【ザンザ(ゼノブレイド)】

このページでは【ゼノブレイド】のキャラクター、 ザンザ を解説する。
【新・光神話 パルテナの鏡】のキャラクターは【ザンザ(新・光神話 パルテナの鏡)】を参照。

プロフィール

ザンザ

他言語

初登場

【ゼノブレイド】

【ハイエンター】?によって監獄島に封印されていた紫色の肌をした巨神。
太古の昔に滅んだ巨人族の一員で、かつて機神を切り裂くモナドを打ち鍛え、巨神とともに機神と闘った伝説の存在。

作品別

【ゼノブレイド】

モナドの攻撃を無効化してしまう顔つきの機神兵「フェイス」の対策に困っていた【シュルク】が、未来視によってその姿を目撃。
フェイス打倒のカギを握る存在としてシュルク達によって解放される。
「温厚なはずのハイエンターが両手足を拘束した状態で太古から封印している」という異様な状況にありながら、彼は平然とした様子でシュルク達の要請に協力、モナドに付けられていた「フェイス」を斬ることのできない「枷」を外そうとする。
しかし寸でのところで飛来してきた【フェイス・ネメシス】?及び【黒のフェイス】?が妨害。黒のフェイスの投げた対巨神界生物用の槍により、ザンザの肉体は消滅してしまう。
枷を外せない状態でフェイスたちに挑んだシュルク達だったが、やはり苦戦は免れず、戦いの最中で黒のフェイスの手によってメリアの父ソレアンが殺害されてしまう。
嘆くシュルクの耳に 「枷は既に外されている。斃したいと思う相手を念じながら力を解き放て」 というザンザの思念の声が入り、シュルクはモナドの「人を斬れない」という枷を外すことになる。
この監獄島の一件でザンザの肉体は消滅したものの、残留した思念が【アルヴィース】と会話しており、肉体の消滅自体は彼にとって大した痛手ではなかったことがうかがえる。

その正体はシュルク達が住む巨神界の舞台である巨神そのもの。
正確には巨神の魂が独立した存在で、機神【メイナス】?の対になる存在である。
遥か昔、ザンザがつかさどる巨神界は【ホムス】?【ノポン族】、ハイエンター、巨人族といった様々な生命が、メイナスがつかさどる機神界は 【機神界人】? (マシーナ)が誕生。二つの世界の住民はお互いを尊重しながら繁栄。
さらに心優しいメイナスの庇護によって高度な文明を築き上げた。
後の機神界盟主【エギル】?と彼の親友である巨人【アガレス】?もそんな時代に生まれ「いつかは機神界と巨神界の外の世界を見ることができるかもしれない」と希望を抱いていた。

しかし、巨神であるザンザはその平和と繁栄を好ましく思っていなかった。
彼はたまたまモナドに触れてしまった巨人アガレスを依り代として肉体を乗っ取り、モナドを振るって自らの分身である大量のテレシアを生み出して機神界を侵略。
そして巨神の活動力として巨神界に住む生物の大量の生命エーテルを搾取したため、機神界・巨神界双方に多くの犠牲者を生み出してしまう。
メイナスは巨神界・機神界の住民を救うためにザンザに立ち向かい、長い戦いの後に、ザンザは疲弊した所をハイエンター達によって肉体(依り代となったアガレス)を監獄島に、魂であるモナドをオセの塔に封印される。傷ついたメイナスも傷を癒すために永い眠りにつくという痛み分けの結果に終わる。
しかし、機神界では「ザンザはいつか必ず復活し巨神界と機神界を侵略する」と語り継がれることとなる。

