【アルヴィース】

このページでは【ゼノブレイド】のキャラクター、 アルヴィース を解説する。
【ファイアーエムブレム 聖戦の系譜】のキャラクターは【アルヴィス】?を参照。

プロフィール

アルヴィース

他言語

Alviss

本名(?)

ウーシア

種族

【ホムス】?
トリニティ・プロセッサー

性別

年齢

不明

身長

170cm

職業

予言官
ザンザの使徒

出身

不明 (軌道タワー 第一軌道ステーション ラダマンティス?)

所属

エンシェント家
ザンザの使徒

声優

程嶋しづマ

初登場

【ゼノブレイド】

【シュルク】の前にあらわれる謎の青年。

【ハイエンター】?のエンシェント家で予言官を務める。
その正体はザンザの使徒(三聖)の1人。しかし、ほかの三聖とは違いシュルクに幾度となく助言をしたり彼らを試す発言をするなど使徒ともまた違った雰囲気を漂わせる。
その真なる正体はある世界の相転移実験施設の管理コンピューターだった存在。

作品別

【ゼノブレイド】

初登場作品。時にシュルクを助けたり、問いかけたりする。
シュルクがザンザを打倒した後にザンザの過去と世界の成り立ちを見せシュルクに世界のあり方を問う。そうしてシュルクが新たに創造した世界の成立を見届けて、いずこかと去っていった。

  • 『ゼノブレイド2』『3』を踏まえた『1』のアルヴィースの行動
    トリニティ・プロセッサーという概念とアルヴィースの個性が『2』「新たなる未来」で語られたことにより、ふわりとしていた感じの『1』のアルヴィースの行動原理がかなり固まってくる。
    まず大前提として、合議制人工知性群「トリニティ・プロセッサー」はマルチバースジョイント「ゲート」の管理のため、旧世界(アルスト側)のオービタルリングに設けられた「アオイドス」と呼ばれる学術機関により作られた生体素子を採用したコンピューターである。
    管理にあたって合議制を持たせるため、トリニティ・プロセッサーの3基はそれぞれ異なる仮想空間で育成されている。その結果、 プネウマは女性人格、ロゴスは男性人格、ウーシアは間を取り持つ「裁定者」 として形成された。
    クラウスの相転移実験の失敗後、ウーシアは巨神界の次元へ飛ばされ、 巨神界の管理者 となる。
    そして巨神の魂として君臨したクラウスの半身・ザンザ、機神の魂として君臨したガラテアことメイナスのどちらが巨神界の担い手となるかを「裁定」すべく、この世界に、トリニティ・プロセッサーの能力である「モナド」「未来視(ビジョン)」を概念として設定した。
    当然ながら権限としてはザンザやメイナスよりも上位の管理者であるため、彼らよりも強い力の行使は可能。だが、自らが摂理に従わざるを得ない存在であると共にアオイドスで「裁定者」として形成されているため、それ以上のことには干渉はできない。
    ザンザの3使徒として活動している理由は、ザンザをトリニティ・プロセッサーの代わりにするためだろう。トリニティ・プロセッサーは3基揃っていなければ正しく機能せず、欠けている場合は代用可能な何かが必要となる。
    ザンザはアルスト側のクラウスと繋がっているため、ザンザを代用の1つにすれば繋がっているクラウスの後悔の念も代用できる。
    ハイエンター内で「予言官」として活動しているのも、プロセッサーの代用としているザンザの肉体が監獄塔というハイエンターに関係のある場所に封印されているからだと思われる。
    ザンザがシュルクを依り代に選んだ瞬間から、モナドと未来視の力をザンザ経由とはいえ扱えるようになったシュルクもまたアルヴィースの「裁定」の天秤にかけられたことになる。(ダンバンはトリニティ・プロセッサーに適合しない者なのでモナドを扱う資格がない)
    メイナス、ザンザ、シュルク、これら3人を新たなる未来の担い手の候補とした結果、最終的に勝利したのはシュルクであり、シュルク自身が「神なき世界」を望んだことで、アルヴィースは巨神界の神ともいえる管理者の立場から離れた。
    これにより、巨神界からは理に干渉する「モナド」「未来視」の力は消え去り、「つながる未来」へと移行する。

【ゼノブレイド2】

アルヴィース自身は登場しないがクラウスが「相転移実験施設の3基のコンピュータの1つ、"ウーシア"はクラウスの半身と共に異次元に消えた」と語っており、無印でアルヴィース自身が語っていた「相転移実験施設の管理コンピューター」という発言から彼こそが消えた"ウーシア"であると推理できる。
ロゴス【プネウマ】片割れと比較して中性的で落ち着いた雰囲気を持つのは「"合議型"人工知性群(トリニティ・プロセッサー」の1つとして産み出されたからだろうか。

【ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション】

『2』でクラウスから語られたことを反映してか、首元のアクセサリーが鍵状のものから赤いコアクリスタル状のものになった。
彼が見せるクラウスの過去の内容は無印と変化していない。転移の際に記録情報が欠落したのだろうか。

