『
昭和オカルト前史研究読本』は、2025年11月に発売される
ASIOSの著書(奥付は12月3日、版元ドットコムほかインターネット書店などでは11月26日発売)。
2019年に発売された『
昭和・平成オカルト研究読本』の姉妹編に当たる著作である。
共著者のうち、
ASIOS会員は、小山田浩史、羽仁礼、
原田実、藤野七穂、本城達也、
皆神龍太郎と、当「大事典」管理者(山津寿丸)の7名。
ASIOS会員以外の共著者は、黄之瀬寛朗、中根ユウサク、幕張本郷猛の3名。
【画像】 カバー表紙
構成
全三章構成で、コラム、特別論考などが併録されている。以下、版元ドットコムから目次を引用する。
■第1章 超能力・占い・心霊・予言
◎中岡俊哉――怪奇と恐怖のウルトラ怪人物スリラー画報!(幕張本郷猛)
◎霊的現象や超能力と電子工学(
原田実)
◎西他石の心霊現象研究と昭和オカルト(藤野七穂)
◎日本でのブーム以前、欧米で「
恐怖の大王」はどう解釈されたか(山津寿丸)
■第2章 UFO・UMA
◎アーノルド事件以前の先駆的コンタクティーたち(小山田浩史)
◎UMAというジャンルを定着させた小畠郁生(原田実)
◎斎藤守弘――科学と空想の境目に咲いた前衛科学の華(幕張本郷猛)
◎日本の超常研究の生き証人にして、生きるレジェンド・南山宏(羽仁礼)
◎『逃げろツチノコ』前史――未確認動物史における潜流(黄之瀬寛朗)
◎雪男探検史――学術探検から「夢」の探求へ(黄之瀬寛朗)
◎コラム UFO、心霊、そしてSFへ――昭和プレオカルト古書の世界(中根ユウサク)
■第3章 オカルト・精神世界・古代史
◎オカルト批判の先駆的人物だった沖野岩三郎(原田実)
◎聖書や仏典とオカルトを結びつけた山本佳人(原田実)
◎関口野薔薇と十菱麟――昭和30年代の精神世界の探究者たち(中根ユウサク)
◎日本=ユダヤ同祖論は英国=ユダヤ同祖論の輸入だったか(原田実)
◎吾郷清彦の神代文字研究と昭和オカルト(藤野七穂)
◎特別論考 日本超常現象懐疑派前史(
皆神龍太郎)
◎昭和オカルト前史年表(本城達也)
ノストラダムス関連
恐怖の大王
- 「日本でのブーム以前、欧米で恐怖の大王はどう解釈されたか」(p. 72-88)
のみである。
この項目は、当「大事典」管理者の査読付き論文
でカットした、信奉者側の受容の歴史について扱った文章を大幅に膨らませたものである。
上記論文「『恐怖の大王』か、『世話役たる大王』か」でも触れたとおり、
恐怖の大王は注目度の高い用語にもかかわらず、これに的を絞った解釈史の整理は、先行研究が非常に少ない。そうした空白を多少なりとも埋めることが、上の項目での狙いである。
他の項目での言及例
以下の項目などでも、ノストラダムス関連の言及がある。
- 南山宏は日本の超常研究の生き証人にして、生きるレジェンドである(羽仁礼、p. 128-139)
- 聖書や仏典とオカルトを結びつけた山本佳人(原田実、p. 188-198)
- 昭和オカルト前史関連年表(本城達也、p. 274-281)
書評
- 『ムー』2026年4月号に、「なんとも興味の尽きない一冊」等とする書評が掲載された。
【画像】『ムー』2026年4月号
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最終更新:2026年03月09日 20:41