澪尽し編 (みおつくし)

あらすじ

皆殺し編で仲間と共に死の運命に立ち向かった梨花。
運命に打ち勝てはしなかったが、真犯人の記憶の伝承に成功する。
今度こそ絶対に止めると意気込む梨花だったが……
そこにはいつも一緒にいてくれた同朋の姿がなかったのである。
そんな中、またしても雛見沢へ戻ってきた鉄平に苦しめられる沙都子。
家庭崩壊の危険におびやかされるレナ。
姉妹の絆が崩壊の危機にさらされる魅音と詩音。
仲間たちに降りかかる厳しい試練に、圭一と梨花は2人で力を合わせ、助けに導こうとする。
みんなそろって試練を乗り越えた時、はたしてどんな奇跡が起こるのだろうか・・・・・。
原作「祭囃し(まつりばやし)編」に代わるPS2オリジナルの堂々完結編!!














「澪尽し編」を出現させるには?

  • PS2版「ひぐらしのなく頃に祭」で、皆殺し編をプレイした後、主人公選択に「圭一&梨花」が出現する。

シナリオ分岐

  • グッドエンディング(Good End) 1種類
  • 主人公選択「圭一&梨花」→→「詩音に〜or俺です〜」→→「鷹野の〜or自分が〜」→→ 「圭一or富竹or大石」→→「断る」→→「リナって知ってるか?」→→「葛西さんに、リナの様子を聞く」→→「沙都子の話をする」→→「間宮リナという女性を知っていますか?」→→「レナはその人のことどう思っていますか?」→→「ボクが圭一に相談したのです」→→2人の戦い→→ エンディング(Good End)
    • 惨劇を事前回避する為には 圭一が積極的に動いて、なおかつ相手を迅速かつ刺激しすぎないように説得する事 が求められる。
  • バッドエンディング(Bad End) 3種類
  • 梨花との選択肢で「分かった」→→ 運命に敗北?(Bad End)
    --- 圭一が消極的な選択をした場合のルート。皆殺し編と同じような流れで沙都子を救うものの、既に沙都子は廃人化。その後山狗対策として園崎家地下に梨花を匿うが、沙都子を人質に取られ敗北。
  • 詩音の選択肢で、「鉄平のこと〜」「リナの背後関係〜」「梨花ちゃんから相談されて〜」→→ 運命に敗北?(Bad End)
    --- 詩音に直言しすぎた場合のルート。2人をさっくりと殺してしまった詩音だが、警察に睨まれた責任として地下牢に入れられかけるが、返り討ちにし、綿流し・目明し同様に暴走して敗北。
  • レナの選択肢で「レナのお父さんの〜」「その人は、悪い人〜」「怒らないでください〜」→→ 運命に敗北?(Bad End)
    --- レナにリナへの殺意を誘発させた場合のルート。リナを殺し、その影響で帰って来た鉄平も即座に殺してしまう。色々手を回すも彼女の心は壊れきってしまい、次々と部活メンバーが殺されて敗北。

