鬼隠し編

『ひぐらしのなく頃に』の世界へようこそ。
鬼隠し編は、この世界へあなたを誘うオープニングとなります。
肩肘を張らず、どうか雛見沢での生活を満喫して下さい。

難易度は非常に高いですが、その手応えをお楽しみ下さい。

序盤

  • 冒頭の撲殺シーンは「彼女ら」とあるから圭一がレナと魅音を殺害しているシーン
    • なぜこのシーンが?。
      • 演出上の描写。(罪滅し編の冒頭と同様)
      • ループ記憶? 圭一はレナと魅音の撲殺を鬼隠し編以前の世界で経験していた?
        //← 圭一のレナ・魅音殺害は非常に稀で鬼隠し編以前の世界で同様のケースはない。←稀というのは梨花の見解として皆殺し編に記述があるが、「ない」と断定したければソース明記が必要→というか「稀」とは「有る」という意味では
  • 列車の中で謝りつづけても許してもらえない女性
    • 圭一に謝っている?本人が気付いてないので許してもらえないのは当然
    • 一緒にいた父が何も言っていないので実際に圭一に謝っていたわけではない?
    • 演出上は、圭一の「許してやればいいのに」という感想が、撲殺時に謝罪を繰り返す(涙はないとあるので)レナを「許さなかった」という描写の伏線となっているようだ
    • ではこの声の女性はレナか?
      • 直前のフレデリカの詩が「私を信じて」というラストのレナの訴えと対応するなら、ここもレナか。 ループ記憶が実在することのヒントか。
    • 圭一の自宅前で後ろに立ち、振り向く前に息を吸い込んだ女性と同じ?
    • オヤシロ様の祟りと関係が?
      • オヤシロ様関連だとすると、圭一が起こした犯罪の被害者に謝っている。(被害者に謝る母の声かも?)
        圭一は被害者に謝っていない人間なのでオヤシロ様の声が聞こえた?
    • 羽入。雛見沢を離れた影響という低確率での発症に責任を感じ、羽入が謝り続けたというシーンに該当? (皆殺し編より)

綿流しまで

  • レナが工事現場に宝探しにいくのは何故? (→罪滅し編で解決)
    • 深い意味は無く、単純に趣味?
    • 見つかっていない右腕を探すため?
      • 1年目の祟りにレナ(当時茨城在住だが…)が関係している?
    • オヤシロ様の祟りと何か関係している?
    • ただ単に鉈を持ち歩いても不自然ではないというイメージを作るため?
      -- 家庭に居場所を無くしつつあり、無意識に自分の城を作っていた (罪滅し編)
    • 不要になり居場所を失って捨てられたゴミと、家庭での居場所を無くす自分とを重ねあわせ共感していた (罪滅し編)
    • かぁいいもの集めを楽しむことで、家庭の辛苦に耐えようとした (罪滅し編)
    • 工事現場のゴミを家庭に溜め込むことで、家庭への侵入者(リナ)を退けようとした (罪滅し編TIPS)
  • 序盤の部活で「ゾンビ鬼」があるが、その後の展開の伏線(?)らしきものも。
    • 沙都子を誘き寄せる為「校門に両親が来てる」とデマを流す圭一。
      • この時点では 沙都子の両親は二年目の祟りで死んでいるのを知らないとはいえ禁句 。その後、魅音が圭一のデマを派手に流したのはそれに対するあてつけ?
    • 「捕まえたら内臓を引きずり出して食ってやる〜」と脅し文句。
      • その後、本当に同じ事をする綿流しの風習を知る。
    • 子供達に「スペースコロニーが落ちたのでレナを探してくれ!」と頼む。「地球の危機を救えるのはレナだけだ!」と詰め寄る子供達。「そんなの出来ないよ〜」とうろたえるレナ。
      • これに対して、罪滅し編では 宇宙人が来て地球の危機だ!みんなを救わないと!と妄想に取り憑かれ学校占拠事件を起こす事に。

