以下に全訳を示すが、原書には段落分けが全くないので、当「大事典」で便宜的に区切った。
全訳
注記
ノストラダムスの予言集に関連して、『百詩篇集』(Centuries) という呼び方をしている最も古い証言の一つ。また、かなりの酷評ではあるが、同時代の文人による、文学的見地からの評価を含んでいるという点でも貴重である。
その酷評はおそらく関心の薄さとも結びついているのだろう。
書誌情報は、ノストラダムスの晩年もしくは死後に刊行された版の言及が中心を占めており、生前の版について (真偽不明なものも含めて) いくつもの情報を提供してくれている
ラ・クロワ・デュ・メーヌによる書誌情報に比べると、少々物足りないのは否めない。
なお、ガレノスの釈義は1557年初版だが、1558年にも再版されており、年に誤りはない。しかし、そのどちらもが
アントワーヌ・デュ・ローヌによって刊行されており、その兄弟であるアンブロワーズが手がけたノストラダムス関連文献は確認されていない。
最終更新:2014年05月20日 23:51