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 オーガ 

オーガは元々団結し戦争で勝利を収めた一大勢力でしたが、現在はかつての軍事的文化・伝統を取り戻すため新世代の戦士達を必要としています。



ON THE OGRES ─オーガ─

Broken Mawのオーガはその大きな存在感や、文化的に気品や娯楽よりも戦闘技術の洗練を重視しているため、その存在についてよく知らない人たちから原始的だとみなされがちです。しかし研究を入念に行えば、この種族は軍事的戦術を愛していて、敵味方問わずその武勇に最上の敬意を払うことがわかるはずです。

オーガは平穏であれば用心深く周囲に気を配りながら行動を起こします。しかしひとたび感情を解き放つと、その類まれな体躯で予測のつかない結末をもたらします。

OF THEIR TALE─伝承─

Ghorrokは氷河、溶岩流、広大な山岳高原や洞窟ジャングルからなる惑星で、生息する昆虫はハーフリングの大きさまで育つと言われていました。Suroth大陸にはオーガの七氏族が定住していましたが、神聖な境界を守らせることでしか共存できませんでした。この境界線は「Graven Hold」(刻まれし支配)の神々と難解な「戦の七トーム」の存在によって受け継がれてきました。トームは各氏族に授けられ、種族の滅亡に瀕した際に顕現する無敵の力の存在を示唆していました。


 ・七氏族の手掌によってのみ封印は開放される。

 ・七氏族の瞳によってのみその言葉を理解できる。

 ・平和がなければ戦を享受できない。

 ・氏族を一つでも失えば種族は生き延びることはできない。  ─七氏族の祈り


Graven Holdは七氏族が氏族間でトームを共有するようになるまで解読不可能なルーンにその知識を隠匿しました。もしトームが一つでも破壊されていたら、神々はオーガをゴロクの地表から消し去ったことでしょう。しかし、結果としてそのようなことは起こりませんでした。このようにして、各氏族は境界線を尊重して自国の領地内でのみ繁栄しましたが、氏族長はあえてその秘密を共有することがなかった為、トームの叡智が利用されることはありませんでした。各氏族は各々のやり方でトームを管理していました。

Bloodmareのオーガ達はルーンの回収に加えて、解読をメイジの一団に命じました。一方、Asturrのオーガ達は自身の山岳要塞の地下にある溶岩池の上に吊るしました。この溶岩の大釜には盲目な六人の戦士が配置され、トームと繋げられ、溶岩の光がなければその存在を確認することはできませんでした。もし戦士が命を落とせば、トームも消え去ります。危険だが効果的なやり方で、戦場でのオーガの「敵を滅ぼすか、諸共滅びるか」という考え方を如実に表しています。

七氏族でも最小のブラックムーンBlack Moonのオーガは幼少時から解読可能なルーンを覚えておき、生存の為活用しました。しかし富める者から貧する者まで、この状況は各氏族に沸き上がるあるモノを覆い隠しました。オーガの魂から沸き上がった本能─すなわち征服により正当化される支配欲です。そしてオーガにとって、他のオーガを倒すこと以上に優れた存在価値の証明の方法はありません。


 Graven Holdが書き残さなかったことだが、私は七つのトームは自滅するのを防ぐ為に授けられたのだと考えている。私は父や祖父と同じ楔に繋がれながらも、長い間昼も夜も研究を続け、他のトームの禁じられた写本すら研究した。だが、ひょっとしてこれは全て虚構なのかもしれない。トームに実際に力があるのかもしれないし、ないのかもしれない。我々には知る由もない。しかしそれこそが目的だったのだろう。

─ Bloodmareの暗号解読者 Drukos


やがてTerminusの大地に放り出されると、氏族間に引かれた境界線はたちまち砕け散りました。長い抑圧を経て、全面戦争が始まったわけです。もし戦争の混沌から暗黒の救世主が生まれなければ、この規模の衝突で種族の滅亡を招いたことでしょう。Black Moonの族長Rothukは名前を呼ばれたと告げて氏族を南端の山の尾根へと連れていきました。彼はBlack Moonのトームを携え、ルーンの秘密を解き明かせるかもしれないと囁きながら一人でかの呪われた地へと足を踏み入れました。それから数週間も姿を現さず、Dark Sunの赤いオーガ達が残った最後の仲間を攻撃しようとした時、すっかり変貌したRothukが霧と闇の中から現れました。


 塵が空を覆っていた。この呪われた大地の盆地を下り、Dark Sunが押し寄せてきた。その数は大勢。我々は奴らを巻き添えにして死ぬつもりだ。

 それから私はRothukの咆哮の声を聴いた。まるで火山のようだった。ダークサンの戦士達は立ち止まり、空を見上げた。しかしRothukはもう奴らの眼前にいた。何を見たのか口にすることはできないが、盆地は奴らの血で覆われた。奴らの死体はいまだ地中で凍りついたままだ。誰も生き残れなかったのだ。─ Black Moonの副官、 Krogad


開放されたトームの力を傍らに、Rothukはブラックムーンの王を名乗り、全七氏族を統べる統治者という前代未聞の主張を宣言しました。そして続く戦役で他の六氏族の長を自らの手で葬り去り、その称号を正当化していきました。対抗勢力は波に乗ったBlack Moonの前ではなす術なく、一つまた一つトームが奪われていきました。そして勝利に酔いしれ、Rothuk王は古代Terminusの殿堂、Reignbornドラゴンの像を汚しました。このモノリスはこの惑星の見えざる権威、ドラゴンキングの血統そのものを象徴する存在でした。

しかしこの王は一息にドラゴンの顎を引きちぎり、足元に投げ捨て踏みつぶしました。愚弄の極致として、王は傷物にされたドラゴンの口の中に玉座を据えました。王はその玉座から統一したオーガの軍勢をReignfall大陸中へ解き放ちましたが、その貪欲な目は世界全体へと向けられていました。しかしこの征服の時代は長く続きませんでした。王は次第に敵を恐怖に陥れた力に自身が蝕まれていきました。うわ言を発し、閉じることのない瞼。周囲はそう語り、勝利を重ねるごとにトームの呪いが王を強く蝕んでいったと言います。絶え間ない囁きで王が狂気に呑まれた時、不敗の王は玉座から退き消滅しました。


 私は彼の最期の咆哮を聞いた。苦痛に呻いていた。私は急いで様子を見に向かったが、彼は消えてしまった後だった。トームと共に消えてしまった。我々は大艦船に置いて行かれた島のようだった。なくなってしまった。この星で得たものは全て。王も、Rothuk…戦友…は砂になって消えてしまった。 ─ Broken Mawの将軍 Krogad


指導者が欠けていては、オーガはこれまで血を流して得てきた領地を守ることができませんでした。敗北、敵対、裏切りの中で、その誇り高き本能は王そしてトームと共に消え去ったようにみえました。レブナントの勢力がブロークン・モーに侵攻すると、この混乱した国は他の種族と同様壊滅し、Ashen Sanctumに逃げ場を求めていました。


無常の時代になってオーガは再び戦場に臨んでいます。Wos Cheとのライバル関係は再び燃え上がり、オーガ種族本来の獰猛さを持った戦士や、分断した勢力をまとめることができるリーダーを必要としています。しかしその根底では自らの手で奪い取った戦争のトームの奪還という野望で燃え上がっています。




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ロア 種族
最終更新:2026年05月07日 20:55