皆殺し編

極めて重大なネタバレがあるので閲覧注意。
この物語ではついに黒幕の一部が明かされます。
あなたにはこの物語を拒否する権利があります。































舞台の表裏、そして俳優の全てまでご紹介します。
これはもはや物語ではなく、ただの公開解剖ショウに過ぎません。
愛でた後は腹を開いて腸を食らうのみ。人も物語も同じです。

難易度はお好みのままに。自慢のタレが大変よく合います。

今回明かされた謎

  • 梨花のループは梨花の意思と羽入の力によるものである。
    • 以前のループでは数年単位で遡る事ができたが、現在では数週間戻るのが限度となっている。
    • 選択と失敗によって百年以上ループを繰り返してきても、未だ全てがうまくいくことがなく、梨花の精神は擦り切れつつある。
    • 羽入は運命に干渉もせず期待もしない傍観者の立場を貫くことで、ままならない運命に対して悲観的にならないように努めている。
  • 正体の明かされた人物
    • 入江:「東京」に雇われ派遣されてきた雛見沢症候群の研究者であり、感染者を研究することで完全な治療を試みている。階級は二等陸佐 入江機関研究所長
      雛見沢症候群の研究成果として、予防薬、治療薬、治療法の確立と目覚ましい成果を上げている。
      方針転換のため研究を打ち切ろうとする「東京」に反対していた。これは研究者としての野心だけでなく、自分の研究を後ろめたく思っていたことにも起因しているようだ。
    • 鷹野:同じく「東京」から派遣された人物で階級は三佐。コードネームは「雛」? 部下に山狗を持ち、入江の監視役である。実質的に入江機関を掌握していた。
    • 富竹:同じく「東京」から派遣された人物で階級は二尉。「東京」と入江機関の橋渡しを行う。
      入江は「リサ」と呼ぶこともあった(あだ名?)。漢と喉を貫いて殉職。
    • 小此木:特殊部隊「山狗」のリーダーで鷹野の部下。エセ雛見沢なまり。
  • 1年目のバラバラ殺人事件の犯人の行方
    • 主犯は雛見沢症候群の末期患者だった。
      山狗に生きたまま捉えられ、入江機関に引き渡された後、生体研究を通して雛見沢症候群の劇的な解明に至った。
  • 3年目の梨花母の行方
    • これも「東京」と山狗の仕業。
      夫の死を受けて、騒ぎ立てたのでそのまま消されたようだ。ちなみに現在梨花は「母が悪い」と達観している。
  • 雛見沢大災害の黒幕
    • 鷹野三四と『東京』の過激派。

残る謎

全編共通

  • 悟史の生死--L5を発症且つ人殺しをしたため山狗に消された可能性が高い。彼らは情報隠蔽のプロ。警察の入手した名古屋の目撃情報はその隠蔽工作の一環である可能性も。
    --警察や山狗から逃げ延びている可能性もなくはないが可能性は薄い
    --園崎家、特に魅音の温情措置で帰郷禁止を条件にいずこかで暮らしている可能性(大石説)
    --諸般の理由から自ら失踪した可能性。ぬいぐるみは手紙を添えて北条家に送る方法もある。理由としては人殺しとうしろ指さされる兄を重荷にさせたくなかった、入江機関・鷹野の園崎家に疑惑を向けさせる工作に騙された、実は殺害を実行した沙都子を警察からかばった等。
    • 梨花拘束時に「誰かが私の頭を撫でた」とある。山狗の一員として加担している?
      • 沙都子の死を黙認?
    • 入江機関、もしくは詩音の監視下のもと、密かにL5の治療を受けている
  • 大石が2年目、3年目の犠牲者とコンタクトをとっていた理由は?
    • 1年目の事件の背景に園崎家が関わっていると睨んだため、外堀である北条家や古手家から調べようとした?
  • 4年目までの連続怪死事件の真相
    • 1年目:L5発症したダム工事職員による凶行。バラバラ死体の右腕は、鬼ヶ淵沼に沈められたか、入江機関に押収されたか?
    • 2年目:L5が発症した沙都子の仕業? 動機と手段は入江機関・園崎家にもあり。
    • 3年目:入江機関による非人道的な人体実験の末路? 本当に唯の病死の可能性も。
    • 4年目:犯人は悟史、ヤク中、沙都子、鷹野派(連続怪死の演出)、園崎家、などがありうるか。→(祭囃し編で解決)

鬼隠し編

  • レナが自分が鬼隠しに遭うのではと思っていた理由は?
    • 父に近付くリナの存在などから、雛見沢を捨てて茨城に引越した自分をオヤシロさまはまだ許していない、と思っていた?
  • レナが雛見沢に来る前に起こした事件の真相は?
    • レナが友人らに祟りの事を相談し、それを馬鹿にされた可能性も?
    • 罪滅し編で両親の離婚による精神的不安定との関連が明らかにされた。 レナの家庭の状況を理解した三人の友人が、レナをかばって表沙汰にしなかったのではないか?
  • 圭一の部屋の外でずっと話を聞いていたレナ
    • レナが圭一の部屋の前に1時間も突っ立ってた。父親の証言から妄想では無いはず?
    • 声をかけようとしたが、電話中のようで中々話が終わらず、自分の事も話し出したため?
  • レナの斧持ち歩き
    • これは注射器や裁縫針の妄想と同じく誇大妄想的被害妄想?
      • 罪滅し編が解であるとすれば、圭一の疑心暗鬼に関連するのが真相だろう。
        本当に宝探しだった、暴走する圭一への自衛、武器を持ち歩くのは危険と理解させようとしたなど。
    • オヤシロ様のことを妄信するが故の行動?
  • 村人二人とは何者?
    • 山狗? レナが駆けつけたときいなかった理由は?
      • L5発症した圭一を確保するため山狗を向かわせたが、その存在が一般人に知られないよう、レナを見て撤退した?
  • 圭一のメモが切り取られ、注射器(圭一視点)がなくなっている件
    • どうしても定年前に祟りの首謀者として園崎家を追い詰めたい大石にとって、圭一が精神異常だったと分かる証拠は都合が悪かった?
      • メモとマジックの第一発見者は大石の可能性? → 本人は否定している模様
    • 山狗が雛見沢症候群をほのめかす部分を切り取った?
      • 圭一の妄想にしろ一部は入江機関の真実が書かれていた。世間への露見は都合が悪かった? → 証拠隠滅なら全てを葬れば良いことになる。
  • 魅音「やっぱりあの時(大石を)殺しとくんだったなぁ」という呟きの意味は?
    • 魅音と園崎家は、やはり邪魔な人間を抹殺できる、また実際に実行した勢力である証明? それなら過去の殺人事件にも何らかの主体的関与があったのでは?
    • ダム建設反対運動時に、指導的だった園崎家に目をつけていた大石を消そうとする意見が村の内部で持ち上がったことがあったが、結局実行に至らなかったことを指すのでは?
    • 怒りに任せて呟いただけ?

