ソリッド・スネーク





 「待たせたな!」

コナミのスニーク(潜入)アクションゲーム『メタルギア』及び『メタルギアソリッド(MGS)』シリーズの主人公。
声は 大塚明夫 氏。
英語吹き替え版では映画『ウォッチメン』『X-MEN』の脚本や『カリオストロの城』のルパン三世を演じたDavid Hayter氏。

なおスニークアクションゲームとして『メタルギア』が誕生した理由は、『』や『魂斗羅』みたいなゲームを作れと言う命令に対し、
生みの親である小島秀夫氏が担当していたMSX2では性能的に厳しいと言う理由で「敵が少なくても成立するゲーム」という苦肉の策から。
更には小島氏自身「望んでMSXゲーム開発室に配属されたわけではない」と言う、正に「怪我の功名」状態で人気ゲームデザイナーに上り詰めたのである。
言い換えると、もし小島氏が希望通りファミコンゲーム開発室やアーケードゲーム開発室に配属されていたら、
もしMSX2がスーパーファミコン並みの性能を持っていたら(ただしスーファミの登場は本作発売から4年後である)、
『メタルギア』は誕生していなかったかもしれないのだ。
なお『メタルギア』は翌年(=スーファミ登場より3年前)にファミコンへ移植されたものの、別部署で製作されたため小島氏が関与しておらず、
配置ミスで敵兵を回避出来ない箇所が複数あるなどステージ構成が改悪されており、小島氏公認クソゲー扱いを受けている
ところが、日本とは逆にアメリカでは大ヒット、『スネーク・リベンジ』と言うアメリカ独自の続編まで作られた(こちらも小島氏は関わっていない)。
そして『リベンジ』に対抗して小島氏が作ったのが『2』なので、ファミコン版はシリーズ存続を決定付けた作品と言えなくもなかったりする。
『2』の後は『ソリッド』が出るまでの8年間音沙汰無しだったけど
他にも、大塚氏にオファーが来た切っ掛けは小島氏が『機動戦士ガンダム0083』におけるアナベル・ガトーの演技を気に入った事だったりする。
余談だがスネークの外見は大塚氏に非常によく似ており、『ピースウォーカー』の発売イベントにて氏がバンダナを着けていた際には、
まんまスネークにしか見えなかったと評判であった。
…尤も無印のパッケージイラストがカイル・リースで、『2』の顔グラがジョン・ランボー(ビッグ・ボスはヘンリー・ジョーンズ)だった事を考えると、
狙ってやった可能性も考えられるが。


キャラクター設定

身長182cm、体重75kg。
六ヶ国語に精通し、IQは180。アメリカ陸軍軍人からCIAの秘匿工作員となり、
後に傭兵、反メタルギア組織の構成員として各種の事件に関わっていく。
19歳前後でアメリカ陸軍特殊部隊グリーンベレー隊員としてイラク西部に潜入した湾岸戦争が初陣とされ、
後に特殊部隊FOXHOUNDに入隊している。

いかなる状況下においても任務をこなす、隠密潜入のエキスパート。
FOXHOUNDの新人隊員でありながら軍事要塞アウターヘブンに単独潜入、新兵器メタルギアを破壊し、これを陥落させた(『メタルギア』)。
この一件から伝説の英雄「不可能を可能にする男」と呼ばれるようになる。
続いてアウターヘブン残党による「ザンジバーランド蜂起」に際して再び潜入任務を遂行。
改良された新型メタルギアとの死闘や思わぬ敵たちとの対決を経て、武装要塞国家ザンジバーランドを陥落させた
(『メタルギア2 ソリッドスネーク』)。

一度退役し孤独な隠遁生活を送っていたが、同じ顔とコードネームを持つ男「リキッド・スネーク」率いる、
新生FOXHOUNDが引き起こしたシャドーモセス事件解決のため、
アラスカの自宅から半ば拉致されるような形で任務に引きずり出される(『メタルギアソリッド』)。
メタルギアREX開発者であったオタコン(ハル・エメリッヒ)と共にシャドーモセスを生き延びた彼は、
今度こそ軍籍を捨て去り、この一件の残党によって世界中に製造技術が流出したメタルギアとその亜種を根絶するために、
反メタルギア財団「フィランソロピー」を組織する(『MGS2 サンズ・オブ・リバティ』。ただ、本作の主人公は後進の若手である「雷電」)。*1
そしてネイキッド・スネーク(後述)による前日譚の『MGS3 スネークイーター』を経て、
シリーズ最終時系列作『MGS4 ガンズオブザパトリオット』で再び主役として登場。
急速に迫り来る老化と戦いながら「オールド・スネーク」として最期のミッションに挑んでいる。

なお、『メタルギア ゴーストバベル』や『メタルギアアシッド』でも主人公を務めるが、
こちらはパラレルワールドであり『ソリッド』シリーズとストーリーは繋がらない
(代わりに『ゴーストバベル』→『アシッド』と繋がる)。

禁煙運動のせいで喫煙者がほとんどいなくなった世界なのに喫煙者で、しかもかなりの中毒者の模様。
『メタルギア』2作ではラッキーストライカー、以降の作品では『ポリスノーツ』に登場した先折り煙草のモスレムを愛用。
『MGS』では薬を打たれて胃酸を抑えられた事をいい事に煙草を飲み込んで胃の中に隠し持っていたし
(恐らくビニール等で包んで呑み込んだのだろうが、タバコを食べると急性ニコチン中毒で死ぬ可能性があるので真似をしないように
 誤飲した幼児の死亡例も多数ある)、
『MGS2』では「お守り」と称して持参しオタコンを呆れさせている。
『MGS4』ではザ・ボスなる銘柄を吸っていたが、エンディングで「煙草は止めた。健康に悪い」*2と発言している。
『MGS2』ではマンハッタン橋で煙草を投げ捨てていたが、『MGS4』では携帯灰皿を使用するようになった
(タバコのポイ捨てについてかなりのクレームがついたらしい)。

