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日本語吹替声優 |
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草尾毅
- 『ベスト・キッド』(ソフト版)、『ベスト・キッド3/最後の挑戦』(DVD・BD版)、『コブラ会』
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水島裕
- 『ベスト・キッド』(テレビ朝日版)
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松野太紀
- 『ベスト・キッド』(機内上映版)
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古谷徹
- 『ベスト・キッド2』(ソフト版)
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二又一成
- 『ベスト・キッド2』(フジテレビ版)
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鳥海勝美
- 『ベスト・キッド3/最後の挑戦』(VHS、フジテレビ版)
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アメリカ映画『ベスト・キッド』シリーズの登場人物にして初代主人公。
演者はラルフ・マッチオ氏。
母親の仕事の都合によりニュージャージーからカリフォルニアに引っ越してきた、これまで友達がいない
内気で陰キャの青年。
新天地でフレディという友達ができるなど周囲と交流を築こうとしていた矢先に、
ジョニーという少年空手選手権の元チャンピオンをリーダーとする不良グループに目を付けられ、壮絶なイジメに遭うようになる。
そんな中、ある日リンチされていた所をミヤギ
*1というアパートの管理人に助けられる。
そして、ジョニー達の道場「コブラ会」と話をつけた結果、決着は2か月後の少年空手選手権で付けることが決定し、
ダニエルはミヤギの指導を受けることになる。
当初ダニエルが指導と称してやらされたのはワックスがけやペンキ塗りといった雑用ばかりであったが、
実は一見雑用にしか見えない練習こそが、空手の動きをマスターする特訓であった。
不可解な基礎訓練の意味を知り、やがて本格的な指導が始まると、ダニエルはめきめきと上達していく。
そしてついに、因縁の空手大会が始まる……。
本作はカラテ人気の流れもあって大ヒットし、その後ダニエル主役の二作の続編と、新たな主役の女子高生ジュリーを指導する一作が制作され、
ダニエル編最終作『ベスト・キッド3/最後の挑戦』と同時期にはダニエルとミヤギコンビのアニメ版も制作された。
2010年には
ジャッキー・チェン氏が師匠役を演じ、北京に引っ越してきた黒人少年にカンフーを指導するリメイク作も制作。
そして2025年の『ベスト・キッド:レジェンズ』では、引き続きジャッキー・チェン氏演じるハンが師匠役の物語であるが、
約35年ぶりにダニエル本人役としてラルフ・マッチオ氏も共演する事が話題となった。
MUGENにおけるダニエル・ラルーソー
出場大会
*1
演じたのは日系アメリカ人2世のノリユキ・“パット”・モリタ氏。
フルネームは「宮城成義」だが、専らミスター・ミヤギと呼ばれる空手の達人。
続編でミヤギは沖縄出身であると明かされており、父危篤の報に帰郷した先で過去の因縁と対決する事にもなった。
余談だが、当初ミヤギ役はかの名優・三船敏郎氏にオファーしていたが、彼に断られた結果モリタ氏にお鉢が回って来たという。
三船氏は
ダース・ベイダー役を蹴っていた事でも知られるが、お蔭で好好爺然としたモリタ氏のミスター・ミヤギが見られたと考えると、
塞翁が馬と言った所であろう。
*2
「空手で何故中国武術を?」と思われるかも知れないが、極真空手出身の空手家・川嶋佑氏は自身のYouTubeチャンネルにて、
空手にも類似した型が存在し、そちらは組み付いてきた相手の腕を払いつつ、膝蹴りを入れてからの連携に繋げる型と解説している。
空手同士の試合では使い所が無いように思える型も、他流との戦いを想定した技として見ると理解出来る事もあると氏は解説する。
つまり『ベスト・キッド』でやったような奇襲のフラミンゴ殺法ではないという事だが、カッコイイからいいんだよ!
最終更新:2025年09月26日 11:50