綿流し編・目明し編

  • 梨花が、惨劇の原因となり得る祭具殿の鍵の付け替えを続けた理由は?
    • 気付いた時には既にそこまで戻れなかった?
    • 祭具殿は羽入の落ち着く場所のため、なんらかの感情や習慣で梨花自身が出入りを自由にしたかったと思われる。
  • 梨花ではない者が付け替えた可能性あり
  • 目明し編で梨花がH173またはC120を詩音に注射しようとしたが、それはどこから手に入れたのか?
    • H173ならば、診療所にあるとしても厳重な管理がされているだろうし、東京は入江を監視しているはずなので診療所のセキュリティは極めて高いはず。
    • 沙都子に渡していた分の注射?
      • 注射された梨花の症状は健常者のもの? とすると健常者 → 未発症者含む? → “発症”者以外は全て健常者扱い?それとも女王は宿主を害さない?
      • 恐らくは詩音を正気に戻すため? であれば注射の薬はC120?
  • 梨花が死んでも大災害が起こらない理由 (鷹野が終末計画を発動しなかった理由)
    • 滅菌計画(34号)発動は何か別の意図あり?
    • 他と大きく違う事と言えば御三家当主全滅、園崎家地下祭具殿も暴かれている事だが…。
    • 東京による梨花の殺害→滅菌可能、他の要因による死→滅菌不可能
    • 罪滅し編のif「校舎爆破END」の世界はどうなるのか? → 恐らく作戦は実行。
    • 梨花の死体発見時には既に死亡から48時間以上経過しており、女王感染者の死亡による末期症状の発現が無い、あるいは予想より小さいため、計画を実行に移すだけの説得力を上層部に示せなかったためではないか?
      • 女王感染者死亡によるL5集団発症自体は仮説に過ぎないのが現状である。
    • この綿流し編・目明し編の梨花の殺害に関与しているのは園崎家(詩音のみ)である。よって遺体の確認は困難を極めた→減菌計画実行の鍵は「東京による48時間以内の女王感染者の死亡確認」。殺害に関与していないので実行は不可能?
  • 綿流し編で、園崎組が圭一の両親に宛てた手紙の内容は?
    • 魅音と詩音の過去のいきさつなど経緯。圭一を気遣って知らせないために両親は引っ越しを決めた?

祟殺し編

  • 鉄平の生死
    • 本当に鉄平は死んでいた? 沙都子が見ていたのはL5状態で見た他の誰か?
    • だとするなら死体を隠したのは誰か? 犯行を見た者がいないとするなら、死体の位置がわかる人はいないはず…。
      • 詩音が魅音と入れ替わり、去年の失態を繰り返さないために、園崎組に圭一を尾行させ、埋めた死体の処理をした?
      • 圭一の不審な様子から、鷹野か山狗が死体を発見? 彼らには死体を隠すメリットはないが、園崎家に連絡したなら、圭一を庇うために死体隠匿が行われた?
  • 綿流しに来ていたという圭一
    • 部活メンバーの圭一アリバイ作りの為の口裏合わせ?
      • 罪滅し編で現れた「もう1人のレナ」は園崎家によるアリバイ工作。
  • 終盤での沙都子の言動
    • 症候群が小康状態になっただけ?
  • 入江の死は自殺? 他殺?
    • 作中の圭一の予想通り口封じに山狗が消した?
  • 大量の虫の死骸と硫黄臭を圭一が感じたのはなぜか?
    • 自然災害と偽装するためにガスを散布したのではないか。「偽装のための装備は谷河内地区旧採石場跡に厳重に秘匿した上で備蓄するものとする」との記述あり。
    • 滅菌作戦の住民誘導時、既に硫黄臭が漂っていたことが判る。
  • 滅菌作戦終了後ノコノコ現れた圭一を何故保護したのか?
    • 滅菌後時間が経過しており現場にいた自衛隊は滅菌作戦を知らない?
    • 圭一が何も知らないとしても、第三者からは滅菌作戦を見ていた可能性もあると判断できる。口封じしないのは不自然だが…。
      • 村人の死体処理後は東京から滅菌計画を知らない一般の後続部隊に引き渡されたので、純粋に生存者として保護され、後に東京に暗殺されたのではないか?
  • 詩音の自殺の理由
    • L5発症か?
    • 実は魅音で「東京」に圭一ともども証拠隠滅のため殺害されたのでは?
      • 圭一の自殺未遂と前後しており、無関係とは思えない。となると、村民ですらなく大した情報も持たない詩音が殺害されるのは奇妙。村中枢にいた魅音の方が自然
      • 目明し編によると、少なくとも魅音はオヤシロ様の怒りに触れればお魎の指示で殺されると見ていた。
      • 目明し編TIPSによると、サトさんに確認して刺青で二人を区別したのは、圭一が刺された件の捜査のためでは
      • 詩音の検死は滅菌作戦の喧騒で刺青の確認までされず、魅音の検死も事件性が認められず刺青まで確認されなかった?
  • 圭一をインタビューした記者の死の予言←偶然?
    • このインタビューの存在を知り、また災害や連続怪死事件を掘り返されるのを恐れたためではないか?

暇潰し編

  • 梨花の独り言の解釈
    • この村は、人殺しや、人の命を何とも思わない奴らでいっぱいだ。
      昭和57年までの死は、この村の誰かの仕業と思っていい。
      起こる全ての死は、この村を支配する奴らの都合による予定と思っていい。
      でも、それでは昭和58年が説明できないのだ。最後の死は、奴らの都合であるはずがないのだ。
      奴らは人の命など、何とも思わない。奴らは目的を達する為の障害は、何であれ取り除く。
      そして奴らの目的は、最後の死を否定しているのだ。だから、最後の死だけは、奴らと無関係なのだ。
      最後の死は必ず、ほとんど、おそらく、例外なく、起こる。多分、きっと、恐らく。
      最後の死は、ハンカチか何かで口を塞がれ、意識が遠くなって。
      二度と意識を取り戻せないという慈悲深い形で行われる。
    • 「この村は、人殺しや、人の命を何とも思わない奴らでいっぱい」
      • 村内には山狗が多数紛れ込んでいる
      • この時点では真犯人を掴めていないので園崎家も含むかも
    • 「昭和57年までの死は、この村の誰かの仕業」
      • 殺人はL5発症によるもの
    • 「起こる全ての死は、この村を支配する奴らの都合による予定」
      • この村を支配する奴ら=東京?
        L5発症による殺人も入江機関と山狗による鬼隠しも東京の監視下の事件という意味か?
      • 入江機関による雛見沢症候群研究のための、人体実験ととることもできる?
    • 「でも、それでは昭和58年が説明できないのだ。最後の死は、奴らの都合であるはずがない」
      • 梨花が知覚できるのは自分が死ぬ時までだから、最後の死=梨花の死
      • 奴らの都合=女王感染者の保護
    • 「奴らは目的を達する為の障害は、何であれ取り除く」
      • ダム計画を大臣の孫を誘拐して撤回させた件
      • 皆殺し編で梨花が殺される直前の山狗の行動の冷酷さ
    • 「奴らの目的は、最後の死を否定しているのだ。だから、最後の死だけは、奴らと無関係」
      • 奴ら=入江機関=東京=自分を保護する存在ということを疑っていない
    • 真相としては鷹野及び山狗が、【『東京』の一部】若しくは【『東京』を潰そうとする一派】と共に企てた謀略であるため、『東京』全体の目的と符合しなくても不思議ではない。但し鷹野の操り主の目的は不明。また、総理大臣の側は謀略によって入江が主犯であり『東京』が原因であると考えさせられている。

罪滅し編

  • 災害偽装後の沼をコンクリートで固めた理由
    • 実際何もないので隠蔽工作?
      • 沼からは絶対に災害の後残りがでないため、山狗ら東京が埋め固めた。
    • 射殺した村人の死体や使用した拳銃などを埋めている?
      • 雛見沢に使用した武装を置いておく必要はないとおもわれるが。

皆殺し編(新たな謎)

