト}ジャンプしておけば安全である。
「あくまのひとみ」は同じくガード不能で&b(){[[即死>即死攻撃]]}とかなり凶悪な性能。通常攻撃のみガード可能だが、威力が非常に高い。
「じゅうりょく100」は言わずもがな、空中にいる相手を強制的に地上へ引きずり摺ろす効果がある。
&s(){MUGENではあんまり意味無いけど。そして倒すとしょぼいアイテムをドロップする点まで原作に忠実である}

[[AI]]もデフォルトで搭載されており、原作の行動パターンが忠実に再現されている。
…つまりアースシェイカー発動前にジャンプして「じゅうりょく100」を誘い、後は再度溜まる前に殴るのを繰り返すだけでハメ殺せてしまうという事なのだが。
タッグ戦においても相方が&s(){レビテト}空中にいれば原作同様のサンドバッグが完成する。なんという[[原作再現]]。

…と言ってられるのはプレイヤー操作で戦った場合であって、
AI戦では大抵のキャラがアースシェイカーで吹っ飛ばされ、「あくまのひとみ」で石像にされてしまう。&s(){原作での弱さが嘘の様だ}
[[プレイヤー操作]]時でもジャンプのタイミングを誤るとアースシェイカーの餌食となる。
発動直後ではなく、ATPゲージが溜まりきる直前に跳ぶのがポイント。あまり早すぎると今度は「あくまのひとみ」が飛んでくる危険性があるので要注意。
また、[[ニュートラルポーズで飛んでいて>ペットショップ]][[足払いが当たらない様なキャラ>烏丸瞳]]であっても、試合開始時点の高度ならば直撃する。
…いずれにしろ、対処法さえ分かってしまえば楽勝なのは原作と同じなのだが。
更にアーマー持ちには成す術が無いなど、相手との相性次第では完封されてしまうのも改変元と同じだったりする。現実は非情である。

***出場大会
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#co(){
''更新停止中''
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''凍結''
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}
//***出演ストーリー

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&aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}}
実際にアルテ・ロイテ達とアポカリョープスはスルー出来てしまったりする。
後者に至っては戦闘前の質問に「いいえ」と答えれば見逃してくれる始末。やる気無さすぎである。
とはいえ彼を倒さないと次元城内のセーブポイントが開放されないため、縛りプレイでもなければ倒される運命にあるのだが。

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//魔物,単眼,触手,地震攻撃,中ボス,ボスキャラ,弱キャラ