【メトロイドプライム(ゲーム)】

このページでは【ニンテンドー ゲームキューブ】のゲーム、 メトロイドプライム を解説する。
同名のキャラクターは【メトロイドプライム】を参照。

概要

メトロイドプらいム


他言語

Metroid Prime (英語)

ハード

【ニンテンドー ゲームキューブ】

メディア

8cm光ディスク

ジャンル

シューティングアドベンチャー

発売元

任天堂

開発元

レトロスタジオ

プロデューサー

宮本茂
三木研次

ディレクター

Mark Pacini

プレイ人数

1人

発売日

2003/02/28 (日本)
2002/11/15 (北米)
2003/03/21 (欧州)

値段

6,800円(税別)

レーティング

CERO:12歳以上対象

対応機能

GBAケーブル

使用ブロック数

3

シリーズ

メトロイドシリーズ

移植・リメイク

【Wii】:Wiiであそぶ メトロイドプライム
Wii:Metroid Prime Trilogy
Switch:【メトロイドプライム リマスタード】

日本販売数

約12万本

世界販売数

約284万本

【ニンテンドー ゲームキューブ】向けに発売した『メトロイドシリーズ』の1作。
『メトロイドシリーズ』の「探索」と「パワーアップ」をそのままに3Dアクションへと落とし込み、一人称視点のファーストパーソン・シューティングと3Dアドベンチャーゲームを融合させた作品。
「バイザーシステム」という主観視点ならではのバイザーを切り替える要素を採用し、作中の様々なものをスキャンして情報を解析したり、目に見えないものを発見できる。
ほぼ同時期に発売した【メトロイド フュージョン】との連動要素もある。

上記のバイザーシステムにより画面に見えるものがより重要視された設計が特徴的で、光源がほとんど無く暗い場所を探索することで2Dの『メトロイドシリーズ』で見られている「見えない壁」や「進めそうにない道」を擬似的に再現している。
【サムス・アラン】の特徴であるビーム兵器も4種類存在しており、本作では4つのビームを相手によって瞬時に使い分ける行為をゲーム性に取り入れている。

北米で先行して販売されており、そちらでは非常に高い評価を受け約198万本とダブルミリオン手前の大金星を記録。
この大出世により『メトロイド フュージョン』共々、『メトロイドシリーズ』の再始動を飾るに至る。

2009/02/19には【Wii】向けに『Wiiであそぶ メトロイドプライム』として移植された。
北米などの一部地域においては2009/08/24からWii向けに【Metroid Prime Trilogy】?というオムニバス作品が販売されており、そちらに収録されている。
2023/02/09には【Nintendo Switch】向けにHDリマスター版の【メトロイドプライム リマスタード】も発売された。

ストーリー

コスモ歴20X5年、銀河連邦の調査船は惑星SR388で謎の生命体「メトロイド」を発見した。
ところが、調査船は銀河連邦本部への帰還中、スペースパイレーツに奇襲され、全滅。メトロイドは要塞惑星ゼーベスへ持ち去られてしまう。

銀河連邦は腕利きのバウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)、サムス・アランにスペースパイレーツはメトロイドの殲滅を依頼した。
サムスは惑星ゼーベスへ単身潜入。苦闘の末、ゼーベスを統括していた機械生命体マザーブレインをも破壊し、任務を完了した。
スペースパイレーツの野望は阻止されたかに思われたが…

惑星ターロンⅣ軌道上にて

サムスにより全滅したと思われたスペースパイレーツだったが、惑星ゼーベス軌道上の宇宙船内で戦火を逃れた者たちがいた。
彼らは2つの部隊に分かれ、一方は要塞の再建をめざしてゼーベスへ戻り、また一方は新たな惑星で再興すべく、凄まじいエネルギーを感知した惑星ターロンⅣに降りたった。

その惑星で、彼らは鳥人文明の痕跡をありありと残す遺跡の数々を発見する。やがて、謎のエネルギーが、神殿跡の遺跡地下に封印された隕石から、漏れ出していることをつきとめる。

「フェイゾン」と名づけられたこのエネルギー物質には、生物を変異させる特異な性質があった。この性質に着目したスペースパイレーツは、フェイゾンによってターロンⅣの生物を変異させる実験を開始する。
同時に、フェイゾンの"核"と推測される隕石を入手するため、神殿地下への侵入を試みたが、封印の謎が解けず、隕石に近づくことすらできずにいた。