  • オープニングやTIPS「カケラ遊びの最後に」は、誰が、誰に対して語っているのか?
    • ループ世界の観察者=羽入? それにしてはキャラが違いすぎるようだが?
    • 語り手は女言葉。「私たち、古手梨花」と言っているから、ループしてきた梨花の人格の集合体のようなものか?話しかけられているのは、新たに生まれた梨花=皆殺し編の梨花?
    • 語り手はFrederica Bernkastel(スクリプトのコメントアウトに『フレデリカと遊ぶ』とある)。Frederica Bernkastelとはループすることで生まれる古手梨花の総称か。
    • Frederica Bernkastelが語っている相手はプレイヤーへ対して?
  • 梨花が巻き戻る以前に存在しているはずの梨花の精神(人格と記憶)はどこへ消えているのか? 今回で言う綿流しの二週間前より以前の梨花も当然「悪足掻き」をしていたはず。その記憶はどうなっている?
    • 恐らくは上書きされているだけなので、梨花が持っている、その時間の最後の記憶と変わらないはず。
    • 死の直前を除く全ての経験は、上書きではなく蓄積されている。経験が増えるほど、梨花の精神は擦り切れていく。
  • 羽入による「100年以上のループ」とは約何回のループによるものか?
    • 暇潰し編における、赤坂に対する梨花の言動から考察。
      梨花が経験している赤坂の行動パターンは以下の4通り。(1)(2)は順不同。(3)は暇潰し編。(4)は皆殺し編
      (1)赤坂死亡 (2)雪絵死亡 (3)雪絵死亡(電話回線切断Ver.) (4)トンボ帰り
      梨花の「赤坂が生きて出られる確率は高くなかった」との発言から、(1)が複数回あったと考えられる。(1)(2)のどちらかは初回の経験。
      以上から、6年以前の地点に戻れたのは少なくとも4回。梨花が約13歳で死ぬとすれば、最低でもこの時点で計13+6×4=37年。
      //1ループにつき期間の5%が減ると仮定すると、巻き戻しが2週間になるまでに、約100回ループしていることになる(この場合、合計約150年)。 1ループにつき期間の5%が減ると仮定すると、6年巻戻し⇒2週間巻戻しになるまで丁度100回のループで約120年。
      これに6年(2190日)以上、巻き戻せた時間を加算すると150年位か?
      (リミットの近似式は、最初の年/(1-短縮率)なので6/(1-0.95)=120年)
      祭囃子では残り1週間からのスタートとなるので上記の式では正当性は低いが、仮に1週間ずつ短縮されるとすると313回ループして残り2週間からのスタートで生きた時間が941年半になってしまう。
      だが、皆殺し編から祭囃し編に移った時、梨花に皆殺し編の記憶がなかったことを考えると、もしかしたらすごしていたが忘れた時間があったのかもしれない。羽入が傍観者だった頃は、きっと前回にいた世界がどんな世界だったか質問することはなかっただろうから数年程度は空白の時間もありえる。
      余談だが、皆殺し編の赤坂は(4)のトンボ帰りしている為、事件修了時の梨花による予言とSOSは聞いていない。本当にただの温泉旅行のついでに寄っただけである。
  • 「階段からの転落なんて運っぽいが、彼の場合は必ず起こっていた」(皆殺し)から、(2)も複数回では?→雪絵の赤坂を案じる意思が強く強く働いていた為、雪絵の死は皮肉にも運命に近い状態になっていたのでは
  • この世界の構造について(平行世界vs単一世界)
    • 平行世界(パラレルワールド):羽入と梨花はいくつもの世界を行き来している。
      • 祟殺し編の未来、暇潰し編の未来、目明し編の未来といった複数の未来がそれぞれ存在することを説明できる。
      • 梨花が二週間程度しか戻れなくなっても(皆殺し編)、赤坂の妻が生きているケースがありうる理由を説明できる。
      • 梨花がすくい網のように薄い壁の隣では惨劇が〜と言っているようにそれぞれが独立して同列時間軸で進んでいる似たような世界ではないか。
    • 単一世界:羽入と梨花は同じ世界の過去にさかのぼっている
      • どの編でも過去がおおよそ同じであることをうまく説明できる。
      • 赤坂の妻が生きていた件。時間移動はセーブ&ロードみたいなもので、同一世界でもロードしたセーブデータによって過去が異なっているだけではないか。
  • そもそも羽入とはなにものか?
    • オヤシロ様(本人主張。少なくとも江戸期以前から存在…2500年以上生きているなら、有史以前から?)
    • どのように生まれてきた者なのか?
    • ループ世界の観察者(星空シーンに登場する古手梨花たちと同じ存在)
    • 宇宙人(鷹野スクラップ帳、レナ説)
    • 魅音の背中に掘られている鬼。
    • 幻影(八代目と言われてきた梨花が想像しているだけの存在、症候群と関連ありうる)
    • 人の脳に住む寄生虫。実体化したようにあったのは、みんなの脳に住む寄生虫を女王寄生虫である羽入が操って感覚を操作して「見せて」いる。実体化後も入江のピンチに空間を越えて現れた説明になる?
    • 精神生命体。実体は無いが雛見沢に昔から居た存在。
    • 生まれつき角がある奇形児なだけだったが、1000年の間に蓄積された神を求める人々の思いが「オヤシロサマ」として結晶した。
    • 寄生虫と昔から共生して身体能力を高めていた人間の一族。症候群に免疫がある。
    • そもそも羽入以外の一族のメンバーはどこへ消えたのか?
  • L5発症者が聞く足音も幻聴か?
    • 恐らく羽入が散歩(梨花曰くストーキング)するときの音。羽入の散歩というのは多分感染者への謝罪なのだろう。ごめんなさいとひたすら謝り続けながら、たとえばレナ、悟史、圭一、詩音にくっついていたのだと思われる。一歩一歩ずれて、どんどん近づいてくるというのは、羽入自体はくっついて歩いているのが、症候群の悪化によって羽入の存在がどんどん感知できるようになっていき、足音が一歩ずれると症状も一歩悪化、のような状況だったのではないだろうか?富竹や詩音が祭殿で、遠くで子供が暴れているような音が〜といっているが、祭殿はすぐ近くなのに遠くで、というのはきっとL3だから近くにいるように聞こえない、ということではないだろうか。
  • なぜ羽入は梨花の殺害犯人捜索に協力しないのか?
    • 富竹殺しの現場に張り付けば、鷹野=山狗が犯人を突き止められるのでは?
    • この時期(綿流し、殺される数日前)になると梨花は諦めてワインを飲み始め、羽入はあぅあぅ。富竹の件は傍観者の羽入は「もう諦めよう、認めよう」と、それすらも傍観していたのでは?
    • そもそも羽入は、梨花が昭和58年6月を生き延びることを歓迎していないのでは?
      • 普通の人間の寿命なら、80〜90年しか生きられないが、ループを繰り返せば100年でも200年でも一緒に居られる。
  • 雛見沢症候群の謎
    • 雛見沢という特定地域を離れると発症しやすくなる科学的根拠は?
    • 御三家や村民はこの病気についてどれほど知っているのか。
    • H173が死後検出不可能な薬物となる仕組みは?
    • L5となった人間が継続的に治療を受けている様子はあるのか、もしくは入江機関に処分される?
  • 赤坂の謎
    • 「昭和58年の6月、私が殺されます。」の文など本編のルートでも梨花が予言を赤坂に話した気になっている(と受け取れる)のはなぜか。(赤坂が知らないことを理解していたなら、なぜ改めて言わなかったのか?)
      • 梨花の手落ち、という可能性もある
    • 玩具屋で出会って面識があるはずなのに、綿流しで再開したときに初対面のような反応を部活メンバーがしたのは何故? 雛見沢の人は人の顔を覚えるのが早いそうだが?
      • 玩具屋で最初に会った時
        魅音「ふぇ? 知り合い?」(赤坂と梨花の会話を見て)
        レナ「はぅ、奥さんとらぶらぶ、何だかちょっぴり素敵かな…。」(大石の説明を受けて)
        沙都子「………確かに、…梨花ってたまに予言染みたことを言いますのよね。」(同じく説明を受けて)
        ---綿流しで二回目に会った時
        魅音「何よ〜どちら様?どちら様?!おじさんたちにも紹介してよ〜!!」
        レナ「はぅ、梨花ちゃんが知らないお兄さんと一緒だ。知り合いかな、かな!」
        沙都子「どちら様でございますのかしら。梨花の知り合いですの?」
    • 皆殺し編で、雛見沢に再訪した理由は?
      • 雪絵を救う忠告をしてくれたことへの恩返しに、梨花を助けに来たと、おもちゃ屋で言っている。しかしその割りに梨花にあまり目を配っている様子がない。
    • すぐに温泉へ旅立って行ったのはなぜか?
      • 「昭和58年の6月、私が殺される」という梨花の予言をそれほど真剣に捉えていなかった?
      • 梨花が殺されるのは綿流し祭の後だから、それまでは休暇を楽しもうとした?
      • 皆殺し編の赤坂はトンボ帰りしたとあり、忠告だけを聞き入れて東京に帰った。無論、事件解決後の予言もSOSも聞いていない状態である。お礼も兼ねて、本当にただ温泉のついでに立ち寄ったに過ぎない。
  • 入江機関と園崎家の関係
    • 事件1年目と、3年目で山狗の関与があったことは梨花が証言。だが他はほとんど不明。
    • そもそも園崎家と魅音は全く無関係だったのか。梨花がいう連続怪死事件の首謀者、「この村を支配する連中」は入江機関とみてよいのだろうか。園崎家が主導したと見たほうがむしろ自然?
    • 孫誘拐事件、富竹暗殺等園崎家の情報収集能力において実際に動いていたのは誰か。村人? 園崎組? それとも山狗?
    • 園崎家は海外での軍事教練を行っているが、地方の実業家に捻出できる費用だろうか。東京からの資金援助があったのか?
      • 『園崎家は元々ダム建設に賛成していたが急に反対派となった』⇒東京との取引(大臣の孫を誘拐し、ダム建設を撤回させるから資金を渡すといった感じ)があった?
      • 祭囃し編において、 園崎家地下祭具殿には多数の実戦使用可能な兵器が備蓄され、詩音や葛西はその操作に習熟していること、魅音は作戦指揮官としてもかなりの教育もしくは経験があること がわかった。
    • 園崎家の優れた情報能力から5年以上にわたって入江機関が完全に存在を隠し通すのは不可能だろう。反ダム等でおそらく利害は一致するので協力するはず。
    • 大臣孫誘拐事件は、利害の一致した山狗と園崎家の共謀か?
      • 孫誘拐時に実行犯が山狗のコードネーム「鶯、雲雀」を語り、孫監視者が「本家」をよく口にする、TIPS「麦茶と紅茶と石臼」「鬼の目にも何とか」でのお魎と魅音の態度から?
      • 公安しか知り得ない孫誘拐事件の発生を、お魎や魅音が知っているのは、園崎本家と中央政府に関連を持つ勢力(東京や山狗?)とのつながりを示しているのでは?(暇潰し編)