綿流し以降

  • おはぎの中に本当に針が入っていたのか? (→罪滅し編で解決)
    • 入っていた
      • おはぎに異物を混入可能なのはレナ、魅音、お魎の3人。→ 詩音も可能か (目明し編)
        ---お魎が、大石と接触する圭一を疎ましく思い警告の意味で針?を入れた。後から魅音はその話を聞かされ、やむなく自分がしたと告白したのでは?
      • 圭一が手に取ったおはぎは本当にレナが作ったものだった?
      • 魅音に言っていることから、入っていた。魅音はただのいたずらだと言っている。
    • 入っていない−別の異物
      • 針ではなく別のものが入っていた?(髪留め、つまようじ、菓子切り等)
      • 針ではなくオットセイのキーホルダーだった?(この場合、圭一に認識障害)
      • 刺激を感じる食材、辛子やワサビ?(この場合、圭一に重度の認識障害)
        →辛子等では血は出ないため、可能性は低い
      • 魅音がいたずらと断言しているので何か食べられるもの、魚の骨などではないか。
        タバスコ。 (罪滅し編より)
        タバスコの辛さを針のささった痛み、赤い液色を血と捉えたのでは?
      • 「血が出るかと思った」と言った圭一に魅音は反論しなかった事から軽く怪我をする可能性がある物?
        →つまようじ、シャープペンの芯、茹でていないパスタ
        →ただのオーバーな表現だと思った?("血が出るかと思った"とは言ったが、"血が出た"とは言っていない)
        ---圭一は「針を」入れたかとは問い詰めておらず、魅音も「針を」入れたとは白状していない。
  • 綿流し編、祟殺し編、暇潰し編では焼死体として発見される鷹野三四が行方不明のままなのはなぜ?
    • 話が出ないだけで他編と同じように発見されている?
    • 何らかの理由で焼死体を出す必要が無くなった(または死体を出せなくなった)、もしくは行方不明にする必要があった、などの可能性。
    • 鬼隠し編のみ生き残っている(他編の死体が本人であると仮定)、もしくは別の事故に巻き込まれた。
    • 死亡推定時刻が合わず、別人と見破られたのではないか。目編参照
  • なぜレナは圭一が豚骨ショウガ味ラーメンを買ったことを知っているのか?(→罪滅し編で解決?)
    • 実際、そこにレナが居合わせたから?
    • 村の噂で聞いた?
      • この村では噂が伝わるのは早く、前原屋敷の評判等から圭一のことは多くの村人が知っていた。
        --バイトをしていた魅音から聞いた?
    • 余所者ということで当時監視がついていた?
    • オヤシロ様によって?
    • 圭一の母親から聞いた?
      --- 両親の不在とラーメンは「両親に聞いた」が自然ではないか。(ラーメンは買う時にセブンスマートに村の住民が居た可能性も有り)
      • 圭一は朝早くに一人で出かけている。迎えに来たレナが母親から出張による両親不在、夕飯はカップラーメンだろうという事を聞いていた可能性は大きい。が、それにしては買い物当時のディテールが正確すぎる。
      • レナは両親とセブンスマートで会うことがあるとの描写。 (罪滅し編)
      • ゲーム版で圭一がセブンスマートに買い物しに来たとき、後ろに魅音とレナが居たことに気づかないシーンあり、これと同じ事?
  • レナの訪問から大石の電話に戻った際に、時間が全然経っていないという記述は?
    • 大石が圭一に気を遣っただけ?
    • 圭一がパニック状態に陥っていたため長く感じられた?
    • レナの訪問は本当にあったのか?妄想?
    • 大石はスポーツ番組を見ている、たとえ少し長くかかっても彼にとって大して長く感じなかった可能性も。
