アルビ(Albi)は南フランスの都市で、タルン県(タルヌ県) の県庁所在地になっている。
1209年からのアルビジョワ十字軍によってカタリ派の掃討が行われ、市はカトリックの司教が支配する都市となった。
そのときに建造されたベルビ宮殿(旧司教館)やサント=セシル大聖堂が今も残り、ばら色のレンガが織りなす美しい旧市街の町並みとともに、2010年に「アルビの司教都市」(Cité épiscopale d'Albi)として世界遺産に登録された。
15世紀後半から16世紀前半には、藍色染料の原料であるタイセイ(大青)の栽培と流通で巨富を築き上げた。そのころには次々と豪華な邸宅が建てられていったが、インドから安価なインディゴがもたらされるようになったことから、繁栄は1561年に終わった。
主な産業はガラス工業、食料品工業、化学繊維工業などである。
ノストラダムス関連
ノストラダムスは青年時代に近隣の
トゥールーズ、
ナルボンヌ、
カルカソンヌなどに滞在していたことがあるので、当時タイセイ景気に沸いていたアルビを訪れたこともあったのかもしれない。
しかし、それを裏付ける直接的な言及はないようである。
むしろアルビ市立図書館(マルチメディア館)に、
『予言集』初版が残されていることの方が、関連情報としての重要度は高いだろう。
予言集での登場箇所
地図
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最終更新:2010年11月05日 22:19