冷静沈着な皮肉屋だが、かなりの女性好き。作戦中でも女性の口説き方などを考えているが、実際に面と向かうと大胆には振舞えない。
潜入任務においては、ダンボールやバケツドラム缶など、被って身を隠す道具を好む。
ちなみに、ダンボールに関してはネイキッドも、
「いるべきところにいる安心感というか、人間はこうあるべきだという確信に満ちた安らぎのようなものを感じる」と、
完全に遺伝と言える発言をしている。お前らはか。

(以上Wikipediaから引用、一部改変)

映画好きで知られる小島秀夫監督の趣味がふんだんに注ぎ込まれているシリーズであり、
第一作のパッケージ絵におけるスネークが『ターミネーター』のカイル・リース(マイケル・ビーン)そのものだったという話は有名
(ゲーム内では顔グラが荒くて(小さくて)特定不可)。
そして顔グラが大きくなった『2』では『ランボー』のジョン・ランボー(シルベスター・スタローン)のそっくりさんで、
ビッグ・ボスは『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』のヘンリー・ジョーンズ・シニア(ショーン・コネリー)のそっくりさんだったのだが、
後に肖像権が叫ばれられるようになったので『MGS』以降より現行のデザイン(トップ画像)に変更された
(『MGS3サブシスタンス』に同梱された『2』のリメイク版も当然ごとく現行デザインに差し替えられた)。
その他にも、コードネームである「スネーク」や『MGS2』でのみ用いられた「イロコィ・プリスキン」という偽名、
それと『MGS』で潜入に使用された小型潜水艇などに、
ジョン・カーペンター監督の『ニューヨーク1997』及びその続編『エスケープ・フロム・LA』の影響が色濃く見られる
(両作品の主人公は「スネーク・プリスキン」であり、イロコィはネイティブアメリカンの言葉で「毒蛇」を意味する。まんまやないですか監督
『メタルギア1』・『2』において入手するマシンガンがサプレッサー付きのMAC-10なのも恐らくスネーク・プリスキンのオマージュであろう)。
また、『MGS』で明らかになった彼の本名は「デイビッド」(作品によって「ディビッド」や「デイヴィッド」など微妙な表記ブレあり)といい、
これは以降の相棒となるオタコンの本名「ハル・エメリッヒ」と合わせれば、
HALとデイブというこれまた『2001年 宇宙の旅』のネタになるという有様、スネーク自身も言及している。
なお、オタコンのこの名前は彼の父親が本当に同映画からとってつけた事が後に判明している。うん、例によって後付けだけども
これらの要素は小島氏がメタルギア以前に制作した『スナッチャー』や『ポリスノーツ』等の作品でも多く見られるが、
『MGS』シリーズには先述のモスレム等のガジェットや、主要人物と同名の登場人物も(やはり肖像権的にマズかった部分は修正して)多数登場している。

『MGS』ではゲームという事で見栄えや物珍しさ重視の装備にした、
或いは現地調達した(所属を隠す為に「装備は全部現地調達」と言う規則がある)のが実験部隊の装備のため尖った物ばかりだったという事もあろうが、
特殊部隊用に設計され、確かに厳格な要求性能は満たしたが高価かつ重すぎて結局みんな旧式のガバメントを使い続けた「H&K Mk23 SOCOMピストル」
ブルパップライフルという先進的な設計を採用したが、先進的すぎて使用者を傷付けるレベルの問題が続出した「FA-MAS」
有効射程控えめなのは市街地の対テロ部隊用だからにせよ、即応のため機構が複雑なオートマチックにしたせいで高価・繊細・整備が面倒な「H&K PSG1」と、
何故かことごとく難物の装備ばかり使わされているきらいがある。あと、流石にあんな低速のリモコンミサイル「ニキータ」は架空兵器
歴史の徒花達の暗闘という本作の物語にある意味相応しいチョイスとも言えるし、スネーク自身はこれらを問題無く使いこなすが……。
ちなみに『MGS』が取り分け酷いだけで、以降の作品では反省したのかこれらに比べると大分堅実で使いやすい銃が渡っている。

ただ、これ以降の作品が非殺傷プレイ推奨に傾いた結果、ゲーム的には対物兵器以外の殺傷武器の出番がどんどん減っていく事に……。
特に『MGS4』では、過去の戦いのPTSDにより敵兵士への殺傷行為自体が重大なストレスを生むようになってしまい、
リキッドに「殺戮を楽しんでるんだよ、貴様は!」と嘲られたシーン等がフラッシュバックして嘔吐するなど痛々しい姿を見せる事になる。

+ 補足・ネイキッド・スネークについて。核心ネタバレ注意
『MGS3』及び『メタルギアソリッド ポータブル オプス』(通称MPO)そして『メタルギアソリッド ピースウォーカー』の主人公。
ネイキッド・スネーク(Naked Snake)のコードネームを持つ最初の「蛇」であり、後に「ビッグボス」と呼ばれる男である。
参加した作戦が丸腰での(ネイキッド)敵地潜入任務(スニーキング)である事からつけられたコードネームと思われる。
ソリッド・スネークと同様に「スネーク」と呼ばれるため、ネイキッドとソリッドを混同する人も少なくはない。

また、ソリッド・スネークは伝説的兵士であるビッグ・ボスをクローン技術で再現する
「恐るべき子供達計画」によって誕生したクローン人間の一人*3である
(後述する初代作『メタルギア』時点ではこの設定は無く、スネークとボスはただの上司と部下(捨て駒)に過ぎなかった)。
ビッグ・ボスはビキニ水爆で被爆した後遺症で子孫を残せない体になっており、
自分のような人殺しの子孫が残らない事を幸運に思っているような節もあったようだが、
彼のそうした想いも「最高の兵士」を求める国家の思惑の前に、人倫と共に容赦なく踏みにじられていく事になる。
ただし、『MGS』シリーズとパラレル分岐している『メタルギア ゴーストバベル』におけるソリッド・スネークは、
ビッグ・ボスのクローンではなく文字通り実の息子という設定になっている。
こちらの世界線におけるビッグ・ボスの来歴は不明だが、どうやら種無しにならずに済んだらしい。