本編内容まとめ

ルールXYZ

  • オープニングで謎の異次元人(フレデリカ?)が語っていた、昭和58年6月に起こる惨劇のルール。梨花の幸せを阻む3つの錠前。
  • ルールX … 梨花の仲間の暴走による殺人。
    • 孤立した仲間が疑心暗鬼に陥る→「雛見沢症候群」を発症→惨劇が基本パターン。
    • ひぐらしはルールXの加害者視点で描かれることが多いので最も派手な展開になる。
    • 現在判明している限りでは、圭一、レナ、詩音が暴走。沙都子の圭一吊橋落としも入るか?
      • →部活メンバーや詩音以外の暴走は無いのか?
    • 毎回加害者被害者が変わる。事件そのものに強力な意思は働いていない?誰でもいいのか?
      • →誰かがおかしくなると異変に気づいた他の人間は仲間を守ろうとするため発症しない?
    • 個々の事件の発生フラグは多様。綿流し・目明し編では圭一のお人形事件が、祟殺し編では鉄平帰宅が、罪滅し編ではレナパパの結婚詐欺事件がきっかけだった。鬼隠し編は「圭一が法事に出掛けた2日間で発症する」というレアイベント。それでも仲間を信じることができれば回避できるようだ。(大石の話に耳を傾けないというのも有効か)
    • 疑心暗鬼を煽る存在。
      • 鷹野三四 … 綿流し祭以前に登場。たかのんスクラップ帳からタイムリーネタをチョイスして吹き込む。
        →鷹野の立場を考えると確信犯か?
        →綿流し編や目明し編のように、どさくさで梨花が死んでしまって作戦が実行できなくなる場合があるのでやらないほうが賢明なはず
        →しかし罪滅し編でのレナへの対応は、症状を悪化させるであろうことが容易に推測できたはず…周囲への攪乱のために利用している?
        →古手神社・古手家への疑惑を抱かせて仲間を遠ざけるためか?
      • 大石蔵人 … 綿流し祭以降に登場。園崎黒幕説を吹き込む。「オヤシロ様の使い」の異名は当たらずも遠からず。
    • 罪滅し編では、レナによるリナ鉄平殺しは防げなかったものの、校舎爆破エンドは梨花の特攻と圭一の魂のドツキ合い説得によって回避成功。
    • 皆殺し編では、圭一のお人形事件・レナパパの結婚詐欺事件が同時発生しかかるも、ループ記憶?を生かして回避。鉄平帰宅は圭一と仲間たちが雛見沢の総力を結集することに成功して退けた。
  • ルールY … 強い意志と目的をもって行われる梨花の死。梨花のみならず雛見沢を滅ぼす「悪魔のシナリオ」
    • 富竹・鷹野殺し → 梨花腸流し(ついでに入江自殺) → 雛見沢大災害の順で起こる。
    • 企画・実行は鷹野三四と山狗の皆さん。
    • 富竹・鷹野殺しは遂行率100%らしい。
    • 梨花腸流し(ついでに入江自殺) → 雛見沢大災害はルールXによって梨花が殺害された綿流し・目明し編では発生していない。
  • ルールZ … 雛見沢を覆っている、惨劇を容認する雰囲気。最も古く錆付いた錠前。
    • 皆殺し編冒頭の解説によると、狭い意味では園崎家のブラフのこと。そこから3つの要素が上げられた。
      • 何事も園崎家の陰謀であると思われること。
      • 何事も祟りであると解釈されること。
      • 特に綿流しの夜に人が死んでも不思議だと思われないこと。
    • 以下の要素もそれと関連づけて説明されているか。
      • 鬼ヶ淵と呼ばれる以前からあった雛見沢暗黒史。
      • 老人たちから子供たちに広まるオヤシロ様の祟りの話。
      • ダム戦争時の確執。村と北条家との溝。
      • 5年目を迎える連続殺人&失踪事件。
    • 皆殺し編では圭一と仲間たちが雛見沢の総力を結集することに成功してその一部を吹き飛ばした。

