Wii とは、家庭用のゲーム機。
Wii |
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ふりがな |
うぃー | |
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発売元 |
任天堂 | |
メディア |
Wii用12cmディスク ニンテンドー ゲームキューブ用8cmディスク |
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CPU |
IBM PowerPCベース "BroadWay" | |
GPU |
ATI "Hollywood" | |
通信機能 |
無線LAN(IEEE802.11b/g準拠)またはLANアダプタ(オプション)によるインターネット接続 任天堂独自プロトコル方式によるニンテンドーDSとの無線通信 |
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発売日 |
2006/12/02 (日本) | |
値段 |
25,000円(税込) →20,000円(税込) |
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日本販売数 |
1,275万台 | |
世界販売数 |
1億163万台 | |
任天堂が発売した家庭用ゲーム機の一種。一部メディアでは「Nintendo Wii」と呼ばれているが、正式名称は「Wii」のみである。
【ニンテンドー ゲームキューブ】の後継機。開発時には「レボリューション」というコードネームで呼ばれていた。
開発コンセプトは「ゲーム人口の拡大」。
ゲームキューブに続きディスクメディアを採用。性能面はゲームキューブよりは高く設定されているものの、PlayStation 3等の同世代の他社ハードよりは遥かに低くHD画質には対応していない。そのため電力消費が非常に抑えられている。
【ニンテンドーDS】に続きインターネット通信に対応し、オンラインで通信プレイや一部製品の購入等が行えるようになった。ただし本作の時点では大容量のDLゲームは発売されておらず、Wiiウェアと呼ばれる小規模なタイトルに留まっている。
最大の特徴としてコントローラが今までのものと大きく異なり、棒状の「Wiiリモコン」と呼ばれる無線デバイスを採用。
テレビ上に設置したセンサーに反応させてリモコンのポインタで操作を行うという、直感的な操作を実現。初心者でも簡単に操作できる入力方式であり、前述のコンセプトである「ゲーム人口の拡大」を目指したものである。
もちろんそれだけでなく、横持ちや別売りのクラシックコントローラにより従来通りのボタン操作も行える。
本体には【Wiiチャンネル】と呼ばれる本体同梱ソフトを内蔵しており、いくつかはインターネットで追加配信が行われた。また、有料サービスのものもある。
過去のゲームをエミュレーターで再現した【バーチャルコンソール】も本ハードから販売が開始された。
また、任天堂の家庭用ゲーム機では初の後方互換にも対応し、ゲームキューブ用のゲームソフトの起動も可能。
ゲームキューブの不調もあって発売前はまったく注目されていなかったが、ロンチタイトルである【Wii Sports】?の爆発的なヒットにより普段ゲームを遊ばない層を中心に大ヒット。日本ではバラエティ番組の題材としても使用される事すらあった。
2007年~2008年には続けて発売した【スーパーマリオギャラクシー】、【Wii Fit】?、【大乱闘スマッシュブラザーズX】、【マリオカートWii】と言ったヒットタイトルが次々と飛び出し、任天堂はトップシェアへと返り咲く。
これによりコンセプトの「ゲーム人口の拡大」を実現した。
2009年には操作性を上げた「Wiiリモコンプラス」を発売。【Wii Sports Resort】?と【New スーパーマリオブラザーズ Wii】はヒットを見せる。
しかし、HD画質のマルチタイトルが販売されなくなった事や、任天堂のWiiリモコンを使用した新作が発売されなくなると共に事態は急変。2011年以降は新作ゲームやサードパーティの作品がほぼ途絶えてしまい、本体の販売数も激減を見せる。(任天堂のタイトルが減ったのは【ニンテンドー3DS】に開発を注力した事情もあると考えられる)
全体的に見ると一時期は覇権を握ったものの、その勢いを保つ事ができずに自然消失というかなり奇抜なセールスとなってしまった。
後期の息切れを反省してか、後継機である【Wii U】?の初期ではゲームタイトル数やコアユーザーへのアピールが中心的な行われていた。
日本国外では2012年に【Wii Mini】?を発売しており、2014年まではそれなりの実績を残している。