本名は彼曰くジョン。パラメディックには「ジョン・ドゥ」と名乗ったが、これは一般的に身元不明の遺体に付けられる仮名、
つまり名無しの権兵衛を意味するので韜晦の可能性が高い。この時彼女に「まるでネモ船長ね」と言われているが、
『海底二万海里』のネモ船長もまたラテン語の「誰でもない」を意味する偽名なので、それにちなんでいると思われる。
『ふしぎの海のナディア』で大塚明夫氏がネモ船長を演じていた件とは関係ない……多分
とはいえ師匠のザ・ボスに「ジャック」の愛称で呼ばれていた事、『MGS3』終盤の決闘前という真摯な場面でジョンとだけ名乗った事から、
ファーストネームがジョンなのは恐らく間違いないだろう。

第二次大戦中に連合国側に多大な貢献をした英雄であり“特殊部隊の母”と呼ばれた伝説の女性兵士「ザ・ボス」に師事し、
彼女と共にCQCという近接格闘技術を構築するが、後に米国を裏切った最愛の師を自らの手で討つという過酷な試練を課される。
敵地で拷問の最中片目を失うなど、文字通り断腸の思いで試練をやり遂げたスネークは、「ザ・ボスを越える者」として「BIG BOSS」の称号を与えられる。
だが、全ては米ソの全面核戦争を回避するため、ザ・ボスが自らをスケープゴートにする茶番であった事を知り、政府の犬となり続ける事を拒否。
国外で独自に傭兵組織を構築するようになっていく。
結成したMSF(国境なき傭兵団)が軌道に乗り始めた頃、彼は中米コスタリカにおいて「ザ・ボスの亡霊」とも言えるAI兵器「ピースウォーカー」と対峙。
ザ・ボスの思考をほぼ完全に模倣(エミュレート)した筈のそれは、激戦の最中突如戦う事を放棄。
平和の歌を口ずさみながら、核ミサイル諸共自ら湖底に沈んだ。
その姿を前に何かを悟ったスネークは、それまで後生大事に使い続けたザ・ボスの形見のバンダナを湖に投げ捨て、彼女との完全なる決別を宣言。
「彼女は最期に銃を棄てた。あの時彼女は…それまでの人生を、俺を含む全てを否定した」
「俺は彼女とは違う選択をする。俺は彼女とは違う未来を生きる。」
そしてスネークは、それまで政府の犬の証として忌避していた「BIG BOSS」の称号を、国境なき兵士たちの象徴となるため、
敢えて自ら名乗る事を決意する。

「今日から、俺は…BIG BOSSだ!」

後に特殊部隊「FOXHOUND」を組織し、初代『メタルギア』にてソリッド・スネークを独立武装国家・アウターへブンの調査のために送り込むが、
後に彼こそがアウターヘブンの統率者であった事が判明する。*4
入隊間もない新人にすぎなかったスネークを投入したのも、政府に対して作戦遂行中と言う言い訳をするためでしかなく、作戦失敗を期待していたから。
スネークの前にベテランであるグレイフォックスを投入しているけどね。まぁ『2』以降はボスの協力者になったが
しかし、彼の思わぬ奮戦によりその目論見が崩れてしまった為に、終盤になって遂に本性を露にする。
「お前はやりすぎた、やりすぎたのだ!」
最終的にスネークに敗れ死亡したかと思われたが、続編『メタルギア2 ソリッドスネーク』ではサイボーグとなってまさかの復活を遂げ、
独立武装要塞・ザンジバーランドの統率者として再びスネークの前に立ちはだかった。
結局再びスネークに敗れてしまったが、『MGS4』にてまたも思わぬ形で復活を遂げる事になる。
また、ザンジバーランドで倒れた彼の遺体は秘密裏に回収されており、シャドーモセス事件ではリキッド達クローン兵士の自滅因子を取り除くため、
核攻撃を盾に遺体の引渡しを要求されるなど、死後も政府の思惑に弄ばれ続ける彼の非業の運命を知る事ができる。

ちなみに、ダンボールを偏愛しているのは前述の通りだが、他にも異常なほどの食欲を持っており、
生物や植物に関しての説明を受けた時、二言目には味の事を聞くほど。「で、味は?」
食った後の台詞もあるのだが、めちゃくちゃ感情が籠っている(特にうますぎる!」「マズすぎる!」が)。
毒キノコですら「毒があるらしいが食ったらウマいかもしれないじゃないか」と言うほどである
(実際、テングタケのイボテン酸やムシモールは毒であると同時にグルタミン酸(チーズ等の旨味成分)の10倍の旨味がある)。
また、一般人なら即死するほどの毒物を食っても腹を壊すだけという驚異の胃袋も持つ。

また、天然ボケの面があったり、女性の胸を凝視してにやにやするなど、後のクローンスネーク達と違って色々と人間味がある。
というか同じ任務の仲間達からは「変人」扱いされている。しかし彼自身も仲間達を「変人」だと思ってるので、結局はそういう集団
(どんな集団かと言うと、病的レベルの愛国心と007シリーズ崇拝者である元SAS所属英国人、
 超弩B級映画マニア女性医師、病的なこだわりがある武装開発エンジニアといった面子。
 言動を見る限りネイキッドに負けず劣らずな個性持ちであり、一般人から見れば十分変人と言えるレベルである)。
『MGS3』自体が一種の独立したストーリーでもあり、ソフト的にもかなり売れたため、
「スネークと言えばこっち」、「クローン達よりネイキッドの方が好き」という人も結構いる。

