ロキ(Loki)
ロキ(Loki)は
北欧神話における非常に重要なキャラクターであり、しばしば
トリックスターとして描かれます。
彼は神々の国
アースガルズに住んでいますが、実際には巨人の血を引いており、
オーディンの義兄弟として知られています。
概要
- トリックスター
- ロキはいたずら好きで、狡猾な性格を持ち、神々の世界に災いをもたらす一方で、その解決にも関与します
- 彼の行動はしばしば物語の進展を引き起こす要因となります
- 変身能力
- ロキは自由自在に姿を変えることができ、時には動物や女性に変身することもあります
- この能力を使って様々な事件を引き起こします
- 配偶者と子供
- ロキにはシギュンという妻がいますが、他にも女巨人アングルボザとの間にフェンリル狼、ミッドガルド蛇(ヨルムンガンド)、ヘルといった子供たちをもうけています
- また、スレイプニルという八本足の馬もロキが生んだ子供です
- バルドルの死
- ロキはオーディンの息子バルドルの死に関与し、この事件が原因で神々から追放されることになります
- バルドルの死後、ロキは捕らえられ、岩に縛り付けられる罰を受けます
- ラグナロク
- 最終的にロキはラグナロク(神々の終末)で解放され、巨人族を率いて神々と戦いますが、ヘイムダルと相討ちになり命を落とします
作品例
明智吾郎『ペルソナ5』
『ペルソナ5』における明智吾郎と彼のペルソナであるロキの関係性は、物語の中で重要な役割を果たしています。
- ペルソナとしてのロキ
- 明智吾郎が扱うペルソナは「ロビンフッド」と「ロキ」の2体です
- ロキは北欧神話に登場するトリックスターであり、混沌や変化を象徴する存在です
- このペルソナは明智の内面、特に彼の復讐心や混乱した感情を反映しています
- 内面的な象徴
- ロキは明智の「恨み」と「怒り」を具現化したペルソナであり、彼が抱える複雑な感情や目的を表現しています
- 明智は父親である獅童正義への復讐心から、ロキの力を使って精神暴走事件を引き起こし、自らの目的を達成しようとします
- 物語における役割
- 明智は物語の中で主人公たち「心の怪盗団」と対立する存在として登場しますが、最終的には共闘することになります
- この過程で、彼のペルソナであるロキは彼自身の内なる葛藤や成長を象徴する存在として描かれています
- 能力と限界
- 明智は「ワイルド」という能力を持ち、複数のペルソナを扱うことができますが、実際にはロビンフッドとロキの2体のみしか使用しません
- この制限は、彼が他者との関係を築くことなく、自分自身の感情や欲望に基づいて行動していることを示唆しています
このように、明智吾郎とロキの関係性は、彼の内面的な葛藤や物語における役割を深く反映しており、『ペルソナ5』における重要なテーマの一部となっています。
関連ページ
最終更新:2024年12月13日 12:13