  • スーパーでラーメンを買った時を回想するシーンで、振り返った圭一の前に誰がいた?(該当するのは、理解するまで時間を要し、理解すると凄まじい恐怖となる何か)
    • 実際に誰かを見た?
      • これは圭一の妄想なので、当時の恐怖の対象だったレナ?→恐怖は凄まじいだろうがレナなら理解は瞬時
      • 一瞬理解できていなかったことから、自分自身?→自分を見た心理的理由は何か(別項参照)
      • 羽入→理解に時間はかかる。が、羽入を見てあれほど恐怖するだろうか。また記憶内で振り向くという妄想内に見たこともない羽入が出現することは困難
      • 記憶の中で振り向くという物理的に不可能な現象なので、実際に誰かを見たという説明には無理がある
    • 視覚現象とは別の何か?
      • 心の中にあった祟りに対する恐怖が、具体的な形(死体等、人が恐怖するモノ)として具現化された?→ オヤシロ様を見たならこの妄想か。羽入ではなく、もっと恐ろしい姿だろう。理解に時間がかかり恐怖も大きい。
      • 記憶を再構成することではじめて恐怖したとあるので、 レナと魅音は実は無実であったという真相の推理とその衝撃をりんごの咀嚼と何かを見て恐怖したことに例えただけ?→具体的には優しく微笑むレナ、狂気に駆られた自分等を見た(気がした)。理解に時間がかかり恐怖も大きい。 ←りんごの咀嚼が何に対応するのか意味不明。疑心暗鬼に駆られた圭一が、自分の回想の内で"微笑むレナ"を見ただけですぐに「レナと魅音は実は無実であったという真相の推理」に至れると考えるのは強引に過ぎる。長々と書いているが所詮狂人(圭一)の妄想なので深く考えるだけ無駄。
  • 魅音「あのジジイ絶対に殺してやる!」
    この発言は「明日学校休んじゃいやだよ」「転校しちゃいやだよ」等と違い、殺意がなかったと解釈するのが困難。その真相は?
    • 殺意の有無と実行可能性は無関係
      --この時、詩音が入れ替わっていた?
      →詩音は終始大石とは協力関係にあるのに、何故圭一のためにそこまで言ったか。
      • 圭一の行動と悟史の行動、言動の一致、魅音が本音を明かし、圭一を想う気持ちが高まった?
    • 魅音がめったに見せない次期頭首としての冷酷な側面?
      ---詩音の調査した限り、園崎家は殺人に手を染めることはないはず。
      • 「あの時殺しとくんだった」つまり過去に大石を殺す選択肢・機会・能力はあった?
      • 詩音が魅音だったころにダム現場で暴れまわってた時期、大石も警察としてダム周辺の見回りなんかに来ていたらしいのでそのあたりのことでは?(大石はこの時期に刃物で肩を斬りつけられている)
    • 圭一の雛見沢症候群による聞き違い。 (皆殺し編)
      それなら、その後も(演出的にも物語的にも)レナとの会話中にショッキングなセリフが出そうなものだが。
      -- 魅音が雛見沢症候群発症の初期症状? (皆殺し編)
      ルールXの「孤立した」という部分に矛盾。
    • 怒りに任せて呟いただけ。
      • 他編より魅音が圭一に恋心を抱いていたのは明白。大好きな圭一が村全体や自分たちに対して悪い印象を持たないよう諸事情を隠してきたが、大石のせいで全て裏目となってしまったから。
      • 「俺たちもガキンチョだ。殺すなんて言葉は日常でもスラング感覚でぽんぽん使う」(罪滅し編)
  • 圭一が白いバンに轢かれそうになったのは現実なのか?
    • 現実。何者かが圭一を鬼隠しにしようとした?
      • アニメ版では車を避け転倒した圭一を見て、運転手が「チッ」と舌打ちをしている。
    • 全てクールになった圭一の妄想?
      • 轢き殺す相手にクラクションを鳴らすのはおかしい。→道のど真ん中に立っていた圭一の被害妄想?
    • 山狗か鷹野?だとしたら後に全滅させるのでそのままでもいいと言う事になるのでは?