ちなみに彼も息子と同じく喫煙家で、愛用の品は葉巻。もちろん潜入任務中だろうが構わず吸う。
まだ禁煙の概念が殆ど無い時代の人間だが、医者の仲間からはしっかりと注意されている。
ちなみにオープニングの飛行機内で葉巻を投げ捨てた後、風で戻ってきたそれを踏みつけるシーンがあるが、
これは『2』のクレームに対する皮肉だと言われている。元々高年齢対象のゲームなのによりによってポイ捨てを非難される気持ちは分かる

『メタルギアソリッドV THE PHANTOM PAIN』及びその前日譚『メタルギアソリッドV GROUND ZEROES』でも主人公として続投しており、
そろそろソリッド・スネークの人気を完全に食ってしまいそうな勢いである。VIC BOSS! VIC BOSS!
…ただ、世界の暗部を長く這いずりすぎた蛇の魂は刻々とすり減っており、「地獄のさらに底に堕ちる」と予告された。
長期主役続投が幸せな事であるかどうかは……。
現在ではシナリオを知っている人も多くなったと思われるが、
ここはあくまでソリッドの記事なので、ネイキッドがどうして悪に堕ちたのかは書かないでおこう。
プレイ前からネタバレ上等、という方は『TPP』でのビッグボスの通称である「ヴェノム・スネーク」ででも検索していただきたい。

なお、未だ本編においてネイキッド・スネークがアウターヘブン、そしてザンジバーランド設立に至る経緯は不明だが、
小島監督の友人にして日本SF史に名を残し、惜しまれつつも急逝した作家の伊藤計劃氏が手がけたノベライズによれば、
親友であるフランク・イェーガー(『MGS』シリーズのグレイフォックスの父)との対決を経て、あらゆる人物が武力を持って独立する事、
それによって、せめて「天国の片隅(アウターヘブン)」くらいには自由な世界を創ろうとした、という事が語られている。

+ 外部出演
なお、『サルゲッチュ3』のミニゲーム『メサルギアソリッド スネークエスケープ』*5にゲスト出演している。
ここでは六ヶ国語に加えてサル語まで解する事が判明し、隠れんぼは得意だがむしろ嫌いであるとされた。

その他『大乱闘スマッシュブラザーズ』にも3作目『X』より参戦。
任天堂オールスターだったシリーズで初の他社からのゲストキャラクターであり、
いずれも隠しキャラクターとしての登場となっている。
+ 『スマブラ』における スネーク
『X』では2006年のE3で公開されたPVの最後で彼が登場し、同作への参戦が発表された。
このサプライズに当時、悲鳴にも似た歓声が湧き上がったらしい。
これは『メタルギア』シリーズの生みの親で原作者である小島秀夫監督が、
スマブラのプロデューサーである桜井政博氏に直々に嘆願した事から実現したものであり、
セガからゲスト出演したソニック・ザ・ヘッジホッグとも共演を果たしている。
公式のPVでは任天堂を代表する英雄との一騎打ちが繰り広げられる。
後の噂ではこの一件は小島作品の知名度を上げるために踏みd…うわなにをするやめ(ry

『MGS』シリーズ本編での数多くの特徴が再現されているが、台詞や武器にはネイキッド・スネークの要素もいくつか取り入れられており、
「ソリッド・スネーク」ではなく「スネーク」として登場している。
ここでの攻撃手段はCQCでの格闘+重火器・爆発物で、ナイフや銃器は海外における対象年齢の規制により使用しない
(地雷*6や手榴弾が良くて麻酔銃が駄目、と言うのも少々極端な気がするが)。
…え?雇われ遊撃隊スタイリッシュ痴女?アレは現実には存在しない架空の銃器だし…。
…え?怪盗?アレ設定ではモデルガンとレプリカのナイフだから…

足は遅いが、豊富な飛び道具に加えて、強攻撃=他キャラのヘタなスマッシュ並と言う脅威的火力、
武器判定持ちに匹敵する……どう見てもというかキャラ一人分離れていても何故か余裕でヒットする判定詐欺塗れな打撃技、
さらにどう見ても自分より遥かに大柄な重量級のデデデ大王らを上回る全キャラ3位という見た目に反した重量と、
色々とおかしな強さを持ったキャラに仕上がっている
(一応重量についてはゼロスーツサムス に関する無線会話で「俺も重たい装備を捨てれば彼女に追いつけるかな」と発言している)。
例えば横強は膝蹴り→ハンマーナックルを連続で繰り出す攻撃なのだが、
何故か膝先と手首の先にそれぞれスネーク一人を丸々包み込むような巨大な攻撃判定が発生しており、
上強は真上にハイキックを繰り出す技なのだが、横方向への真空判定が意味不明なほどにデカい。
どれくらいかというと爆弾箱の爆風の判定の外側から攻撃を当てられるため、無傷で爆弾箱を処理できるほど。
空中攻撃も似たり寄ったりな詐欺判定ばかりだが、特に空中後は後方にドロップキックをぶちかます技なのに、
何故か頭にまで攻撃判定があったりする。お前はサイコ・マンティスか。
『スマブラ』では特にネックになりやすい機動力の低さという弱点はあるものの、上記の長所に加えて上Bのサイファーによる高い復帰力のお陰で、
本作の重量級で唯一キャラランクで上位に入るとされる。
少し触っただけでも明らかに強いとわかる部類のキャラであったため発売間もない時点で、
メタナイトファルコと共に、タイマンにおける最上位キャラとしての地位をほしいがままにしていた。
少しランクが落ちた現在でも、タイマン・乱戦等ルールを問わず抜群の安定感を持つため、相変わらず高い使用率を誇る。
ちなみに、しゃがむと匍匐前身になる。カービィ並に低くしゃがむため、一部の攻撃が当たらなくなる。