ゼノブレイド本編で行われていた機神界による侵略行為はこの一件で親友アガレスと多くの同胞を失い復讐鬼と化したエギルの手によるもの。
ザンザを滅ぼすため、まずザンザに必要な生命エーテルの供給源となる巨神界の生物を全て抹殺することを企て、機神界を大規模な兵器生産工場に改装、人々を殺す機神兵を作り出したのである。
シュルク達を警戒し、多くのフェイスを生み出したの、彼の力が恐ろしい以上にモナドを振るう彼がかつてのアガレスのようにいつザンザに乗っ取られてもおかしくないと判断したため。
最終的にエギルはシュルク一行に敗北するものの、シュルクがモナドの声に呑まれず自身を貫いて和解の道を示したことに感銘を受け、機神界と巨神界は再び手と手を取り合うことになる――

しかし、ここにきてシュルクは【ディクソン】?の凶弾に倒れることとなる。
困惑する一同を他所に、ディクソンが「説明する必要はねぇぜ。さぁ、両の眼に焼き付けな。ザンザ様復活の瞬間をなぁ!!」と述べたかと思うと、 横たわったシュルクの中からザンザの真の姿が目覚めることとなる
魂であるモナドをオセの塔に封印されていたザンザであったが、当時4歳だったシュルクを含むモナド探索隊がモナドに接触した際、その場にいたホムスの全ての命を奪うことで覚醒していた。
そしてザンザはモナドの側で死んでいたシュルクを依り代にし、いずれモナドを振ることができる器へと成長するまで彼の体の中に潜伏していたのだった。
覚醒した姿は神々しい衣装を身に纏い、天使の翼のような眩い光輪に包まれているものの、顔は依り代としていたシュルクそのもの。
その本性は自分を絶対の神として奢り高ぶった極めて傲慢な性格で、巨神界に生まれた生物も 「我が身から擦り出た垢のような取るに足らない存在」「我に喰われる餌としてのみ存在価値がある」 と完全に見下しており、一人一人の生命を尊重しているメイナスとは対極の存在であった。

完全覚醒したザンザは【フィオルン】の肉体への負担を考えて全力が出せないメイナスを撃破し、彼女が持つモナドを強奪。
そのままメイナス亡き後傷ついたエギルが操作する機神を撃破、シュルクはモナドを奪われた上で完全に沈黙――
そして皇都アカモートに住まうハイエンター達に高濃度のエーテルを浴びせ、自身の分身であるテレシアへと変化させ、巨神界の生命全てを刈り取ろうとする。

当面の敵を撃破し、機神と巨神二振りのモナドを手にし、全ての世界の因果をその手中に収めたはずのザンザだったが、彼の未来視はなぜかシュルク達と戦いを前にして途切れてしまい、さらに侵略を任せたテレシアの力達が思うような成果を出せておらず、直属の使徒であるディクソン、ロウランもシュルク達に討たれてしまう。
それでも彼は「神在ってこその世界。この世界は我の世界」と己に訴えかけ、再起したシュルク達を傲慢な創造主として迎え撃つ。
しかしシュルクはモナドを失ったにもかかわらず未来視を使いこなし、次第にザンザを追い詰める。
絶対の存在であるはずの神である自分が追い込まれていることを受け入れられないザンザを他所に、シュルクは自身が持つモナドレプリカをの文字が映される最後のモナドへと進化させ、ついにはこれを撃破する。

その後、【アルヴィース】によってザンザが元は血と肉を持っていた一人のクラウスという人間であったことを明かされる。
彼が純粋な探求心で始めた実験がきっかけて彼がもともと住んでいた世界は消え去り、機神と巨神という二つの神で成り立つ新たな世界が誕生した。
記憶を失ってザンザとしてこの世界に産み落とされた彼は孤独な存在であり、それ故に自分と同じ姿をした生命を生み出した。
しかし人々が進化し、世界が次の段階へと進化しようとすれば、その行く末は次代の意識、生命体に委ねられ、自ずとザンザという個の意識は消滅してしまう。
それを恐れたザンザは己の消滅から逃れるため、永遠に破壊と再生を繰り返す停滞した世界を望んだのだった。