一例です。他の選択肢の組み合わせでも行けます。

梨花の幸せを阻む3つの錠前すべてを打ち破らなければならない世界

  • この世界は 羽入が(死の)運命に対する岐路を与えた もの。
    • 梨花はその運命の岐路を力ずくで掴み取り幸せを手にする
  • 梨花の仲間の暴走による殺人の危険がことごとくやってくる。(ルールX)
    • 鉄平は雛見沢に帰ってくる。
      • 帰って来た直後に梨花は、初めから鉄平に真っ向からぶつかっていき、途中から圭一も参戦。最終的に赤坂・大石らによって鉄平は逃走する事になる。その過程で沙都子もかつての弱さを克服したが、鉄平に2年目の事件をダシにされた為錯乱し数日間昏睡することとなる。
    • 罪滅し編のように、リナの結婚詐欺(美人局)がレナの父に実行される。
      • 圭一達の説得・手回しにより凶行に到る前に父親と話し合う。また、事前に「憎しみを捨てなさい」という声(羽入)を聞いていたことからオヤシロ様という彼女自身の強迫概念を完全に克服。
    • 圭一と魅音の仲のいい関係を自分と悟史に照らし合わせてしまい、徐々に詩音の心に鬼が宿ってしまう。
      • 魅音が目明し編の記憶をかすかに思い出し、機嫌を損ねた詩音を真っ向から説得。その後、悟史の行方を偶然耳に挟んだ詩音はまたしても入江相手に暴走しかけるが、沙都子の説得によって思いとどまる。最後に彼女は他人を思いやる心を悟り、姉妹の不仲の原因は完全に解消。ちなみに、魅音も最初から自分の弱い部分をあまり隠さなくなっている。
  • 仲間全員、そして雛見沢の総力を結集させなければならない。(ルールZ)
    • これが最後の世界になると考えている梨花にとって、仲間を巻き込んで殺されてしまう事は一番あってほしくないこと。打ち明けるのを悩んでいる。
    • 梨花は皆殺し編で惨劇の話を信じてくれたのは沙都子を助け、団結できたからと思っていた。
    • 圭一だけは梨花が悩んでいる事に気づき、問う。梨花は何度も運命を打ち破ろうとした圭一を信じ、自分が殺される運命にある事を話す。
      • 結果、圭一は梨花の話を信じ、ルールXに一緒に立ち向かう。
    • その後、沙都子が人質に取られた時、現実的な茜に対して魅音が決死の覚悟を見せ、町会を沙都子救出の為に一致団結させる事に成功する。もちろん、茜の態度は事前にお魎と打ち合わせていたことは言うまでも無い。
  • 鷹野を止め惨劇を終わらせる。(ルールY)
    • 後半の沙都子や梨花の台詞からわかるように、 彼女もまたかつての圭一達と同じ立場の、たった一人で運命に挑んできた孤独な人間だと評されている。
      • そんな彼女を憎みきれなかった梨花は、最後の最後に彼女の心を解き放つ為の戦いに挑む。
  • 羽入がいない。
    • 梨花は羽入なしでは先が不安でしょうがない。
    • これが最後の世界と考えて梨花は行動する。
    • 羽入がいない理由は 知らず知らず羽入にすべてを頼り切っていた梨花。羽入は梨花を一人にして今度こそ信じる強い心を持ってもらいたかった。
      • 羽入は皆殺し編で物事に期待するなと言っていたが、 本当は頑張れと言い過ぎるとすぐに諦めてしまう梨花に、それに対する反発力と前向きな心を育ててほしかった。
      • 皆殺し編でレナが言った 「貴方は信じてくれた?」は羽入ではなく梨花に向けられたもの。しかし竜騎士07は羽入(プレイヤー)に向けられたものであることを明言しているので、PS2版脚本家の独自解釈による差異と考えられる。ただし竜騎士07が完全監修を行っているはずなので黙認したか解釈を改めたと思われる。

祭囃し編との比較

  • 祭囃し編と澪尽し編について
    • 竜騎士07曰く、澪尽し編はもう一つの祭囃し編。互いに表と裏の関係。(祭公式ガイドブックより)
  • 視点
    • 祭囃し編では ルールYに焦点を絞って、主に大人達の葛藤を主体にしていた のに対して、上記からもわかるように澪尽し編では 圭一&梨花を中心として部活メンバーの心の成長を主体にしている。
  • 羽入の立ち位置
    • 祭囃し編では 記憶を引き継げなかった梨花を助ける形で彼女自身が舞台上に上がった が、澪尽し編では 逆に主要人物達に『運命の岐路』を指し示す裏方的な役割―神として動いている。
    • 上記の差異は 彼女の顛末 に明確に現れている。祭囃し編では 鷹野の銃弾による死=舞台からの退場を梨花が否定し『奇跡』を起こして彼女を助ける が、澪尽し編では 自分を全て調和したならば消えるべき存在である『ジョーカー』に例えて銃弾から鷹野を庇い、神としての性分を全うした。
  • 掲示される情報
    • 羽入の設定

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最終更新:2007年05月03日 16:12