+ 各種必殺ワザ(以降「B」と表記)
各種必殺ワザ(以降「B」と表記)
  • 手榴弾(NB)
手榴弾を取り出して投げる。
最初にBを押した時点でピンを抜き、離すと前方へ投げる(左右のスティック入力で飛距離を調節可能)。
ボム兵やリンクの爆弾と違い、投げて何かにぶつけても爆破せず、取り出してから数秒後に爆発する時限爆弾となっている。

  • サイファー(上B)
飛行型偵察カメラ「サイファー」に掴まって上昇。
一定時間経つか何か入力するとサイファーから飛び降りる(この時のサイファーには攻撃判定が付与される)。
使用後も尻もち落下にはならないのでそこから追撃する事も可能。

  • C4爆弾(下B)
C4爆弾を地形(壁や天井も含む)あるいは相手に取り付ける。
その状態で一定時間経つかもう一度入力すると爆破する事ができる。
相手に取り付けた場合、アイテムのチューインボムのように他のファイター、そしてスネーク自身にも擦り付ける事ができる。
たまに蝶の形をした爆弾が出現する(元ネタは『MGS3』のネイキッド・スネークが終盤に使用した同形の物)。

  • リモコンミサイル(横B)
通称「ニキータ」。
操作可能なミサイルを発射し、爆撃する(その間スネークは動けなくなるが、シールド入力は可能)。
原作と同様に直進すると加速し、方向転換すると減速する。
一定時間経つかシールド入力、または一定以上の攻撃を加えられるとその場で落下して爆発する。
ちなみにこのワザで相手にダメージを与えられるとスネークは小さくガッツポーズを取り、そうでない場合は肩を落としてがっかりする。

「ショウタイムだ!!」

一度大ジャンプして画面外へ消えた後、ヘリのハシゴに掴まり、プレイヤーに背を向けた状態でカメラ手前側に再登場。
シューティングゲームの如くカーソルを動かし、攻撃ボタンでグレネードを発射する。
弾は全部で12発あり、6発撃つと一旦リロードをする。
一定時間経つと全弾使い切ってなくても終了するので注意。

  • 援護射撃(『SP』での最後の切りふだ)
フレアグレネードを投げ攻撃支援を要請、表示されるマーカーを一定時間相手に重ねてロックオンさせ、
ミサイルを相手に撃ち込んでもらう。

+ 亜空の使者での活躍
アドベンチャーモード『亜空の使者』では、メタナイト等と共に中盤の鍵を握るキャラ。
亜空軍に奪われた空飛ぶ戦艦『ハルバード』を奪還すべくメタナイトは動いているのだが、
どういう訳かそのハルバードの船室の一つにスネークは潜伏していた。いつもの如くダンボールを被って
潜伏している映像は序盤に見られるのだが、彼が動くのはメタナイトがハルバードに潜入した中盤になってから
(そのためか初登場の際に「待たせたな」と発言する。劇中唯一の台詞)。

廊下を探索中、ハルバード内部を探索するメタナイトとルカリオの気配を感じ、またもやダンボールに隠れるも、
ルカリオの波導感知であっさりバレた(元ネタは『MGS』のソリトンレーダーだと思われる)。
一触即発の気まずい雰囲気になったが、これもルカリオが波導感知で回避してくれた
(亜空軍とそれ以外では波導の色が違って見えていたようだ)。
そしてこの3名でまず姫様2名を救出。そして艦橋にて、何も考えずに亜空軍の手先になっていたMr.ゲーム&ウォッチ達を甲板へ吹っ飛ばし、
そいつらが合体して出来た敵も破壊してハルバードを奪還。
最終的に他のファイター達と合流し、共に亜空間へと立ち向かった。

+ 無線通信
同作における彼のホームステージ「シャドーモセス島」では「スマッシュアピール」と呼ばれるある操作を行う事で、
『MGS』の通信画面でロイ・キャンベルやオタコン、メイ・リン(某門番ではない)といった仲間との無線が楽しめる。
あるキャラについての通信はニンテンドーのキャラが乱入する事もある。
内容は主に対戦相手の情報であるが、相手によっては原作の無線同様にぶっ壊れた会話になる場合もある。
ちなみに、通信セリフは全て桜井氏が書いた物との事。誤植とか原作設定崩壊スレスレの内容が有るが気にしない。

なお、無線通信中にやられると通信相手が原作でのゲームオーバー時に出るボイスを発する。
+ 一例
スネーク「あのヒゲは…」
大佐「“永遠の2番手”だな」
スネーク「おいおい、ルイージだろ?」
大佐「いわゆる日陰者だ」
スネーク「そんなに悪く言わなくてもいいじゃないか!!」

大佐「甘いぞ、スネーク!兄に勝る弟などいない!!
スネーク「ど、どうしたんだ!?大佐?」
大佐「らりるれろ!らりるれろ!らりるれろ!
スネーク「大佐!しっかりしろ!大佐!!大佐ーーーーっ!
ネタ元をいうと、「大佐は自分の弟の妻を寝取って子供を作ってしまった事がある」そうな。
また『MGS』世界のアメリカでは「愛国者達」(Patriot)という面々が社会を裏で牛耳っており、
要人には「愛国者達」と言おうとすると舌がもつれて「らりるれろ」としか言えなくなってしまうように、
脳内にナノマシンが埋め込まれているのである。
そしてゲームオーバー時・途中バースト時の通信を引っくり返したかのようなオチ。

ちなみに、ソニックの通信でスネークがソニックを快く思わないのは、
「スネークのCVである大塚明夫氏の父・大塚周夫氏がソニックの敵役であるDr.エッグマンの声優だから」との事。
決して「ゲストが自分だけではなくなったから」とか、「会社(コナミとセガ)の仲が悪いから」とかではないそうだ。
つーか周夫氏は『MGS4』でビッグbげふんげふん

