「プライドやこだわりなんて不必要よ
仕事に感情は邪魔になるだけ」
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ボイス集 |
| 園崎女史 |
『MVC3』
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『6』
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| Ruff女史 |
『IV』
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『MVC3』
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余談だが、『IV』でのヴァイパーは日本語・英語共に、KOされると 形容しがたい悲鳴を上げていた。ぶっちゃけ 非常にやかましい。
パチスロの連続演出では 春麗の攻撃を受ける度にこの声を叫ぶため尚更である。
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キャラクター設定
タフでスマートな女性エージェント。
行動は常にビジネスライクで、義理や人情では動かない。
全身に武器を仕込んだスーツから繰り出される攻撃は、まさに脅威。
さまざまな場所で暗躍するが、その正体は謎に包まれている。
彼女の「仕事先」には軍事企業・S.I.N社も含まれており、
春麗はS.I.N社の全容解明のカギになるのではと目している。
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正体 |
S.I.N社でのエージェントとしての顔は仮面であり、実際はCIA(アメリカ中央情報局)から送り込まれたスパイ。
ちなみに「クリムゾン・ヴァイパー」はCIA側で使われている呼称であり、S.I.N社では「マヤ」と名乗っている。
現状は「戦闘補助スーツプロジェクト」を建て直した功労者という事もあって、
幹部からの信頼も厚く、その正体には気付かれていない。
かつては他にシャドルーを追跡していた仲間がいたが全員死亡している。
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S.I.N社で働いていた以上、間接的に
シャドルーの部下だったと言えなくもないのだが、
上記の正体にもある通り、思う所あって行動していただけなので単なる悪党ではない。
悲劇の過去があるとはいえ罪なき人を快楽のために傷付けた
ハン・ジュリとは異なる。
しかし任務の一環とはいえ
ケンの妻・
イライザをリュウに対する人質として拘束する等、
完全に善人とは言い難い人物である事は間違いない。
イライザに関しては妊娠中のタイミングだったと後に発覚したため、
『6』の時期になってもケンから根に持たれている。
加えて
格闘そのものを蔑み否定している傾向にあり、
いちいち「納税しているのか」「ちゃんとした労働なのか」と尋ねるなど、
どこか『ストリートファイター』というゲームの世界観そのものに逆らうようなキャラクターである。
一方で「あなた収入ある?」と言われていた
リュウがブラックカード持ちで実は金持ちだった事が『6』で判明したり、
「資料によると死んでいるはず」と言われた
剛拳が「しもうた」で生きていたりと、
『ストリートファイター』というゲームの一種シュールな世界観に抗い切れているわけでもない。
このあたりは『6』のワールドツアーモードにて、
「歴戦のファイターたち相手には兼業の自分は戦闘補助スーツを使用して何とか拮抗できる」
「自分もいつか報いを受ける覚悟はしている」とヴァイパー自身の口から語られる事でフォローされた。
元々カプコンが海外展開にあたってアメリカ市場でのウケを狙って考え出されたキャラであり、
アメリカ支社から多くのマーケティングデータとアドバイスを貰った上で作り上げられたという裏事情がある。
蓋を開けて見れば一番アメリカ人に受けたのはアベルだった訳だが
その影響を受けてか日米ヒーローの競演という正にうってつけの舞台である『MVC3』および『UMVC3』にも参戦。
ストライダー飛竜相手にイントロおよび勝利時に動揺したり、
母国の英雄である
キャプテンアメリカ相手には敬意を払うなど意外な一面が容赦された。
飛竜からは
「だから貴様は飼い犬なのさ」と
お馴染みのセリフで自身の言動にカウンターを受けてしまった他、
ホークアイから「お前は
ブラック・ウィドウにはなれないな」とS.H.I.E.L.D.エージェント失格判定を下されているが。
『V』には使用可能キャラクターとしては登場していないが、
ストーリーモードのベガ編が「仕事先」への報告を基にシャドルーの悪事を追体験する構成になっており、
ナレーターを務めた他、本人もちょっとだけ登場している。
好きなものに「娘」とあるようにプライベートでは
子持ちの人妻で年齢もオバサン相応である。
ただし現在はシングルマザーのようで任務中は娘(ローレン)をペットのウサギと共に手伝いのおばさんに預けている。
料理や裁縫は苦手であるものの、母親として限りない愛情をもってローレンに接しており、
ローレンもまた母親の事を誇りに思っている。
また、上記プロフィールから分かる通り
相当な戦闘力を持つ。
年齢?