今回出てきた新用語

  • 羽入
    • 新キャラクター。今までプレイヤーをガクブルさせてきたのはほとんどがこいつの無邪気な行動のせい。→各シナリオのKOOLを追い詰めた間接的な要因の気も…
    • 梨花と当人曰く、俗に言われる「オヤシロさま」。超常的な存在。雛見沢を見守る守り神であり、祟るような事はしないらしい。
    • 雛見沢で起こった怪奇的な現象を「オヤシロさまの祟り」だと言われる事に心を痛めている。ゆえに鷹野が雛見沢に関する黒歴史を話すと、ドタンバタンと地団太を踏んで抗議すること多々。
    • 100年を超える時を生きている。諸説では古手神社2500年の歴史とそれ+梨花のループ手伝いで100年=2600年だとか。
    • 誕生までの話などが明らかになっていないため、詳しくは不明。
    • 頭に2本の紫色の角が生えており、本人は強いコンプレックスを持っている。(角があるという事は鬼の血を引き継いでいる?)
    • 左の角に傷のようなものがある?
    • 自らは食事を摂ることはできないが、梨花を通じて間接的に味覚を感じることができる。
    • 甘い物(シュークリームやジュース等)が大好きで、辛い物(キムチ等)とお酒は嫌い。
    • 梨花以外の人には姿は見えないし、会話することもできない。
    • 梨花が誕生するまでの長い間、意思の疎通ができる相手がいない世界を過ごしてきた。
    • 羽入を知覚できない母親と疎遠になってしまった梨花に、家事などを教えた。
    • 「雛見沢症候群」発症者など、極一部の人には羽入の声や足音が聞こえる場合もあるらしい。
    • 趣味はストーキング。気になる人の後ろを延々付け回し観察しているらしい。
    • 移動手段は歩行。鍵の掛かった祭具殿に出入りしていることから、壁抜けかテレポートが出来る?
      • 梨花が「ワインを飲むと飛んでくる」と言っているので、恐らくテレポートができるのであろう?ただし梨花の近くだけ、なんて条件もつきそう?
    • 「もし姿を見せても、どうせバケモノと呼ばれて怖がられるだけ。もう怖がられるのは嫌だ」と言っていることから、かつては人間にも姿が見える存在だった?
      →罪滅し編における、L5レナの「寄るなッ、バケモノッ!」のこと?
      • 本編で昔は人に見える存在であり、神通力を持っていたというような記述があるが、昔に人へ姿を見せた時にそのようなことを言われた?
    • 祭具殿の中がお気に入り。昔の空気が残っていて落ち着くとか。非常に機嫌がよくなり、梨花もつられてハイになるらしい。
    • 興奮すると「あぅあぅあぅ」としか喋れなくなる。更に興奮するとドタンバタンと地団駄を踏む。が通常は誰にも聞こえない。
    • 梨花の同意を得ることで、梨花の死亡時に時を梨花の死ぬ前に戻す力を持つ。
    • 過去へと戻る力はだんだん弱っていっており、数週間前にしか戻れなくなっていっている。
    • 「運命」に対する考え方は非常に冷めていて、梨花が「運命」に傷ついて精神的に死んでしまう事を恐れている。
    • 梨花がループする気力を失って(梨花の心が完全に死んで)、また孤独な世界へと戻ってしまう事を最も恐れる。
      →梨花が死に、ループを繰り返す事を望むように仕向ける事で、孤独な世界の訪れを永遠に阻止しようとしている?
    • 鬼隠し編で謝っていたのは羽入。たった2日間法事で雛見沢を離れただけで「雛見沢症候群」を発症してしまった圭一に対して謝っていた。
      →何故羽入が謝るのか?
      →「雛見沢症候群」発症の原因の一旦が羽入にある?
    • 目明し編で梨花が死にかけているとき、断末魔の喘ぎに混じって「……はにゅ〜…はにゅ〜……」と名前を呼んでいる。
  • 東京
    • 日本を戦前の体制に戻すことを目的とする秘密結社(竜騎士曰く、派閥社会の延長として描きたかったらしい)。閣僚にも多数構成員がいるが年々最古参層の脱落により弱体化もとい方針変更してきている。一枚岩ではないようだ。
  • 入江機関
    • 「東京」から命を受けて雛見沢で「雛見沢症候群」を研究する機関。治療の研究や症状を抑える薬(C120)の開発という陽の側面と、人体実験や軍事的利用、人工的に末期症状を起す薬物(H173)の開発という陰の側面を持つ。
  • 山狗
    • 鷹野麾下の特殊部隊。造園会社を偽装している。リーダーは小此木。
    • 主要任務は入江機関の要人警護と「雛見沢症候群」発症者の拉致を含む組織の隠蔽工作。暗殺等もこなすらしい。
    • ダム戦争時の大臣の孫誘拐もこいつらの仕業のようだ。
    • 梨花拉致作戦には20名以上の人員が投入された。その割に梃子摺り過ぎな気がするが…
    • 装備には自動拳銃、狙撃銃、出力を上げた射出式スタンガン、暗視ゴーグル、各種都市型迷彩服、白塗りの偽装ワゴン車などがある。
    • 部隊のコードネームには「鶯」など野鳥の鳥の名前が使われている。鷹野のコードネームは「雛」。そういえば鷹野の趣味は野鳥観察だった…
  • 番犬
    • 「東京」の保有している部隊?正式名称規模不明。
    • 山狗の手に負えない事態が発生した場合、富竹の要請によって派遣されるらしい。
    • 山狗は隠蔽工作を得意とする部隊だが、番犬は戦闘を主としているためかなりの銃器を武装しているらしい。山狗に比べ重兵装が許されている。
  • 雛見沢症候群
    • 雛見沢の住民がかかっているウイルス性の風土病で、戦前から存在する、雛見沢出身者が遠方で患う過度のホームシックと精神不安定等の総称。
    • 雛見沢に訪れただけで感染する。主な感染経路は空気感染。
    • また、被感染者との粘膜・体液への直接的な接触によっても感染する。
      →この場合、既に予防薬を投与済みであっても感染し、重度の症状が発症する。
    • 恐らく母親が被感染者だった場合、出産時にその子供にも感染すると思われる。
    • 病原体は、宿主の人間が死ぬとその死後数時間以内に溶解、体内に存在するごく普通の成分となってしまうため、その痕跡の発見はほぼ不可能に近くなる。つまり病原体は生体からでなければ確認できない。ゆえに痕跡が残らず、異常行動が限りなく自発的なため、入江機関はこの性質を軍事的に非情に有用であると判断し、研究を行っていた。
    • 女王感染者の存在する半径から遠く離れる、女王感染者が死亡する、他精神的苦痛など複合要因により発症するとされる。古くから住んでいる者ほど発症の可能性が強く、昔の人より現代人の方が耐性があるらしい。
    • 症状が進行すると疑心暗鬼にとらわれ、極度の被害妄想とそれに起因する反社会性、そしてリンパ腺の異常による自傷行為などがみられる。戦争において発症者が錯乱、味方の殺害、あるいは自傷による自殺があった。
    • 雛見沢では病気とは認識されていないものの古くから知られた症状であり、「雛見沢から離れるとオヤシロさまに祟られる」等、雛見沢に根付く伝記のほとんどがこの病気に関わっているとされる。
    • 外伝「鬼曝し編」はこの設定をモチーフにした作品。
      大災害後、恐慌に陥る雛見沢出身者とその周囲の人々が描かれているが、ここでのきっかけは「女王感染者の死」よりも「雛見沢大災害=オヤシロさまの祟り」というイメージが感染者に影響を与えたものと思われる。大災害の発生するシナリオではその後必ず雛見沢症候群(ウイルス性精神病という事実は隠蔽されているため、便宜上の呼称だが)の発症が見られる。ここで気になるのは雛見沢出身者のみならず無関係の一般住民にも症状が表れているらしい点。思い込みからの妄想とも考えられるが、感染者がいる可能性は否定できない。実際、雛見沢はダム戦争中に環境をアピールする目的で学術調査や観光ツアーを行っている。これによって全国規模で感染者が現れてもおかしくはない。また、ダム建設業者や政府調査団、警察官など様々な職種・出身地の人間が訪れていると推測できる。このことから、昭和58年の雛見沢症候群感染者は全国各地に拡散しており、女王感染者死後の被感染者暴徒化による治安悪化と事態の収拾のためには、単に雛見沢地区全住民を処分した程度では何の解決にもならないだろうことが判る。では何故、雛見沢大災害を発生させる必要があったのか?
    • 祟殺し編にて「後にこれらの雛見沢大災害に起因する精神疾患を雛見沢症候群と呼ぶまでに至る」と名称が登場している。
  • L5(レベルファイブ)
    • 雛見沢症候群の末期症状。症状は誇大妄想、幻覚、自傷行為など。それがさらに進むと脳死(?)あるいは頸部、腋窩のリンパ節に異常な痒みを覚え、喉を掻きむしって死亡する。
    • 治療によってL3(日常生活に支障のない程度)にまで症状を押さえ込めるが、1日2〜3回のC120注射を怠るだけで即座にL5症状が再発する。
  • H173
    • 投与することで雛見沢症候群に感染させ、擬似的に脳に興奮状態を誘発させることで錯乱させる薬。H173の濃度を投与されると直ちにL5の症状が起こる。鷹野主導で研究されていた。
    • その危険性故、入江機関がすべて破棄していたはずだったが、鷹野が隠し持っていた。
    • 語呂で「ひなみ」と読める?
  • C120
    • 入江が開発した「雛見沢症候群」治療薬。雛見沢症候群の末期症状を起こした患者に使われる。
    • 脳内のホルモン分泌を抑制して錯乱の伝達を防ぐ、といった仕組みで、あくまで病原体に直接作用する抗生物質ではないので、この薬だけではL3まで症状を抑える効果しかなく、完治させることは未だ不可能。
    • 健常者に使用すると10分以内に全身の発疹、発熱、瞳孔の拡大、妄想を引き起こすとされる。
  • 高野一二三
    • 昭和20年1月(吉日)に小泉大佐宛に書かれた文書に名前あり。
    • 「東京」の者(?)で雛見沢症候群の研究者。
    • Hifumi.Tもこの人物と思われる。
    • 雛見沢症候群を発症した患者に対して有効とされる「高野式精神安定法」はこの人の研究か。
    • 鷹野三四はこの人の孫(娘?)と推測される。
      →「祖父の好きだった文句」としてHifumi.Tのノートに書かれた言葉を引用している。
    • 病に蝕まれ、世間から忘れ去られ、失意の内に自ら命を絶ったようだ。
  • 高野式精神安定法
    • 詳細不明。高野一二三が提唱する一般感染者の発症を抑える方法。これでも抑えられない場合、帰郷のみが有効とされている。
    • この時点では治療薬などは無かったため、疑心暗鬼に囚われないようにするための方法と推測される。
  • 女王、女王感染者
    • 雛見沢症候群の病原体は、アリやハチの様な社会型生物と同じ習性があるものと考えられており、ゆえに感染者の“女王”にあたる感染者が常に1人存在するとされている。雛見沢症候群の感染者は、本能的に女王感染者に付き従うようになる。
    • 女王感染者に接近することで、感染者の脳内に鎮静効果のある物質が作られ、進行した症状のレベルを抑え回復させる。
    • 古手家が代々引き継いでいて、現在では梨花のことを指す。梨花を産むまでは梨花の母が村の老人から溺愛されていたが、梨花を産んだ瞬間からその寵愛の対象は梨花に移行したとされている。
    • 女王感染者は雛見沢を離れる事ができないらしい。ゆえに女王感染者のそばから離れられない一般感染者も、必然的に雛見沢から離れると発症の可能性が高くなる。
    • 女王感染者が死亡した場合、48時間以内に感染者全員が末期症状を起こすとされる。
      • 古手梨花死亡後、大石・赤坂は発症していないことや、目明し編の結末を考慮すると、上記の内容の信憑性は疑わしい。(少なくとも入江機関や鷹野は信じているかもしれないが)
      • 鷹野は上記の説明を利用し、梨花を殺害することでそれを口実に滅菌作戦を実行しようと考えた。
  • 終末作戦
    • 鷹野三四(及び東京の一部勢力?)と山狗の計画。
    • まず鷹野の偽装死体を出し、富竹等邪魔者を排除。そして梨花を殺害し、滅菌作戦を行い、最終的に雛見沢を滅ぼす。
    • 鷹野の思想が強く関わっているようだが、目的は不明。劇中通り、オヤシロさまの祟りを起こし、神になるだけならば、目明し編で続行しなかった、あるいはできなかった理由が不明。
      →梨花の死亡が確認されず、48時間が経過したため?
  • 滅菌作戦
    • 雛見沢症候群を大量に抱える雛見沢は女王感染者が死亡すると住民が暴徒化し、周辺及び国に甚大な被害を及ぼすためガス災害を装い雛見沢住民を皆殺しにする作戦。
    • 女王感染者の死亡がこの作戦を実行する条件。(ただし死亡後48時間以内に村民のL5発症が確認されなければ、女王感染者の死による集団感染の理論が覆されてしまうため、作戦の発動は認められなくなる。)
    • 計画通り中毒死させた住民は大災害の被害者として、止むを得ず射殺した住民は行方不明として発表する。
    • 「東京」の内部で、雛見沢症候群の生物兵器としての研究推進を図る古い勢力を一掃するために、外交や教育等に活動をシフトしようとする新しい勢力が仕組んで起こした事件。この事件によって雛見沢症候群は闇に葬られ、東京の古い勢力は総理大臣からも責任を追求されることになり、国家権力における発言力を低下させられる結果となった。
  • 34号
    • 滅菌作戦の手順を記したマニュアル。
    • 名前からして、このマニュアル自体が鷹野三四による「祟り」(終末作戦)を国家に対して正当化するための方便ではないのか?