余談だが、メタナイトとハルバードに関連して、メイ・リンから暗にナルシスト呼ばわりされているが、
原作でスネークがナルシストだと明言された事は一度も無い
どちらかというと、これはネイキッド・スネーク(先述の補足を参考)がタキシードを着た時の通信で
物凄く楽しそうな声で「なぁ、似合ってるだろ!?」と言っているようにネイキッドの考え方を持ち込んだのかもしれない。
因みにこのタキシードネタ、師匠のザ・ボスに「迷彩効果が無いから着替えろ」と何度言われても
似合っているかを聞き続け最後には呆れられる。それにしてもこのネイキッド、ノリノリである。

『for』では残念ながら不参戦(生みの親の小島氏も発売前に「参戦しない」と発言)。
当然ながらスタッフクレジットにKONAMIの表記は無く、フィギュアも用意されていない
(なお、中の人の大塚氏は『X』で兼任したサムライ・ゴローの声を流用されているため、クレジットされている)。

『SP』には「全員参戦」の下、完全復活。
E3のPVで彼が登場した時には、世界中の多くの視聴者が喜びの叫びを上げたとか。
でも小島氏はもう既にKONAMIを退社済m…いやなんでもない
レーティング規制に引っ掛かったためかはたまた使いづらかったためか地雷が削除され*6前後にローキックするスタンダードな技に、
最後の切りふだがロックオン式のミサイルに変更された他、
シンボルマークもFOXHOUNDのシンボルから原作で敵に発見された時の「!」に変えられている
(小島プロダクションがかつてロゴにFOXHOUNDのものを使用していたため、それ絡みの理由と思われる)。
スピリットでの名義は「ソリッド・スネーク」となっているが、それ以外では『X』と同じ「スネーク」のまま。*7
また、残念ながら無線通信は『X』の物がそのまま流用されているだけで新緑は特に行われていない
(大佐役の青野武氏が既に亡くなっている事に加えて大塚明夫氏がもうスネークを演じない事を明言しているため、それ絡みの理由と思われる)。
他、アドベンチャーモード『灯火の星』のOPムービーでは何故かダンボール箱に隠れていたが、
特に効果も無くそのまま攻撃を受けスピリットにされてしまっている。

『X』で色々とおかしかった重量や攻撃判定は見た目相応になったものの、
重い打撃や高い復帰力、複数の飛び道具を駆使した弾幕戦法等の強みは失われておらず、
キャラランクは前作と同等かそれ以上とされ、最上位の次点と言われる事も多い。

デザインは『X』同様『MGS2』準拠なのだが、『X』のモデリングに比べて明らかに尻肉が抉られている。
そのせいで「尻がセクシーすぎて今のご時世だと全年齢対象には出せないのか……」などとネタにされたり、結構ガチで嘆いている層もいる様子。
前者に関しては、ゼロスーツサムスのバストサイズも『for』に比べて目に見えて縮小されていたため、
本気でそういう配慮をしているのかという声もあったのだが、DLCで色々と凄いキャラが参戦したのであまり聞かなくなった。
原因に関しては公式からの声明はなく……あるはずもないが、
「figma版スネークの尻も似た感じでぴっちり感が控えめになっていたため、そちらを参照にしたのでは?」という説も。


アクション等の元ネタ解説
補足版

また、実は『スマブラX』よりも以前、ハドソン・コナミ・タカラの三社によって作られたスマブラ風のゲーム
『ドリームミックスTV ワールドファイターズ』(PS2・GC)にも隠しキャラとして出演しており、
そこでは高橋名人やリカちゃんやパワプロくんコンボイ戦国卍丸らと夢の対決をしていた。
+ ドリームミックスTV
一見すればこの三社に何の関係が?とも思える組み合わせだが、実は歴とした共通点があって作られたソフトでもある。
コナミは様々なゲーム会社をコナミグループの傘下として治めており、
その中にハドソンやタカラもコナミグループの傘下として身を置いていた時期があった。
後にタカラはトミーと合併しタカラトミーとなったためコナミグループの傘下から外れているが、ハドソンは現在でもコナミグループの傘下にある。
それらの関係もあり、共に有名キャラクターを保有する会社同士ともあって、この組み合わせが実現したというソフトなのである。

…え?ゲームとしての出来?…「劣化スマブラ」。この一言でお察し下さい
(一応、タキシードとか服装は豊富なのだが、なんかスネークは無口で地味)

『モンスターハンターポータブル3rd』とのコラボにて、装備品としてスネークと『MGS3』のザ・ボスになれるアイテムが登場。
特に兜パーツとなるスネークとザ・ボスのマスクは、装備すると声がスネークとザ・ボスの物に変わるだけでなく、
アイテムの選択音やモンスターに発見された音も全て『MGS』仕様になる拘りようである。
他にも専用のBGMが用意されており、これを装備して闘技場のクエストをプレイすると、
狩猟BGMがどんな相手だろうとその専用BGMになるというサービスっぷりである。*8
また「上手に焼けました!」のお馴染みの台詞も、両名の声優がしっかり言ってくれる。
オトモアイルーの装備でも『MGS1』のスネーク装備のものがあり、しゃがむとアイルーがダンボールを被って隠れるというサービスもある。

また、『MGSPW』でも『モンハン』とのコラボで、スネークとMSF隊員によるティガレックス/リオレウス狩猟(キャプチャー)ミッションがある。
ちなみにこのティガレックスとリオレウス、テクスチャからモーション・攻撃パターンまで、
全て『MGS』スタッフによる『MHP2G』の「目コピ」で作られたものである。あれ?似たような事を別のカプコン主人公やられたような
後に『スマブラSP』でリオレウスもボスキャラとして参戦する事になるのだが、何の因果だろうか。