バルログから
丁重にお断りされている(要約「OBSNに興味無え」)辺りから察してあげて下さい。
ちなみにローズも同じくご丁寧に…。
まあ海外での評判は他の女性キャラには劣るものの、一定の人気はあり、
上記の『MVC3』参戦でも、それなりに喜びの声が挙がるなど悪くはなかったので、一応は成功を収めたと言えるだろう。
原作中の性能
女性キャラでありながら、高い攻撃力と
気絶値を持つ攻撃型のキャラ。
ハイジャンプや各種テクニックを駆使する事により、バリエーション豊かな動きが出来るため、相手に動きを読まれにくく、
強力な暴れ技を豊富に持つため手詰まりになる局面が少ない。
相手を画面端に運ぶ能力も高く、更にそこから
ウルコン確定に持って行ける場面が多いのも魅力。
反面自身の体力・気絶値は低く、攻め込まれると非常に脆い。
ハイジャンプキャンセル、低空
必殺技によるグラ潰しや奇襲、必殺技のサンダーナックルを
キャンセルなどは、
使いこなせれば非常に強力だが初心者が扱うには高難易度であり、上述の欠点もあって操作をミスした時のリスクはかなり高い。
総じて上級者が使う事でその真価を発揮するキャラと言えるだろう。
『MVC3』にもカプコン側のキャラとして参戦。
ゲージ消費で必殺技がEX版になり性能強化、
アーマー技のセービングアタックなど、
他の『S F』出典のキャラと違い『ストIV』要素を前面に出している。
ただしセービングは何度でも耐える代わりにEXやレッドは存在せず、仕様上食らったダメージは交代するかXファクターを使わなければ回復しない。
ハイパーコンボはエマージェンシーコンビネーションとバーストタイム、そして『MVC』版バーニングダンスのヴァイパーフルスロットルを搭載。
バージョンアップ版の『UMVC3』ではオリジナル技として
ビーム技オプティックブライトが搭載された。素直にスットコ出してやればいいものを…*1
二段ジャンプと空中ダッシュが両方使えるため機動力と火力を中々のレベルで兼ね備えているが、
通常技のリーチの短さが弱点。
上述通りゲージを消費して必殺技をEX版として使えばリーチの難点は解消されるが、考え無しに使うとゲージがガンガン減っていく。
つまり、ここぞというときを見極められなければいけない、ゲージ管理の難しい上級者向けのキャラになっている。
そこさえ解消すればやれる事が多く、緩急をつけた攻めが可能なキャラと化す。
以上から
キャラランクは上位とされる事が多いが、使用者はやや少なめ。
アシストとしてはダウン拾いのβタイプ(セイスモハンマー)と
中段のγタイプ(バーニングキック)が多く、αタイプ(サンダーナックル)はほぼ使われない。
これらの特徴は『UMVC3』でもほぼ変わらず、挙動の変化が一切なかったため『MVC3』と完全に同じ感覚で使える数少ないキャラとなっている。
なお追加されたオプティックブライトは、キャンセルこそ可能だが出が遅い、
コマンドがボタン押しっぱなし、
発生位置が高くてしゃがみや一部の相手に当たらないと使いづらい事極まりないため実質遠距離での牽制用。
MUGENにおけるクリムゾン・ヴァイパー
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chuchoryu氏製作 |
手描き ドットで製作されたヴァイパー。
下記の動画及び海外サイト「The Mugen Multiverse」にて公開されていたが、現在はリンク切れにより入手不可。
原作は3Dなのだが、動きを忠実に2Dに落とし込んでおり、その完成度は高い。 ボイスは英語版。
無論性能も攻撃型であり、各種必殺技を活かした近接での殴り合いが得意。
原作のウルコンIIであるバーニングダンスは3ゲージ技となっているが、威力が1ゲージ技とそう変わらない上に途中で受け身可能。
AIは未搭載だが、ホルン氏によって外部AIパッチが公開されている。
レベル設定次第では永久コンボも可能。
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Nexus Games氏 & Shin Mako氏製作 |
- Nexus Games氏 & Shin Mako氏製作
上記のヴァイパーをPotS氏風に改変した物。
こちらは必殺技のコンボ性能が高くなり、より派手で攻撃的になっている。
『UMVC3』で見せたオプティックブライトなどの技も追加された事で、中・遠距離にも対応できるようになり、攻めの幅が広がった。
AIは未搭載。
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olt-EDEN氏(旧・ゼータ氏)製作 ヴァイパー…のようななにか |
- olt-EDEN氏(旧・ゼータ氏)製作 ヴァイパー…のようななにか
『IV』開発初期にファミ通や電撃で公開された たった一つのイラストから構想されたC.ヴァイパー。
まるで絵がそのまま動いているかのような新時代的グラフィック手法が用いられている。
能力武器の炎・雷を そうじゃない使い方で放ち、 居合いの対空手刀「ヴォルカニック・ヴァイパー!」で暴れまくり、超必で「デス クリムゾン」を乱射、
挙句の果てには三連撃で 「くやしい…!」「でも…」
「感じちゃう!」
を繰り出すといった、非常にCHAOSなヴァイパーとなっている。
それは別の クリムゾンだろ!
他には ヴァイパービームをどこからともなく取り出して放つ事も出来る。 まさかのオプバの先取り。
元々はキャラ追加型フリー格闘ゲーム『 ナックルファイター』で同氏が製作していたキャラクターだったが、
およそ11年の時を得てMUGENに移植されたようだ。 つまり『IV』稼働前にこの化け物が既に世に出回ってしまっている。
また 「イーヤ゛ッ!!」「ヴァンブグ#”#%ヴァン$%!&ヴァン&($#”%」といった奇声も放ち、結構なうるささを誇る。 (デスクリムゾンを回しながら) 「なんでもありだろ?」もっともだ。
ちなみにデフォルト状態だとかなり デカい。そのためか、約0.6倍まで縮めるdefが同梱されている。
細かい事だが通常グラフィックは面長の修正前のイラストで、 ポトレは横長顔の修正後のイラストが使われている。
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この他、『UMVC3』におけるヴァイパーを再現した
クリムゾン・ゼニアなるキャラも存在する。
「駆け引きとか邪魔くさいわ」
出場大会
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ちなみにこのブライト、ファンメイドのCAPCOM公認PCゲーム『
Street Fighter X Mega Man』にて
まさかの再登場を果たした。しかも特殊武器までコレ。
ちなみに『UMVC3』での使用時ボイスは「気のせいじゃない?」という白々しい代物である。
最終更新:2025年10月25日 02:33