ダンゲルマイヤー直轄領第一都市ボーダルンシュタット
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ダンゲルマイヤー領のほぼ中央に存在する、この領の領都。強固な城壁で囲まれ、内部に帝国軍とダンゲルマイヤー家私設軍の軍事基地を備えた準軍事都市。準、とあるのは位置的に軍事都市である必要が無いため、あくまで魔獣の類に対する程度の防衛兵器しか備えていないためだ。なおこの都市に駐留している帝国軍部隊は、ダンゲルマイヤー家の息がかかっている部隊であり、事実上ダンゲルマイヤー家の子飼いに近い。
この都市は尚武の気風がある領の領都らしく、軍事色が色濃い。都市の城壁外には帝国軍とダンゲルマイヤー家私設軍の演習場があり、ほぼ連日激しく演習が行われている。都市の中央部にはこの領の政庁と、それと渡り廊下で直接に接続されたダンゲルマイヤー家の邸宅が存在する。政庁も、ダンゲルマイヤー家邸宅も、貴族家の威厳に差し障らぬ程度に可能な限り虚飾を排し、武人らしく質実剛健さを第一に考えられた造りだ。
都市の北側と東側にはそれぞれダンゲルマイヤー家私設軍と帝国軍の基地および軍人居住区画が置かれている。南側と西側は、民間の居住区画と商業区画が雑多に混在しているが、主要な道路は私設軍や帝国軍の機兵が通る事を想定して道幅が広く取られ、地盤もしっかり補強されている。
ここで特筆すべきことは、この都市の北西部、ダンゲルマイヤー家私設軍基地と民間区画との間に挟まる形で、かなり大きな領域を取ってそこに軍学校「ダンゲルマイヤー帝国大学」およびその付属校である小、中、高等部各種が置かれている事だ。この軍学校は珍しく大学部を持っていると言う事から、ダンゲルマイヤー領だけでなく帝国各地から入学希望者が集まっている。更に学生の軍事教育や訓練のために、ダンゲルマイヤー家私設軍が演習場を始めとした軍事施設をこの学校に対し解放している。