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フェムト


「貴様などは、取るに足らない存在だ」

+ 担当声優
森川智之
『剣風伝奇ベルセルク』(1997年版アニメ)
櫻井孝宏
アニメ映画『ベルセルク 黄金時代篇』以降

『ヤングアニマル』で連載されている三浦建太郎氏のダークファンタジー漫画『ベルセルク』の登場人物。
「渇望の福王」「闇の鷹」と呼ばれる、5人の超越者「ゴッドハンド」の一人。
「鷹の団」の団長・グリフィスが鷹の団を贄として奉げることで転生した最後のゴッドハンドである。
人間時代に身につけていた鷹の頭を模した兜をそのままに被り、漆黒の外皮を纏い、マント状の黒い翼を持つ。
この外見はミュージカル映画『ファントム・オブ・パラダイス』の主人公・ファントムがモデルとなっている。
空間を質量化させる能力を持ち、作中では砲弾を弾き、手をかざした前方の空間に存在する物質を握り潰す等、その超常的な力の一端を見せ付けている。

『ベルセルク』は、主人公ガッツが旅をしながら「使徒*1を狩る序章「黒い剣士」篇から始まり、
その後から単行本3巻から14巻にかけて、ガッツの生い立ちから鷹の団との出会い、
グリフィスへの復讐のため旅立つまでを描いた「黄金時代」篇が展開されるという変則的構成になっている。
その為、ガッツは何故使徒と戦っているのか、そして彼が追うフェムト=グリフィスとは何者なのかは後から明かされる形となる。

+ 以下ネタバレ
生前の青年グリフィスは平民ながら「自分の国を持つ」という野望を抱き、持ち前のカリスマで「鷹の団」という傭兵団を率い、
ミッドランド王国の戦乱の中で才覚をあらわし英雄的な活躍を見せる。
特にガッツが団員・切り込み隊長として加入してからは、鷹の団の名声はさらに高まっていった。
貴族以上に貴公子めいた甘いマスクに、知略とカリスマ、ガッツの剛剣を片手のサーベルでさらりといなす程の剣腕をも備え、
元は独立傭兵だった初対面のガッツを決闘で破り従わせるなど大胆不敵な自信家。
更に目的の為なら時として汚い手も厭わない(後ろ暗い裏取引や暗殺といった謀略に加え、有力貴族相手に男娼の真似事までしている)。
一方で意外に子供っぽい一面も見せるギャップは多くの人の心を掴み、王国の王女シャルロットからも慕われていた彼は、
ミッドランドの救国の英雄「白き鷹」として王国での成功を約束されつつあった。

しかし、数少ない対等な関係の人間であり、親友とさえ思っていたガッツが武者修行のため一時鷹の団を脱退すると言い出した挙句、
引き留めるためいつかの焼き直しのような決闘を挑むも、幾多の死闘を潜り磨かれたガッツの剣腕に逆に敗れてしまう。
ガッツとしては輝かしい道を歩んでいく親友の隣に今後も立ち続けるには今の自分では力不足だと思ったが故の出奔だったが、
グリフィスにとっては自分の右腕とまで信頼した男に突然理由も言わず独立されたに等しく、そのショックは計り知れなかった。
このすれ違いがきっかけになり、ヤケになって起こした大醜聞(一夜の過ちで王女様をキズモノにした)が原因で彼は失脚。
王女を溺愛していた王の憤怒は凄まじく、鷹の名声は一夜にして地に墜ち、地下牢の最奥へと投獄された。
武者修行先から慌てて帰って来たガッツを含む仲間達に救出されたものの、地下牢で苛烈な責め苦を受けた結果、
華のような容貌も、手足の腱も、舌までも失ってしまっていた。
己の見果てぬ夢も、親友との絆も失ったと絶望した彼は、覇王の卵の導きでゴッドハンドを呼び出す「蝕」を発生させ、
鷹の団の仲間達全員を生贄に捧げる事でゴッドハンドの一員「フェムト」へと転生した。