      --- 発症者を放置すれば作戦に支障が出る恐れがある。また、マニュアル通りに発症者を処理すべきなのに不自然。
      • 圭一の拘束が目的であれば、なぜその目的を果たすことなくあっさり撤退した?
        --- 富竹・鷹野が怪死しており警察が活動的な状況で、秘匿が最重要な山狗が大っぴらに活動できなかった可能性。
      • 圭一が発病者と発覚したため山狗達が入江機関に運ぶ際、不審に見えないようにするため?(殺さなかったのは入江の進言?)
      • 山狗達の緊急任務中で、あまり表に出ないように行動している途中だった?(圭一とは別の事件)
  • レナが最終日に斧を持っていた理由 (→罪滅し編で解決?)
    • 圭一に対する防衛手段
      • 「悟史の二の舞にしたくない」という強い思いから圭一を何とかして助けようと考えるも、「祟りで狂った圭一がバットで襲い掛かってくるかもしれない」という考えから?
      • 「じゃあその斧はなんだよ?」「圭一くんのそのバットは何なのかな?」レナには圭一のバットが自衛目的なのは分っていたので、そのまま問い返したと言うことは同じ自衛目的?
    • 圭一に対する不満・怒り
      • 殺意があったとは考えられないが、料理を持っていったら扉に指を打ちつけて追い返された上、雨の中で謝り続けたことすら一瞥のみして無視した。常識的に考えて怒りを覚えてはいたか。
        →レナは相手の間違いに対して甘やかす性格ではない。ちょっと脅かしてやろうぐらいには思っていたかも。
      • 圭一の金属バットの危険性・携帯理由の信憑性の無さを示すため?
        →「じゃあレナは宝探しだよ」の流れも自然になる? →罪滅し編では この説に対応するものは一見見当たらない。
    • 本当に宝探しのために持ってきただけ
      • 冒頭で工事現場の宝探しで鉈を使用しており、また頻繁に宝探しにいっていたとある。
      • その後の圭一の部屋での緊張感のないレナや魅音のやりとりからすると、こういった日常的な所持理由が適?
        →罪滅し編では、 レナが辛いときに自分を楽しくして耐える手段として、宝探しが強調されていた。
        →罪滅し編で、 注射器の正体がマジックとされたことからしても、この時点では宝探しという日常的な行動をしているのは自然か?
      • 説明のあと「信じられないよね?」と結んでいる。これは「私の宝探しの理由が信じられないように圭一くんの素振りも信じられないよね?」と言う意味、すなわち宝探しのためではない?
    • オヤシロさまの祟りから圭一を守るための武器
      • オヤシロさまの崇りを装い殺人・拉致を行う何者かの手から圭一を守ろう、あるいは圭一と共闘しようとした?
    • そもそも鉈レナ自体が圭一の妄想だった?
  • 鉈レナから逃亡し辿り着いたダム工事現場で、圭一を襲った二人組は誰?
    • ゴミの不法投棄に関係している人間?
    • 過去に大臣の孫誘拐に係わった人間?
    • 園崎配下の人間?
    • 挙動不審の圭一を保護しに来た入江診療所の人間?
    • 圭一の妄想?
      • 二人組は、野良仕事帰りの村人。「襲って来た」は妄想。
        「会社勤めの大人がこんな時間に居るわけがない」と言う圭一の思い込みから生まれた疑心暗鬼が引き金になって生まれた妄想。
      • 実際は襲われてない。圭一自身が単に転んだだけ?
      • 妄想でないとしたらなぜ圭一の身柄を確保せず引き上げた?
         →レナが追ってきたから?
        --大石の部下?(圭一がバットを持った不審人物に見えた?)
      • アニメ版では二人組は作業服を着ている。少なくとも警察官には見えない。
    • 山狗?圭一を発症者と判断した?