+ そして、彼及び『MGS』という作品のファンのネタ扱い、ならびに公式のギャグの方向性まで決定してしまったのが…
この伝説のMADである。

「眠くはない。デキセドリンは投与しなくていい」

「性欲を持て余す」

こんな台詞を入れたばかりに…。

+ ニコニコ動画では
『MGS』シリーズはお遊び要素が多いためか、ガチ・制限プレイ等のプレイ動画が多く存在する。
そういった中、アカウント名:走るダンボール箱、通称「儀式の人」によるプレイ動画は非常に有名であり、やりこみだけでなく、
敵の行動ルーチンを逆手にとったネタプレイ等、色々な意味で参考に出来ないプレイで知られている。
色々酷いがあくまでも一例
戦場コント

+ ボイス集
『GZ』及び『TPP』スネーク
『スマブラX』及び『SP』


MUGENにおけるソリッド・スネーク

MUGENにおいては、海外の製作者が作ったものが2種類確認されている。
いずれもMUGEN1.0以降専用。
2020年にはSTG氏によるいつもの狂レベルな国産のソリッド・スネークが公開された。
こちらはWinMUGENに対応している。

+ Ryon氏製作
  • Ryon氏製作
MUGEN1.0以降専用。
小さいドット絵のキャラで、音声は海外版のものを使用している模様。
射程が長い射撃に際限なく設置可能なクレイモアや、相手を間気絶させられるスタングレネードといった銃火器を使用して戦う。
中には『スマブラX』での最後の切りふだよろしく画面外から相手を狙い撃つ技も。「It's Show Time!」
技自体は少ないが、その殆どはワンボタンで使用可能なので連射が効き、中々強力。
反面、ジャンプ攻撃が強Kのソバットしかなく、かつジャンプ力も低いという欠点も持ち合わせている。
AIはデフォルトで搭載済み。

なお、件のジャンプ攻撃だが、何故か空中浮遊してるかの如く連続して繰り出せるという、
同じコナミのドゥエだのムッムッホァイだのを彷彿とさせる謎仕様となっていて正直怖い。これがCQCって奴ですか

+ SeanAlty氏製作
  • SeanAlty氏製作
ロールシャッハなどの製作者であるSeanAlty氏が製作したもの。
通常の格ゲーサイズの手描きキャラでMUGEN1.0以降専用。
ソーコムやスティンガーなどの銃器、グレネードやクレイモアなどの爆発物の他、格闘技も原作に準じたものを使用する。
超必殺技の中には緊急回避という名の召喚としか思えないものもある。
なお、海外製なので声は大塚明夫氏ではなくDavid Hayter氏のものが使用されている。
製作者による動画

デフォルトのAIの他、五右衛門氏によるAIパッチも公開されている。
この氏によるAIを搭載するとWinMUGENでも使用可能になる。ありがたや…。
また、cafe氏も大会用にAIを製作し後に公開していたが、現在は配信を終了。

また、シェルアーク氏によってボイスを大塚明夫氏に変更するパッチが製作されている。

+ STG氏製作
  • STG氏製作
shinkenmaster氏のJUS風スプライトを元に作られたキャラ。
ランクはカラーの変更により凶最上位~狂最上位まで対応可能。
技は主に『スマブラX』と『SP』が元になっており、1ゲージ技はホーミングミサイルの他に、原作『MG2』にて使用した即席火炎放射器による攻撃、
2ゲージ技は各スマブラの最後の切りふだを再現した攻撃となっている。
3ゲージ技ではメタルギアREXに搭乗して一部の技が変化する他、
この状態でパワーゲージが一定以上になると、レールガンから核弾頭を発射する事ができる。
この他、相手によってはイントロ開始時に無線が流れる事がある。
対象は主に狂ランクにいく事ができるソニック、デデデ、ルイージ、マリオ、ゲーム&ウォッチ、カービィ、メタナイトである。
また、記載されてはいないが密かにあるキャラとも無線が流れる。

AIはデフォルトで搭載されており、常時起動だがオプションにてON/OFFが可能。
『X』で猛威を振るったダッシュ攻撃メインの立ち回りを得意とするが、
「全然本体の性能活かしきれてません」との事で、復帰時に地雷を置き始めるなどの行動で隙を晒してしまう事が多い。


この他、ルーネス氏によってシャドーモセス島ステージが製作されている。

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
削除済み
更新停止中
凍結

出演ストーリー



*1
+ 余談
『MGS2』では諸事情により雷電に出番の殆どを譲っており、
スネーク再来を期待したファンの不満が雷電に集中する結果となった。
パッケージ絵ではカッコよく銃と刀を構えてるのに、
実際に刀を使えるのがほぼラストシーンだけという肩すかしも良くなかったのかもしれない。
刀一本でソリダスとタイマンするラストは燃えるけどね。

コナミ公式でも雷電の扱いは酷く、『MGS3』では彼と同じ顔の将校をぶちのめしてすり替わるイベントが存在する
(ちなみに殺しても見つかりさえしなければお咎めは無い)。

+ 変装を完了したらしたで無線でも暴言を吐かれる事に…
スネーク「変装したぞ」

少佐「うむ…なんだか腹が立ってきた

スネーク「どうして?人気が出そうじゃないか」

少佐「それはありえんな

しかもその将校の性格は、普段から暴行や奇行を繰り返しているような性格だと言われており、
眠らせて放置した際、他の兵士が起こす時に「もうこんな所で寝ないでください」という旨の事を言われるレベルである。
そのため変装中はいきなりホフクしだしたり敵を殴っても一切のお咎めはない
(それどころか「ありがとうございます」という敵もいる。権力濫用である)。