転生の過程で鷹の団の仲間達は殆どが「使徒」に貪り食われて全滅。ガッツも死闘の中、片目と片腕を失う。
そして自らが肉体を得た際にはガッツの目の前でメインヒロイン・キャスカを陵辱し、彼女を精神崩壊へ追いやった。
更にその影響で、ガッツとキャスカの間に宿っていた胎児も、悍ましい外見の「幼魔」と化してしまう。
また、使徒の一人・伯爵との戦いでガッツと再会した際、彼を見下す言動を取り、
伯爵に娘のテレジアを生贄にするよう迫り、このまま死ねば地獄に堕ちると警告した。
伯爵が地獄に堕ちた後、闇の世界に去ろうとするフェムトをガッツが義手の大砲で倒そうとするが、彼はそれすらも跳ね返す。
その時、フェムトはガッツを片目で見つめていた。

蝕の数年後、「幼魔」を取り込み、生前のグリフィスと同じ美しい肉体を纏って現世に降り立つ。
この時には「どうやらオレは自由だ」と己の所業に一切の後悔は無く、その心にひとかけらの痛みも無いことを告げてガッツを激昂させている。
しかし、フェムトはその直後に微かながらも胸の高鳴りを覚えていた。
これは彼の器となり、融合した幼魔の父母を慕う気持ちによるものだった。
この時は軽く流していたフェムトであったが、後にこの幼魔の思いが驚くほど強い影響を彼の心に及ぼしていたことが明らかとなる。

「受肉」後は王の崩御と中東系の敵国の進攻が重なり窮地の王国に再臨し、救国の英雄「光の鷹」として「新生・鷹の団」を率いるが、
その実態は自ら贄に捧げた仲間達の代わりを「使徒」達で代替するというほとんど人形遊びのような代物であり、
戦力は大半が使徒であるため只の人間の軍勢など当然相手になる筈がなく、圧倒的かつ空虚な勝利を積み上げていく。
しかし、敵国の帝王ガニシュカもまた使徒であり、互いに使徒と人間の入り混じる戦場は、次第に世界そのものの境界を崩し始める……

ガッツの脱退が原因で破滅した挙句ゴッドハンド化するという経緯から、ファンからも「ガッツに激重感情抱き過ぎだろ」
「キャスカ凌辱もキャスカへの想いじゃなくどう見てもガッツへの当てつけ」と言われてしまっている。
ヤンホモの執着は恐ろしいのぉ~

(以上、Wikipedia及びピクシブ百科事典より引用・改変)


MUGENにおけるフェムト

Planeptune氏による、『JUS』風ドットを用いたMUGEN1.0以降専用のちびキャラが公開中。
空間を質量化させる能力を使った砲弾を駆使して戦う他、赤い電流を浴びる演出も搭載されている。
なお、瞬獄殺では流血演出があるので、そういった描写が苦手な人は注意。
DLは下記の動画から

出場大会

  • 「[大会] [フェムト]」をタグに含むページは1つもありません。
更新停止中


*1
某ロボットアニメに登場する謎の敵のことでは無く、本作に登場する魔物の総称。
生に絶望した人間が「最も大切にしているもの」をベヘリットと呼ばれる卵型の物体に捧げる「降魔の儀」を行うことで、超常的な力を得て転生した存在。
グリフィスがフェムトに転生した「蝕」も降魔の儀の一種ではあるが、彼が使用したベヘリットは「覇王の卵」と呼ばれる特別なものであり、
それにより生まれたゴッドハンドは一般的な使徒より遥かに優れた力、彼らに対する絶対的な権威と優位性を併せ持っている。
この他にも使徒の一部に寄生される、使徒の力で転生させられるなどして誕生した「使徒もどき」もいる。
「もどき」といっても超常的な力を持つためガッツのような人間の戦士にとっては脅威であり、中には使徒と同等の戦闘力を持つ個体もいる。


最終更新:2026年08月19日 09:57