ラスト

  • レナが圭一の家に呼んだ「監督」とは誰? (→祟殺し以降で解決)
    • ダム工事現場の監督?
      • 一年目の祟りの被害者である彼の生存説には無理がある?
    • 入江医師。(野球チーム・雛見沢ファイターズの監督)
      ---圭一が金属バットを持ち歩いていた口実は野球を始めたからだから、レナと魅音は圭一が既に入江を知っていると思っていた?
      • 「野球に凝っているのを監督が聞いたら喜ぶ」とのセリフから、入江医師の可能性が高いと考えられる。
    • 圭一の家に来た数人の男とは別人の可能性あり? (圭一「とても医者には見えない」)
      →あからさまに医者に見えない人間を連れてくるとは思えない。圭一の認識障害?彼が本物だとすると白いバンとは救急車?
      →入江の風貌は医者に見えなくもないので認識はあってる。
      • 漫画、アニメ版では圭一の家を取り囲んだ男たちの中に、入江らしき容姿をした白衣の男が一名いる。
    • レナに様子を聞いた所、L5の末期の可能性を考慮し、入江の護衛と抑える為、山狗の部下を動員?
  • 魅音とレナが圭一につきつけた注射器、「富竹と同じ目にあってもらう」の真意は?(→罪滅し編で解決?)
    • 注射器の中身は富竹を死に至らしめた薬?
      • 後の圭一の死因と富竹のそれが一致する。実はレナと魅音に自室で注射されていたのか(極度の混乱状態にあったため、あるいは重度の認識異常のため気づかなかった)?逃走中何者かに注射された?
      • レナと魅音が圭一を襲う動機は?
    • 注射器は治療薬?
      • 「富竹さんと同じ目には遭わせない」と言ったのを圭一が認識異常で聞き違えた?
    • マジックで寄せ書きしようとしたのを圭一が認識異常で注射器と思った?
      • ただの罰ゲーム。富竹も罰ゲームで寄せ書きされていた。
      • この時点で富竹の最期を二人が知らない可能性あり。ならば「富竹と同じ目」=祭の罰ゲーム。
        →レナはともかく、魅音は祭りの深夜には富竹の死亡とその状況を把握している。入江医師が診察時に発見することを期待しているので「監督が来る前に済ませとくかな」?
        →表面上そう取れる描写はない、TIPSではレナと魅音は鷹野の失踪の話のみしている。
      • 圭一は精神異常、被害妄想などを病んでいる?
        工事現場で倒れていた圭一の身を案じて魅音が診察してもらう為に入江を呼んだ。
        罰ゲームの落書きを、診察の前にやっておくか、の意。
    • 「マジックで寄せ書き」説における疑問
      • 注射の瞬間だけでなく、テープで貼り付けたりなどしている最中まで誤認?重度の認識異常?
        →皆殺し編で、 沙都子が校長の足跡を叔父と思い、校長の姿を見ても叔父だと勘違いし続けていることについて、発症者は一度誤った認識をするとそれが本当になってしまうとの説明がある。
      • 魅音は 祭りの日の深夜にはお魎から富竹と鷹野の死亡を聞かされている (目明し編)。圭一と大石の接触も知っているので、圭一がそれを知っているのは判っている。殺す可能性があるとは思えないが、悪ふざけにしては悪質だと思われる。
        ---レナは、圭一が悟史と同じ行動をとって追い詰められている事を知っていた。また扉の前で冗談(?)を言ったために一度拒絶されている。なのに「監督は監督」と説明しなかったり、「映画の監督とか工事現場の監督とか」と事故を匂わせた冗談(?)をもう一度言っている。その状況でわざわざ罰ゲームと云うのもおかしい。
        →レナは5年前のオヤシロさまの祟りについて知らなかった?
        →レナは、圭一が5年前の祟りを知らないと思っていた?
        →「監督は監督」「富竹と同じ目に〜」等は、ごく普通の会話のつもりで言っただけで、圭一があそこまでの認識障害を起こしているとは思わなかった。
  • 無くなった注射器と破り取られた手紙
    • 注射器とメモを破り去ったのは大石。
      ---注射器ではなくマジック(?)だったため、圭一の異常性に気づいた。
      →圭一を追い詰めた自分の責任を明らかにしないため。