そして今、サムスが乗ったスターシップのレーダーは、惑星ターロンⅣ軌道上でスペースパイレーツの宇宙船を捕捉している…

ゲームシステム

  • 基本の流れ
    本作は一人称視点のアクションゲームとなっており、コントロールスティックで移動、Bボタンでジャンプ、Lトリガーボタンでロックオン、Aボタンでビームを放って攻撃しながら探索を進める。
    Yボタンでミサイル、Xボタンでモーフボールといった形でサムスおなじみのアクションも使用可能。
    更に十字ボタンで「バイザー」を切り替え、「スキャンバイザー」を選択してLボタンを長押しすると相手の情報や様々な機械へのアクセスを行える。
    これらを駆使して惑星ターロンⅣを探索し、様々なパワーアップアイテムを獲得して少しずつ探索範囲を拡大させ、神殿の封印の謎へと迫っていく。
  • ビームの属性
    本作では手に入れたビームを切り替えることができる。
    最初は「パワービーム」しか使えないが、ゲームを進めると電撃の「ウェイブビーム」、氷で弾速が置いが凍てつかせる「アイスビーム」、炎の熱で溶解する「プラズマビーム」が手に入り、それらを使って同色のゲートを開いたり、特定の仕掛けを起動させたりと探索の必需品となる。
    一部の敵はビームと同じ色をしており、同色のビームを当てないとダメージを与えられない。
  • ログブック
    スキャンバイザーでスキャンした情報やクリーチャー、更にはアイテムなどは「ログブック」へと記録され、いつでも読み返せる。
    探索のヒントや敵の撃破方法の糸口となるだけでなく、惑星の生物たちのちょっとした情報や、チョウゾとパイレーツ達がどのような考えで行動しているかなどのフレーバーテキスト的な要素を見て楽しむこともできる。
  • 特殊なバイザー
    ゲームを進めると新たなバイザーを獲得できる。「サーモバイザー」は熱を感知した画面へと切り替わり、「Xレイバイザー」はXレイにより目に見えないものや暗闇がはっきりと見える。
    これらの画面の切り替わりによりこれまで行けなかった場所に行けるようになったり、謎解きや探索をスムーズに進められる。
  • ヒント
    探索がある程度停滞していると自動的に発信されるヒント。
    マップの次のキーアイテムがある場所を示してくれる。行き方までは教えてくれない。
    オプションでオフにすることもできる。
  • チョウゾアーティファクト
    いわゆるキーアイテムで、惑星ターロンⅣ内に全てで12個のアーティファクトが隠されている。
    これをすべて集めるのがサムスが惑星ターロンⅣに降り立った後の一応の目的となるが、この手のものにしては珍しくゲーム序盤に収集するに至るストーリーの流れや導線が全く引かれておらず、ゲーム最終盤のヒントでようやく収集を開始することになるケースもありうる。
    アーティファクト神殿で簡単なヒントも教えてもらえるが、中には非常に難しい隠され方をしているものもある。
  • GBA連動
    本作は同時期に発売したGBAソフト『メトロイド フュージョン』と連動が可能。
    『メトロイド フュージョン』をクリア済みであれば、FCD版『メトロイド』を遊ぶことができる。
    『メトロイドプライム』をクリア済みであれば、サムスのスーツを「メトロイドフュージョンスーツ」に変更できる。

キャラクター

味方

中ボス

一部の中ボスはザコとして再登場する。

ボス

乗り物

関連作品

リンク

移植・リメイク

  • Wiiであそぶ メトロイドプライム
    2009/02/19にWii用のゲームソフトとして発売。基本はそのままで、Wiiリモコンによる操作のみに対応している。
    ライブラリーの解放が『メトロイドプライム3 コラプション』と同じ仕様のクレジット交換形式に変更された。
  • 【Metroid Prime Trilogy】?
    2009/08/24に北米、2009/09/04に欧州、2009/10/15にオーストラリア向けに発売されたWii用ゲームソフト。
    本作に加え、『メトロイドプライム2 ダークエコーズ』と『メトロイドプライム3 コラプション』の2本もセットにしたオムニバス作品。
    『Wiiであそぶ メトロイドプライム』と同じく、Wiiリモコンの操作に対応している。
    なお、本作が発売した地域では『Wiiであそぶ メトロイドプライム』は未発売である。

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最終更新:2025年10月16日 03:45