フレデリカの詩(冒頭からエピローグまで)

  • 冒頭の詩

    井戸の外の世界が知りたくて。
    私は井戸の底から這い上がろうとしました。
    井戸の外の世界が知りたくて。
    何度、滑り落ちて全身を打ち付けても上り続けました。
    でも気づきました。
    上れば上るほどに落ちる時の高さと痛みは増すのです。

    外の世界への興味と全身の痛みが同じくらいになった時、
    私は初めて蛙の王さまの言葉の意味がわかりました。

    • 本編中の詩1(私的捜査ファイルの詩)

      誰だって幸せに過ごす権利がある。
      難しいのはその享受。
      誰にだって幸せに過ごす権利がある。
      難しいのはその履行。
      私にだって幸せに過ごす権利がある。
      難しいのはその妥協。

      • 本編中の詩2(綿流し祭の晩)

        どうかこの夜に何があったか教えてください。
        それは例えるなら猫を詰めた箱。
        どうかこの夜に何があったか教えてください。
        箱の中の猫は、生か死かすらもわからない。
        どうかあの夜に何があったか教えてください。
        箱の中の猫は、死んでいたのです。

  • シュレーディンガーの猫?→ループの暗示?
  • エピローグの詩
    >井戸の外にはどんな世界が?
    それは、知るために支払う苦労に見合うもの?
    井戸の外にはどんな世界が?
    それは、何度も墜落しても試すほどに魅力的?
    井戸の外にはどんな世界が?
    それを知ろうと努力して、落ちる痛みを楽しもう。

    その末に至った世界なら、そこはきっと素敵な世界。
    例えそこが井戸の底であったとしても。
    井戸の外へ出ようとする決意が、新しい世界への鍵。
    出られたって出られなくったって、
    きっと新しい世界へ至れる…。