      →圭一の精神異常のために、捜査の資料にならなくなってしまうのを避けるため。
      • おはぎの針のことを伏せている。
      • 祭囃し編を見る限り、 大石は捜査に関して証拠捏造を行う性質の人間ではないようではある。 大石の園崎黒幕説は根強い。
      • そもそも、現場検証は鑑識の領分であり、鑑識がメモを発見して大石に渡すという流れが普通である。大石単独の行動とは考えづらい
        → 大石と刑事仲間がグルとなって行った? 鑑識のジジィとグルになれば証拠の捏造は不可能ではない。
  • 帰って来た親が関与?
  • 注射器とメモを破り去ったのは入江(監督)。
    • L5の末期症状を確認。研究の発覚を防ぎ、警察の捜査を攪乱するため。 (皆殺し編)
      -- 山狗か鷹野の仕業。メモの多くを残したのは焼死体の件と同様鷹野のオカルト趣味。またはリスクを楽しむスリル感から。 (皆殺し編)
      血まみれの現場を足跡を残さず家捜しするのは無理、やはり大石か?
  • 以下、圭一の手紙。中央(『鉤括弧』内)が破られている、注射器(マジック?)もなくなっていた。
    (改行は原作の背景画像に準拠。ただし原作の背景画像に無い『鉤括弧』内のみ漫画版鬼隠し編2巻217ページを参考)
    •  私、前原圭一は命を狙われています
       なぜ、誰に、命を狙われているのかはわかりません。
       ただひとつ判る事は、オヤシロさまの祟りと関係が
      あるということです。
       レナと魅音は犯人の一味。他にも大人が
      4〜5人以上。白いワゴン車を所有。
      『 バラバラ殺人の被害者をもう一度よく調べて
      ください。生きています。
      富竹さんの死は未知の薬物によるもの。証拠の注射器はこれです。』
       どうしてこんなことになったのか、私にはわかりません。
       これをあなたが読んだなら、その時、私は死んでいるで
      しょう。 …死体があるか、ないかの違いはあるでしょうが。
       これを読んだあなた。どうか真相を暴いてください。
      それだけが私の望みです。
  • 圭一の自殺?
    • 逃亡時はオヤシロ様の祟りは「人の仕業」としていたのに、大石へ電話を掛けた時に「祟り」説へ考えを翻しているのはなぜか。
      • 自分が富竹同様、自分で自分の喉を掻き毟って死のうとしているという説明のつけられない状況を「祟り」だと思った?
      • 背後に気配と言葉を感じるようになった上、 自分の喉に蛆が沸いたような感覚に陥り、茨城当時のレナに近い状態 (罪滅し編)、つまり、祟りであると確信するようになったのでは。元々レナと魅音に命を狙われている(と思っていた)時でもオヤシロ様の祟りと関係がある、と認識していたので、疑惑が確信に変わった、という事か?
    • 圭一は本当に自殺したのか?逃亡する間に誰かに襲われた?
      • 何者かに襲われ注射を打たれた? 大石に対しての不可思議な発言、喉を掻き毟っての自殺はその注射薬が誘因か。
    • 梨花に逃亡中に会ったのではないか?
      • レナ魅音を殺害した圭一に、詰問、嘲笑などをかけた。→圭一は全てが信じられなくなり祟りと錯乱する?
    • この年だけ何故富竹と死因が同じなのか? また圭一も祟りだとすれば、鬼隠しに相当する人物がいない。
      • 圭一の死後、誰かが鬼隠しに遭っている可能性もある。
    • 電話している時に圭一の背後にいた者は?
      ---詩音か?鬼隠し編では圭一は詩音とは面識が無い可能性あり →殺した筈の魅音がいると思ってしまった。
      ---圭一の妄想か?本当は誰もいなかった?
      • 罪滅し編で 圭一が「それでも誰かが悪いんだろうって思って」より、「オヤシロ様」に罪を押し付けたかった?
    • 友人を殺した事により精神に重度のストレス。結果としてL5の末期症状、うじ湧き病により、リンパ腺の痒みを誘発。 (皆殺し編)
  • 圭一は村に横たわる“鬼”にまつわる悪習を仲間の気遣いから“隠”されていたとすれば、「鬼隠し編」というタイトルはこの状況も暗示?