【ゼノブレイド3】

DLC「新たなる未来」に登場。
壮年期のシュルク・レックスの主人公コンビ、そして本編シナリオのラスボスであるゼットが彼と対峙しているという衝撃的な場面から物語が始まる。

本作でやはり彼こそがトリニティ・プロセッサーの一角のウーシアであることが明言された。
トリニティ・プロセッサーは「合議型」人工知能であり、本来「裁定者」であるウーシアは裁定すべき意見を述べてくれるロゴスとプネウマの存在がなければ機能せず、ただの機械に過ぎないはずであった。
しかしアルヴィースと言う一個人はクラウスの抱いた後悔の念を受けて誕生しており、それ故に『1』の世界で彼はシュルク達に協力できた。

本作の舞台、アイオニオンを形成しているオリジンはウーシアのコアクリスタルを元に作られていることが判明。
行使できる力の範囲においてはオリジンの管理権限を取得した【ゼット】をも凌駕する、アイオニオンにおける「神」そのものと言える存在である。
しかし、クラウスが死んだことでアルヴィースの人格を失ったウーシアは冷徹な機械と化し、「未来を作るためには今に留まろうとする過去の存在は不要」という結論を出す。
自身を新たな世界の創造主「アルファ」と称し、アイオニオンで生まれた新しい命であるシティーの人々のみを導き、アイオニオンという世界そのものを消滅させようとした。
流石のゼットも世界の滅亡を防ぐためは手段を選んでいられず「事が収まるまではメビウスによる侵攻を止めて相互不干渉にする」という条件の下、二つの世界の英雄であるシュルクとレックスと共に立ち向かい、
一度は撃退に成功するも、ゼットはオリジンにおける権限を奪われ、シュルクは片腕を、レックスは片目を失った上アルファ自体は健在で、世界の滅亡をほんの僅か先延ばしに出来ただけであった。
アルファはその後、肉体・精神共に適性があった少女ナエルを依り代に選び、シティーの住民を改めて導こうとするが、ゼットから対策として送り込まれた「終の剣」を持つメビウス・エヌの襲撃によって失敗。
そしてこの一連の騒動の中でアルファの中から、嘗てアルヴィースとしてシュルク達を導いたウーシアの良心が抜け落ち、一個人として独立したのがエイである。

依り代として選んだナエルはマシューの必死の訴えによって世界への憎しみを捨てることとなるが、アルファはその肉体を強引に乗っ取るようにして顕現。
姿形は『1』のアルヴィースそのものだが、冷徹な機械と言われるようにその性格は過去の彼とは似ても似つかず、その冷酷で傲慢な口ぶりはかつてのザンザに近い。
しかし、利害の一致から共闘することとなったエヌの終の剣によってナエルの肉体が解放されると、『1』の巨神と『2』のデバイスを掛け合わせたような容姿の巨体で顕現し、最終決戦となる。
マシュー一行と互角に渡り合うが、エヌの終の剣に宿るロゴスのコア、終の拳であったマシュ―のブレイドに宿るプネウマのコアによって目覚めた6人合体ウロボロスの攻撃でついに倒される。
その後、オリジンの根幹たるアルファとしてのアルヴィースを失った世界はこのままでは早々と消滅してしまうのだが、もう一人のアルヴィースであるエイ、シュルク、レックスが世界の依り代となることである程度は安定性を取り戻し、いつの日か歪んだ世界が正されるその日が来るまで、世界を3人で支え続けることとなる。

能力・武器

  • モナド

おもなセリフ

  • 変えたいかい?――――未来。
    公式サイトのキャラクター紹介にも記載。

元ネタ推測

  • アルヴィース:「すべてを知る者」と訳される北欧神話に登場する小人。
  • ウーシア:ギリシャ語で「実体」「本質」の意味を持つ言葉。(οὐσίᾱ)

関連キャラクター

余談

  • 「銀髪の美少年」「ミステリアスな雰囲気と思わせぶりな言動が目立つ」「何も知らない主人公をやたらとねっとりした絡みで導いてくれる」「表面上は協力してくれるが敵か味方かはわからない…と見せかけてやっぱり味方」「正体は限りなく神に近い存在」等々
    石田彰が演じるキャラクター(具体的には新世紀エヴァンゲリオンの渚カヲル・未来日記の秋瀬或等)を思わせる要素が多いことから一部のネットユーザーから「石田」という愛称で呼ばれている。
    もちろんCVは石田彰ではなく程嶋しづマだということを踏まえた上で「CV石田じゃないけどCV石田みたいなキャラ」というネタである。
    続編のゼノブレイド2及び黄金の国イーラでは実際にCV石田彰のキャラクターが二人も登場したが、アルヴィースとは似ても似つかない真面目且つ真っすぐな少年キャラであった。

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最終更新:2025年03月23日 11:42