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 エルフ 

エルフは長い間災厄に悩まされてきましたが、今はFaerthale評議会の統治と輝くLucent Treeの下で過去を悼み、栄えています。



ON THE ELVES ─エルフ─

エルフからは忠義心を得るのも失うのも容易ではありません。種の絶滅に瀕した経験があるため、エルフは命の儚さに関して不滅の感覚を持っています。
しかし決して脆弱な生存者などではなく、エルフは建築から農業に至るまで比類なき職人であり、アーケインの魔法や肉体的な才能が風、雨、嵐のように自然に備わっています。


エルフの兄弟の心はこの種族を二つに分かちました。アシェンエルフは都市Faerthaleの内側から統治し、警備と防衛を常に怠りません。一方でエンバーエルフは都市を取り巻く大地に鋭く目を配り、周囲に巣食う悪を退治しています。



OF THEIR TALE─伝承─

Faerthaleのエルフを正しく理解するには、その先祖まで本の記録を辿らなければなりません。そのページは分厚く、栄光と悲劇に満ちており、Terminusに足を踏み入れる遥か昔からその歴史は始まっています。惑星S'iolaenにおいて、エルフは最大勢力として千年間栄え、戦闘、職人、魔法の技術に秀でていました。また、その力はGuardian North、Fertile West、Archestral Southの三つの領土に集中していました。しかし災厄がエルフの連帯を引き裂き、混乱状態の最中、北方の軍事都市は西方の肥沃な土地を破壊しました。


 北方都市は自身が不平等にあえいでいると考えている。その不均衡は対応の失敗や腐敗した権威に原因があるというのに、この国家は西方に秘密の食糧庫があるという噂に惑わされている。長い間我ら三つの領土をTohrから守って来たにも関わらず、北方都市はこの悪しき獣と繋がり、同胞たる西方のエルフの民に情け容赦なく攻撃を始めた。Tohr'mentiriiはこのようにして生まれ、エルフの血族から永久に袂を分かつことになった。 ─ S'iolaenの古代文書からの引用


この災害で、エルフの神のAelossとDythiirは残った者達を東端の肥沃な谷、エルフ生誕の忘れ去られた聖地へと導きました。この地は難民を暖かく受け入れ、その悲しみを夜明けの光のように溶かしていきました。この聖地には山と見間違うかのような巨大な樹木がそびえ立っていて、雲に覆われていました。そして谷底からその巨木が立ち上り、まわりには動物や草木が生息し、滝が流れ落ち虹がきらめていました。その巨木を回るのは駿馬に乗っても半日かかるほどです。その幹の力強さや凄まじく、谷底の岩が山の尾根で見つかったほどです。その木からは四本の大枝が空に向かって橋をかけるように伸びていましたが、その全てが谷の裂け目を繋いでいたわけではありませんでした。


 その四本の大枝から季節という果実がそれぞれの枝から生まれ落ちていた。
雪の木の葉。流れ落ちる雨の花、熱気を感じる花。谷底で砂のようにうねる赤と金の落ち葉の吹き溜まり。二本の大枝には雨雲が浮かび、その間できらめき輝く。洞窟のように広がる樹根のこぶの下を縫うように流れるのは翡翠色の川、N'yleenで、この四土地の肥沃を底から支えている。
これが二つ目の夜明け、Lumosだった。 ─ S'iolaenの古代文書


しかし数十年経たないうちに、貪欲なTohr'mentiriiはこの肥沃な土地にエルフがいることを突き止めました。そして憎悪で心を亡くしTohrの軍勢と共にこの谷底の聖地を地獄の業火で包みました。この攻撃の終わりにはLumosまでもが炎に包まれ死にかけていました。エルフは絶望した放浪者として災厄にまみれた大地へ逃亡しました。悲嘆に暮れる中この人々は自らの種族の名前に「アシェン」の名を冠して、子供から年寄りまで全員Lumosの木灰で顔を彩りました。

しかしDythiirはその巨木から種を回収していて、アシェンエルフに授けていました。一方、Aellosは二つの預言を残し、その種子は新天地に植えられるだろうという預言を授けました。このようにして、Terminusでのエルフの時代は既に預言されていました。やがてRoan山脈の裂け目に根を下ろすと、人々はこの種子を厳粛な儀式の下植えました。アシェンエルフは「三つ目の光」となるこの木にLucentと名付けました。


 この大地に足を踏み入れて最初の数か月の間に新たな体制が生まれ、Council of Nine Branches(九本枝の評議会)となった。この議会はそれぞれが同等の権力をもち、「九本」の内の「一本」が全体を公平に監視する。これによりもう二度と孤独な北方土地や見放された西方土地を生まないようにした。しかし同胞の数は減ってしまい、当初は子供同然の者を役職に就かせねばならない程だった。



数百年以上年月が経ち、アシェンエルフはRoan山脈とLucentの木のそばで繁栄していった。しかし運命はこの聖地の味方をしませんでした。Decide Warが勃発しRevenantがかつてのTor'MentiriiのようにKingsreachを跋扈、エルフたちは亡命、再び聖なる木が焼かれました。戦争がエルフたちの優勢に傾いた頃、人々は「沈黙の聖地」から傷ついた巨木に集まり、その幹に次々と手を当てました。柔らかい暖かさが燻る樹皮からではなくもっと深い芯から伝わってきました。


 我々は嘆き悲しんでいたが、悲嘆は突如歓喜へと変わった。ハートシードの暖かい光で、斧で傷つけられた裂け目、Revenantの炎により焼かれ縮れた樹皮の奥から湧き上がっていた。
Lucent Treeは傷ついていたが生きていた。ならばFaerthaleも然り。この日は我々の暦で最も大事な祝祭日となり、前後一週間にわたって宴が催された。 ─ Terminusの古代文書


この時代にアシェンエルフから新しいエルフ族が生まれました。この人々はエンバーエルフと呼ばれ、災厄の時代が訪れる前の、古代S'iolaenでの日々を取り戻そうとねらう種族です。この野望は元のエルフ達とは一線を画し、アシェンエルフはFaerthale周辺の五つの森林内のみでの繁栄を目指しており、多くのエルフに残る悲嘆の日々の記憶によってその志は抑えられています。この二つの血脈は共存していますが、今後融和か分断の日々が訪れるかもしれません。というのもAellosの預言はもう一つ残されているからです。その預言ではエルフ族を襲う三つ目の業火の災厄を警告しました。アシェンエルフはRevenantによる惨劇をもって預言が成就したと信じています。一方でエンバーエルフはその解釈に異を唱え、三つ目の災厄はまだ訪れていないと考えています。




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ロア 種族
最終更新:2026年05月07日 22:05