鉄平殺し

100年に数回のレアイベント「叔父の帰宅」によって発生する派生イベント。 執行者はその時々によって異なる。

  • ケース1:圭一編
    • いわゆる祟殺し編。綿流し当日に犯行。金属バットで撲殺。雨が降るか否かはランダムか?
  • ケース2:詩音編
    • 詩音が悟史との約束「沙都子を守って」を覚えている場合に発生する。
    • 祟殺しにおける圭一の役割を詩音が果たすようだ。こちらも綿流し当日に犯行するらしい。
    • スタンガン→肉厚の刃物のコンボか?
  • ケース3:レナ編
    • 詳細不明。但し圭一・詩音の場合より「三手はやく」綿流し当日には鉄平埋葬が完了するらしい。
    • レナが殺害に踏み切った場合は本人曰く「1500秒?!掛かり過ぎでしょそんなのッ!!!私なら1000秒掛けないよ!!グチグチ言わずに黙って教室を出て行って実行する」らしい。流石はレナである。
    • 凶器は鉈と斧どちらだろう。
    • 罪滅し編ではリナ殺害のついでに大斧で鉄平を一撃。殺害と遺体の分解ををこなした。これも綿流しの日には埋葬完了予定だった?
  • ケース4:梨花編
    • 返り討ち。梨花「我ながら情けない…」

K1の固有結界【けいいちのこゆうけっかい】(能力)

今回も発動したK1の特殊能力。
今回の被害者(?)は亀田君である。

#setlinebreak

「いいや駄目だ!!今日は勘弁ならんッ!!亀田てめぇ、ケーキとリアル少女を天秤に掛けやがったなぁあぁ!! 少女を大切にできるからケーキを愛でる資格があるのだ!! そもそも貴様は沙都子のよさがわかってない、まぁるでわかってない!!   沙都子の魅力は一見ツンツン、フラグが立つとデレデレのツンデレにある!! 最大の魅力はツンとデレの格差にあるのは貴様も知っているはずだ。 普段はツンツンしてて色気のカケラもないのに、スイッチが入ると途端にデレデレ!! オンオフの段差こそが魅力なんだよ!!前半と後半でシナリオがガラっと代わる『ひぐらし』そのものじゃないか、つまり沙都子こそはミスひぐらし!!   そこに今や定番のスパイス妹味が加わりしかも属性は総受け、ほどよい反抗心は実に心地よく恋愛依存症っぽいヒロインが氾濫するこの世界に颯爽と降臨したニュージェネレーション!!どのくらいすごい降臨かってーとあれだ、 金色の野に姫姉さまが降臨するくらいすげーぞ!神じゃねぇからな、うpうpとかパス希望とか言ってんじゃねえぞ。 その魅力をわからずに貴様なんだ、二次元戦士の誇りはないのかッ!! ポリゴンの発達で今は擬似三次元だと?!、ヒロインがわずか8色で256個のドットで表現されていた時代の先人たちは、そこに愛と萌えを見出してより高い次元へ想いを昇華させてきたのだ!! 全て二次元への逃避ではない、現実の女性を愛するがゆえの愛の昇華!! 像もモナリザも全て先人たちの萌えの結晶だぞ!!最小ドット数のヒロインはド○アーガのカイだと思う。 今の若者が見たら多分、性別の識別もつかねぇぞ!   余談だがドラバスのお姫様はすごいよな、クラウンとセプターでミニスカ、水着にバニーガールにまでなってくれるんだぞ!! アーケード史で最古のコスプレヒロインだと思うのは俺だけかッ?!あんなゲームが50円でゲーセンにあったなんて凄過ぎるぜ。   でもな、俺たちは萌えたんだよ、あの16×16のドットの向こうに美少女の姿を見たんだ!! …そう、俺たち二次元戦士はドットやポリゴンの壁の向こうの真実を探り、真の姿を見ることを探る求道者だったのだ!!   それなのに貴様はドットやポリゴン、ハードの壁を一切経ない生少女をなぜ選べないというのか!! 目的を忘れ手段に堕した明白な証拠!!!二次元戦士は三次元を否定する存在ではない、 三次元をこよなく愛し、二次元の記号からそれを高度に再現できる新世代三次元戦士なのだッ!! 三次元より上の存在なのに二次元というのがよくない。二が三に劣るみたいだからな!! ほらあれだ、XB●Xが2だとプレ○テ3に負ける気がするからXB●X360という名称になったのとまったく同じだ!! とりあえず俺が言いたいのはただひとつ!!バイオとメタギアの新作が出るハードはどれだああああッ! いやもちろんデドアラの新作も出るんだよね? 余談だけど、女キャラの胸のポリゴン数だけでザックが1人作れちゃうって噂はホント? そんなことはどうでもいい、リアル少女のために一肌脱がんかい亀田ああああッ!!!」

#setlinebreak
  • 昭和58年という時代背景をまるっきり無視して現代のゲームの話が出ている。
    圭一の固有結界は作者竜騎士の叫びを作中に具現化する能力?

犠牲者

  • 間宮律子(リナ) 腹を裂かれ拷問死(園崎組により)
  • 富竹ジロウ(本名不明) 喉を掻き毟り自殺 (三四によりH173を投与されL5発症) S58_6_19
  • 鷹野三四 絞殺され岐阜山中にてドラム缶で焼かれる (偽装) S58_6_19  
  • 大石蔵人 行方不明 (山狗の鶯により射殺され隠蔽される) S58_6_22
  • 熊谷勝也 行方不明 (山狗の鶯により射殺され隠蔽される) S58_6_22
  • 前原圭一 行方不明 (鷹野三四に射殺され山狗に隠蔽される) S58_6_23
  • 園崎魅音 行方不明 (鷹野三四に射殺され山狗に隠蔽される) S58_6_23
  • 園崎詩音 行方不明 (鷹野三四に射殺され山狗に隠蔽される) S58_6_23
  • 竜宮礼奈 行方不明 (鷹野三四に射殺され山狗に隠蔽される) S58_6_23
  • 北条沙都子 行方不明 (鷹野三四に射殺され山狗に隠蔽される) S58_6_23
  • 古手梨花 腹を裂かれ拷問死 S58_6_23
  • (入江京介 睡眠薬服用により死亡 S58_6_23?)
  • その他住民 雛見沢大災害にて死亡 (滅菌作戦により殺害) S58_6_24