犠牲者

  • 富竹ジロウ(本名不明) 喉を掻き毟って自殺
  • 鷹野三四 行方不明
  • 竜宮礼奈(竜宮レナ) 前原圭一によって撲殺
  • 園崎魅音 前原圭一によって撲殺
  • 前原圭一 喉を掻き毟って自殺未遂し、収容先の病院で死亡。

タイムチャート

  • 1日目 6/11(土)
  • 2日目 6/12(日) 雛見沢ピクニック 富竹と会う
  • 3日目 6/13(月) 部活入部 ダム工事現場にて宝探し 週刊誌を拾う
  • 4日目 6/14(火) ゾンビ鬼 富竹に再会 宝探し続行
  • 5日目 6/15(水) 罰ゲーム姿のまま帰宅 魅音、レナと一緒に富竹に会う
  • 9日目 6/19(日) 綿流し 射的で人形を獲る 奉納演舞 鷹野・富竹と祟りの話
               罰ゲームで富竹のTシャツに寄せ書き 祭具殿に侵入しない
  • 10日目 6/20(月) 犯人当てゲームの途中でレナと抜け出す レナと別れた後、大石と接触。
               富竹死亡を聞く 鷹野は不明 レナは教室に戻ったときにはゲーム中
  • 11日目 6/21(火) 教室で魅音とレナの会話を盗み聞き 失踪者(鷹野?)の話とレナの不安
               帰り道レナに大石との事を聞き返される「嘘だッ!」
               夜大石から電話 レナが訪問していた事を父親から聞く
  • 12日目 6/22(水) 学校休んで診療所へ 大石とエンジェルモート(?)で昼食
               レナ・魅音がお見舞い おはぎを渡される 大石との接触を詰問
  • 13日目 6/23(木) レナと登校 部活を休む メモを作成 両親にメモを仄めかす
  • 14日目 6/24(金) 一人で登校 白いワゴンに当て逃げされる 悟史の金属バット入手 素振りを始める
               部活休み 帰り道レナから「転校」を聞く 下駄箱破壊 両親不在 大石から電話
               針は見つからず メモ「針がなかった?」 レナ訪問「豚骨ショウガ味」
  • 15日目 6/25(土) 徹夜のまま登校 素振り 魅音から警告 おはぎに異物混入は魅音が供述
               帰り道斧レナ遭遇 ダム現場へ 二人組の男に襲われる 記憶が空白
               自室でレナが看病 魅音訪問 記憶空白
               自室にてレナ・魅音の撲殺死体発見(生死の確認はなし)
               医者・数人の男訪問 白いワゴン メモに追記 逃走
               雛見沢電話ボックスから大石に通報 圭一発見 24時間後死亡

本編内容・粗筋

岐阜県某所辺りをイメージしたと思われる田舎の雛見沢村。主人公・圭一は都会から雛見沢に引っ越してきた少年。彼はその村のほのぼのとした雰囲気や仲良くなった少女達(同級生のレナ、一つ上の魅音、下級生の沙都子、梨花)との交流により、のんびりとした雛見沢の生活を楽しむようになる。