が、流石にダンボールを被っている事はないらしく、変装中でもダンボールの時に見つかると撃たれる。

劇中から察するにホモ(さらに少しナルシスト)の可能性があるというキャラ付けもされていた
(腹痛でこの将校がトイレに来以ている時にノックを続けると「一緒に入りたいのか?」と聞かれ、さらに続けると入れてもらえる、
 敵のボス(CV:内海賢二)の愛人、この将校に顔だけ変装して科学者の服を着て近づくと一瞬見とれる、etc…)。

『メタルギアオンライン』でこの将校を選ぶと股間を掴み、一撃で倒せるという効果まで有る。
この他、視線を釘付けにするアイテムのグラビア雑誌に反応しないというのは本編、オンライン共に共通である。
もはや可能性どころかほぼ確定である。

さらには公式サイトで「次回作の主役になるために歴史改変しようとする」というネタムービーが公開されていた。彼が何をした。
『MGS4』ではサブキャラになってしまったが、スネークとはまた違ったアクション系のキャラとなり、人気キャラの座を見事掴んだ。
…と思いきや、2009年のエイプリルフールに公開された公式のネタムービーでは、サブキャラに一番の見せ場を取られるというまたも悲惨な扱い。
もはや逃れられぬ運命なのかもしれない。
そんな彼ではあるが、TPS視点での斬撃アクションが売りの『メタルギアライジング』では主役に返り咲いている。
一時企画が立ち消えになりそうだったけど

オンラインでは専用武器として高周波ブレードと投げナイフを装備できる、他のキャラクターと比べて移動速度が速い、
高所から落ちてもダメージを受けない、バイザーを装着する事で仕掛けられたトラップを視覚化できる、
チームメンバーを踏み台にして高所へ登る「リフトアップ」が、必要な段差を単独で飛び越えられるなどの特性もあり、強くてかっこいいのに…。

*2
ゲーム中にも煙草(『MGS3』のみ葉巻)がアイテムとして登場するが、装備している間は非常に緩慢ながら体力が減少し続ける。
「喫煙はあなたの健康を損ねるおそれがあります」を実に直截的に表現した演出である。
ついでに言うと、MGS以降の全ての作品で煙草のアイテム解説には必ず「喫煙は健康を害する」という趣旨の文章が書いてある
(ただし、まだ禁煙運動の緩かった時代の作品(発売がMGSより10年前)である『メタルギア』2作では体力は減らないし注意喚起も無い)。
余談として、これを逆手に取り「煙草を吸い続けながらクリア」という縛りプレイをするプレイヤーもいる。

…これだけ聞くとただのトラップアイテムのように思えるが、
ハンググライダーのための風待ちをしたり、暗視ゴーグルが無い際の明かりにしたり、サーマルゴーグルが無い際に煙草の煙で赤外線センサーを特定したり
(勿論、赤外線云々はゲームだからこそで、実際は煙で赤外線が見えるように成るなんて事は無い)、
と、作品内に必ず一箇所は煙草を別用途に活用できるシーンが存在し、ダンボール同様シリーズのお約束となっている。
ただしゲームボーイカラー版メタルギア『ゴーストバベル』のみ発煙筒になっている。恐らくゲームボーイの年齢層などの考慮による変更だろう。
ちなみに、カラー専用という仕様を活かしてか、ダンボールが黄・赤・青の3色ある。
『MGSV』ではファントムシガーという、薬草成分を吸引する電子たばこが登場しており、夜襲のための日没待ちなど、
長時間の待機時に使用するとリラックス効果で時間が飛ぶように過ぎていく。効果からして色々邪推してしまいそうになるが、
敵兵に発見される等の緊張時には、体感時間が元通りになり即応できる事を考えると、危険ドラッグの類ではなさそうなので御安心である。
Winners Don't Use Drugs. 勝者は薬に頼らない。忘れちゃ駄目だよ。
Winners Don't Use Drugs.
アメリカのゲームで時偶表示されるドラッグ(麻薬・覚醒剤)撲滅キャンペーンの標語。
このキャンペーンは1989年~2000年までの11年間行われた。
余談だが、リラックス効果で時間が飛ぶように感じるのが麻薬、
感覚が鋭敏になって時間をゆっくり感じるようになるのが覚醒剤、と効果は真逆である。

*3
ネイキッド・スネークのクローンはソリッド(固体)、リキッド(液体)、ソリダス(固体と液体の境界線)と、
いずれも物質の状態に関する名前が付けられている。なおガス・スネーク(気体)は存在しません

*4
実は先述のビッグボス三部作の最終章『ピースウォーカー』は、
彼がアウターヘブンの前身となる傭兵派遣会社「MILITAIRES SANS FRONTIERES(国境なき軍隊 略称:MSF)」を結成し、
それが独立軍事国家と呼べるほどに成長していくまでを描いた物語でもあるのだ。
組織名の略称が「国境なき医師団」と同じなのは悪趣味な御愛嬌である。

…しかし、後々自分の息子に壊滅させられる組織を多大なプレイ時間をかけてこつこつ育てていると考えると、
世の無常と戦いの虚しさを思わざるを得ない

*5
これ以前に『メタルギアソリッド3』のおまけゲームとして、
『猿蛇合戦』というスネークがピポサルを捕まえるミニゲームが存在するため、相互的なコラボレーションと言える。

*6
地雷(マイン)は『X』発売前でも当初はリアルな外見だったのが、
規制の関係か『メタルギア2 ソリッドスネーク』以前のデフォルメなデザインに差し替えられたという経緯がある。

*7
ちなみに、スネーク以外のフルネームが存在するファイターのスピリットとしての名義表記は以下の通りになっている。
何故統一されていないのかは不明。
ファーストネームのみのキャラクターの出展シリーズでは他のスピリッツもファーストネームのみになっている傾向がある
(例外は『メトロイド』のある人物ぐらいである)。

*8
ただし、例外としてイビルジョーだけは専用BGMではなく、イビルジョーのテーマBGMになる。


最終更新:2024年02月24日 12:29