その後、アルヴィースによって神の力を継承したシュルクにより「神なき世界」が選択されたことにより、神が生み出した世界の行く末は神なき世界で暮らす人々へと託されることとなる。

ラスボスとしてはスタンダードなタイプでバフ・デバフ・手下呼びを一通り使いこなす。
戦闘は3連戦となり、1戦目はタレントアーツの「モナドクロスⅧ」で大ダメージを与えつつ、【ザンザガーディアン】?(Lv78)を召喚する。Lvは非表示だが内部では81相応。
2戦目は姿が代わり、Lvは82相応に。タレントアーツが「ゴッドバズーカⅧ」と「モナドシューターⅨ」に変更。「世界の再構築」で凶暴化したりバリアを張る。ザンザガーディアンはLv80に強化。「ゴッドバズーカⅧ」がかなり強力でシールドで防がないとほぼ即死する。「モナドシューターⅨ」は防ぐためのシールドのレベルが非常に高く、防げないとバインド付与で助け起こしが封じられてそのまま全滅する危険性がある。HPを8割ほど削ると3戦目に移る。
3戦目は2戦目と同じ姿だが弱体化しており、こちらには「モナドⅢ」が手に入るが、この時にモナドレプリカに付けていたエーテルジェムが勝手に外されるので注意。弱くなっているとはいえ「ゴッドバズーカⅧ」の威力や「モナドシューターⅨ」による事故はそのままなので油断は禁物。Lvは82相応のまま。
1戦目と2戦目では未来視発動の条件としてボタンチャレンジを成功させる必要がある。3戦目では「モナドⅢ」を創り出した事でボタンチャレンジ無しで未来視が表示される。

敵としてのレベルは【使徒ディクソン】?(Lv80)とほとんど変わらない。
適正レベルで挑めば中々に強いが、直前に相手することとなる【使徒ロウラン】?がえげつない搦手の使い手なので、体感的な難易度はそちらの方が遥かに高い。
彼女にごり押しで勝てるくらいレベルを上げた結果、ザンザ自体には割とあっさり勝ててしまった、という報告もちらほら。
タレントアーツの「ゴッドバズーカⅧ」はレベル8なので、防ぎきるためにはモナドシールドのアーツレベルをⅧまで成長させる必要がある厄介なアーツ……なのだが、ゴッドバズーカなどという何とも言えないネーミングセンスがしょっちゅうネタにされる。
また、巨神界に住む生物を「我から生じた垢のような存在」と見下しているが、彼の身体である巨神界には彼以上の強さを持つモンスターがウヨウヨしているため、やっぱりシュール。
以上のように、シナリオ上ではシュルクの前に立ちふさがる強大な悪としての役割を全うしてくれたものの、ゲームの仕様上のシュールな部分と本人の傍若無人な性格が合わさって絶妙な残念さを醸し出しており、彼の一人称からとった 「我様」 の愛称で呼ぶユーザーも。

【ゼノブレイド2】

彼自身は登場しないものの、前作のエピローグで少し映るだけであった、彼本来の人格であるクラウスが別の世界の創造主としてまさかの再登場を果たす。
記憶を失ったザンザと違い、元居た世界の記憶を維持しており、その罪を償うために世界に尽くしたというまともな性格の立派な神様だったため、ザンザの残念神ぶりが余計に際立つことに。
しかもクラウスにはザンザが未来視でも見通せなかった「ザンザがシュルクとの対決する姿」を通り越して 「ザンザがシュルクに敗北する姿」 まできっちりと見られており、レックスと対面した際には「向こう側の私が潰える時が近づいている」と述べていた。
また、ザンザの方からはクラウスのことは全く知覚できていなかったが、最終決戦時のクラウスの耳にはザンザに立ち向かうシュルクの言葉が届いていたため、クラウスの方からはザンザの動向について概ね把握できていた模様。

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最終更新:2024年09月25日 15:23