ところで雛見沢村はかつて国のダム計画により水没の危機に瀕した事があった。住民達は反対運動を繰り広げ、魅音の実家(ヤクザや地元の有力者とのつながりの深い旧家)がある方法で当時の担当大臣に相当の圧力をかけ、計画を撤回させていた。その後、ダム工事現場で働いていた人間の中でバラバラ殺人も発生。後味の悪さを残してダム計画は完全に立ち消えていた。圭一はふとしたことからその事件のことを知るが、いつもは屈託の無い友人達もその事に関しては口を閉ざしてしまう。妙に思いながらも圭一は追求をやめるのだった。

数日後、村では年に一度の綿流し祭が行われる。祭りを楽しんでいた彼らは以前から仲が良い、カメラマンの富竹に出会う。この祭りの後、都会に帰ると言う富竹に圭一達はシャツに寄せ書きをする。

そして祭りの翌日、圭一は富竹が喉を掻き毟って死んだ事を知る。長年、魅音の実家の負の部分を暴こうとしていた警官、大石は驚く圭一に巧みに接近。圭一に魅音達への疑念を植えつける。事件を調べる圭一はバラバラ殺人が発生した年以降の綿流し祭の日に、毎年誰かが殺され、誰かが行方不明(鬼隠し)になっている事を知る。犠牲者になったのは3年前が沙都子の両親、2年前が梨花の両親、1年前が沙都子の叔母と兄である。彼らは、ダム計画に関して賛成派もしくは中立を保っていた人達だった。

雛見沢村に隠れた血生臭い過去に恐れをなした圭一。しかし真の恐怖はここから始まった。大石との接触を知ったレナは圭一を厳しく詰問。明るくて人懐っこかったレナの豹変に驚愕する圭一。その後、レナは圭一をストーキングしたり、突然家に押しかけたりと妙な行動を繰り返す。更に魅音がくれたおはぎの中に針が入っていた事で、圭一は魅音とレナが自分を脅迫していると感じるようになる。やがて大石からレナの過去を知らされた圭一。レナは雛見沢に来る前にいた学校で、突如仲が良かった男子生徒を滅多打ちにして重傷を負わせたうえ、窓ガラスを何枚も割った事があったのだ。精神鑑定を受けていた時、レナは何故か「オヤシロ様」という雛見沢の守り神の名前を口にしていた。

圭一はますますレナ達への警戒感を強め、自衛のために登下校の際に金属バットを持ち歩くようになる。そして圭一の両親が出かけた運命の日。レナは「圭一君を助けてあげる」と言いながら鉈(斧?)を手に圭一を追いかける。逃げた圭一はダムの廃棄場で謎の2人組に襲われ昏倒。気づいた時、彼は自宅に寝かされ、目の前には心配そうな顔で彼を見つめるレナと魅音の顔があった。 2人が自分に危害を加えなかった事に一安心する圭一。しかしその時、2人は圭一を押さえつけ注射器を取り出した。「何をするんだ」と叫ぶ圭一に魅音は「富竹さんと同じ目に遭ってもらう」と言い放つ。それを聞いて圭一の意識のヒューズが飛ぶ。気づいた時、彼の目の前には血まみれで地に伏す2人と血痕の付いた金属バットを持つ己の姿があった。混乱した圭一は、己の知りえた全ての情報をノートに書き、レナ達が持っていた注射器と共に時計の裏に隠して逃亡する。

そしてその日の夜。大石に圭一からの電話が入る。切羽詰った口調で謎の言葉を残すと電話は切れてしまう。やがて警察の捜査でレナと魅音の撲殺体、そして喉を掻き毟って死んだ圭一の遺体が発見され、時計の裏から圭一のノートが見つかった。しかし何故か、圭一のノートは一部が欠けて、しかも一緒に隠したはずの注射器は跡形も無くなっていた。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2007年05月03日 16:12