タイムチャート

「梨花の事故」(day1)6/4(土)梨花が古手神社境内裏から転落 診療所へ
「興宮の玩具屋」(day2)6/5(日)診療所にて沙都子のテスト 玩具屋で部活 圭一が魅音に人形を渡す
「司会に推薦」(day3)
「古手神社にて」(day3_2)
「梨花の努力」(day3_3)
6/6(月)圭一が綿流し祭の叩き売り役を引き受ける 古手神社で寄付品を吟味
「富竹との接触」(day4)
「ミーティング」(day4_2)
6/7(火)鷹野と富竹を祭具殿へ招き入れる 彼らの死を予告し注意を促す
梨花に山狗の警備がつく 診療所内でミーティング
「全スター勢揃い」(day4_3)6/8(水)玩具屋で叩き売りの寄付品集め 麻雀牌で大石と燕返しの練習 赤坂来る
「最高に運のない世界」(day5)6/12(日)間宮律子(リナ)の死体発見 沙都子は鉄平に連れられ実家へ
梨花は赤坂に連絡を試みるが失敗 鷹野に助けを請うが失敗
「翌日…」(day5_2)
「積極的に相談」(day6)
6/13(月)沙都子休み 知恵に状況を説明 部活メンバーと議論
知恵は北条家を訪問 詩音が圭一を椅子で殴る 校長が児童相談所へ連絡
相談所が北条家を訪問 様子見 圭一は魅音・レナと通話 親に相談してみる
「児童相談所」(day6_2)6/14(火)沙都子休み 皆で児童相談所に直訴 空振り 興宮の公園へ
「圭一の反撃」(day7)
「大石の警告」(day7_2)
6/15(水)沙都子休み 圭一が昼休みにクラスを煽動 知恵含むクラス全員で児童相談所へ
空振りだが皆で陳情継続を決意 圭一はエンジェルモートで亀田・常連客らを誘引
夕方 綿流し実行委員会の会合 帰りに大石に忠告と応援を受ける
「沙都子の登校」(day8)
「梨花目線」(day8_2)
「雛見沢の魂」(day8_3)
6/16(木)沙都子登校 校長を鉄平と思い込む発作 入江が呼ばれる
60人近くを集めて相談所へ 圭一・梨花・入江が代表陳情 平行線の一途
夕方 綿流し実行委員会の会合 魅音・知恵らが圧力を受け陳情中止を促す
圭一らは村の重鎮らを説得 お魎説得を条件に町会を味方につける
(エンジェルモートにてデザートフェスタ)
「お魎と対決!」(day8_4)6/17(金)夜 園崎家で御三家会議 圭一らがお魎を説得 町会の支持が認められる
「鬼ヶ淵死守同盟」(day9)6/18(土)公由の申し出を相談所が拒否 200人以上が相談所前へ 大石制止(体面上)
県議員・弁護士が大石を退ける 所長が市長と通話し陳情受け入れ
鉄平が沙都子を殴る 沙都子と通話 警察が沙都子保護
「綿流し」(day9_2)
「危機感がない」(day10)
「鷹野ターン」(day10_2)
6/19(日)綿流し祭当日 鷹野ら富竹殺害 終末作戦開始命令 岐阜にて焼死体偽装
「大石と梨花」(day10_3)6/20(月)大石が来校 梨花に富竹・鷹野について訊く 夕方診療所へ
「翌日の学校」(day11)6/21(火)梨花は圭一に詩を詠む 悩みを打ち明けず
「私の死ぬ日」(day12)
「みんな来た」(day12_2)
「大石の失踪」(day12_3)
6/22(水)梨花休み 小此木から電話 大石に連絡し警備依頼 岐阜出張後訪問を約束
放課後 圭一らが訪問 東京について打ち明ける
20時過ぎ 大石・熊谷 不審車への職質中に射殺される
23時過ぎ 興宮署の小宮山から電話 小宮山ら来る 圭一ら帰る
「山狗ターン」(day12_4)
「エピローグ」(ep1)
6/23(木)1時頃 山狗ら梨花宅に侵入 小宮山ら殺害 梨花・沙都子逃走
待ち伏せた圭一らと合流 鷹野が梨花除く全員を射殺
梨花は古手神社の賽銭箱前で腹部切開され死亡
総理大臣が滅菌作戦の適用を許可

作者さんの書き込み

  • 魅ぃ掲示板 No.37499

    どんな方がいわゆる1%なのか、というお問い合わせを少なからず頂戴しますので、少しだけご紹介させていただきます。

    鬼隠し編の時点では、圭一の主観に疑問を持つことがポイントとなりました。
    現在ではネット上では圭一の妄想はもはや定説と言った感もありますが、2002年の当時では非常に希少な説でした。
    鬼隠し編に寄せられたぴったり100通のご感想のメールの中で、たった1人だけ圭一の主観に疑問を持たれたのは、yoshioさんという方でした。
    この100通の内の1通という偶然の数字が、1%というキャッチコピーとなっていきます。

    さて、その後、シナリオを綿流し編・祟殺し編と重ねて出題編が3編出たところで、いよいよルールXの存在に気付く方が登場します。こちらで確認している一番最初の回答者は香紗さんという方でした。香紗さんは、3編の不特定な凶行者の理由を火山ガスという名の「環境」に初めて求めました。
    当時の推理は各編を独立してバラバラに行なうのが主流でした。その中にあって、3つのシナリオを重ね合わせ、犯人が誰かではなく、犯人を生み出す存在が真の犯人であり、しかもそれが人でなく環境であると至られたことに、当時の竜騎士07は衝撃を受けた覚えがあります。

    このルールXに気付かれた一部の方々にとって最大のナゾは富竹・鷹野の死でした。ランダムに犯人や事件を発生させる環境なのに、なぜこの2人の死だけは乱数に左右されないのか。
    ここに至ったさらに一部の方が、ルールXとは別の理由(ルールY)を仮定します。2つの異なるルールが存在するのに、舞台世界ではそれらが1つのルールに沿って起こっているようにミスリードされている。それに気付いた方々は綿流し編〜祟殺し編の頃から、雛見沢連続怪死事件には複数の異なる思惑、あるいは偶然が混じりこんでいる、それを祟りだと信じてしまう迷信の環境(ルールZ)があると看破されました。
    ルールXとYを区別できた方は非常に少数ですが、ルールZと連続怪死事件が実は連続ではないことに気付けた方は、少し多かったように記憶しています。

    そして、ルールXの犯人を「環境」に求めた方のさらに一部の方が、何度か劇中に登場する不審なキーワード「診療所」に結びつけるようになります。
    つまり、ランダムに凶行者を生み出してしまうような環境のある土地ならば、その奇怪な「環境」「病気」「現象」を治めようとする、あるいは研究しようとする存在がいるのではないかとの仮定です。
    メールが見付からないのですが、記憶が正しければ、驚くべきことにルールX+「入江機関」の仮定は綿流し編の時点ですでに頂戴していたと思います。

    ここに至った方々は、祟殺し編で初登場する雛見沢大災害について、本来ならガスが流れ込む沢にいながら生存した圭一を見て、ガス災害は虚偽であり、この「環境」を抹殺するための何らかの人為的災害であると気付かれたようでした。

    また、祟殺し編の描写から、鷹野の死に疑問を抱くようになります。
    その後の暇潰し編でもガス災害が描かれると、この村はガスで滅ぶ運命にあることを悟られる方が一気に増え、その中の一部の方が、滅ぶ村から全てのシナリオで必ず事前に脱出している鷹野の存在に注目するようになります…。

    大体、こんな感じで考えが流れていたと思っています。
    そう簡単には見破られないだろうと思っていた仕掛けが、鬼隠し編発表後のわずか1年ちょっとでもう核心に迫られてしまい、当時、大いに狼狽したことを記憶しています…。
    何かの参考になれば幸いです。

  • 魅ぃ掲示板 No.37503

    敢えて、「何」を探る作品だと申し上げなかった点が『ひぐらしのなく頃に』の最大の意地悪と言えるかもしれません。

    暇潰し編で示されますが、「古手梨花が昭和58年6月を抜けきりハッピーエンドを迎えるにはどうするか」が、実は『ひぐらしのなく頃に』で推理すべき最大の箇所です。
    どうしてどのシナリオでも梨花はハッピーエンドを迎えられないのか。そこに至った時、ルールXYZという「犯人」を推理する段階に至ります。

    また、個別のシナリオについては、綿流し編のどこを間違えなければ事件は起こらなかったのか、のように「隠れた選択肢」もまた探るべき箇所です。
    鬼隠し編では、友人たちに無意味な疑心暗鬼を抱かないこと。
    綿流し編では、魅音に人形を渡して傷つけないこと。等です。
    ちなみに、祟殺し編では、どうすれば「平和的手段で沙都子を救出できるか」でした。この箇所についての「解」は、今回の皆殺し編で示されたと思います。

    犯人が「人」でなく「環境」であるという点で、『ひぐらし』は確かに邪道かもしれません。納得できない方も少なからずいらっしゃるかと思うと胸が痛みます…。

    ただ、推理されて来た方が全て徒労だったとは思いません。
    大小様々な謎の正解者が大勢いらっしゃったことだけ、お伝えさせてください。。

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最終更新:2007年05月03日 16:16