ダンゲルマイヤー家
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ディートヘルム・フォン・ダンゲルマイヤーと言う31歳の青年(聖華暦830年当時)を当主とする、アルカディア帝国の複数ある侯爵家の1つ。当主ディートヘルムはまだ若いためもあり、野心に溢れている。才能はあるが、若干自己を客観的に見る能力に欠けているかも知れない。
彼はラズール公爵家を始めとする貴族たちと、皇帝との関係が悪化して行くのを後目に、ある時期までは中立の傍観者を気取っていた。彼は勝ち目が薄い方に味方をして、自分とダンゲルマイヤー侯爵家の力を高く売りつけようと考えていたのである。中立的立場であった彼とダンゲルマイヤー侯爵家が、皇帝と貴族派閥の間を取り持って仲裁していれば、もう少し先まで時間が稼げたのかもしれないのだが……。
そして聖華暦836年4月、ついに貴族派閥は暴発し、レルアンの乱が始まった。この時ディートヘルムは貴族連合軍の旗色が悪く、遠からず敗北する、と踏んだ。そして自らが立てた当初の予定通り、貴族連合軍が劣勢になり始めるのを待って、そちらへ自らの兵を率いて合流したのである。
ディートヘルムには、確かに才能があったのだろう。そして彼は、自分とダンゲルマイヤー侯爵家の力があれば、劣勢になった陣営を勝利させる事ができる、と信じきっていたのである……。
ダンゲルマイヤー領は、先祖代々から尚武の気風を持つ家柄、土地柄である。その領内には、ダンゲルマイヤー家の人間が理事長を務める私立の軍学校が、複数存在している。
なお、当主であるディートヘルム自身も、ある軍学校の理事長を務めている。この軍学校「ダンゲルマイヤー帝国大学」は、帝国内においても極まれな、大学部まで存在する軍学校だ。この軍学校は、軍の高級士官や高級軍官僚を多数輩出している。ちなみに小等部~高等部は、「ダンゲルマイヤー帝国大学付属〇等部」となっている。
領内の産業は、普通に領民による農業生産により、それから上がる税収を得ている。だがその他に、ダンゲルマイヤー侯爵領では軍事関係の企業の工場を多数誘致している。領内には、ジオニスタ重工業、エウロ重工業、アイリス社、ガストラ工匠などの工場や、下請け企業の工場などが立ち並ぶ。無論大きな企業の工場は、ここの領だけではなく他の貴族領や皇帝直轄領などにも建設されており、ここだけでは無い。ただしダンゲルマイヤー侯爵領にある工場は、それらの中でもかなり大規模な物が多いと言う事を明記しておく。
他の特色としては、先も述べたが尚武の気風がある土地柄なので、領地内には軍事演習場が数多く存在する。そこでは何時も、侯爵家の軍や侯爵家の影響下にある一部帝国軍の装兵により、実戦さながらの演習が行われているのだ。
[ダンゲルマイヤー侯爵領マップ]

①:ダンゲルマイヤー家直轄領
②:エンツェンスベルガー伯爵領
③:キルシュネライト伯爵領
④:バルヒェット子爵領
⑤:ジーゲルト子爵領
⑥:ベットリヒ子爵領
⑦:ツァンパッハ子爵領
⑧:テーグリヒスベック子爵領
⑨:プリンツェンツィング子爵領
⑩:ツヴァイクレ男爵領
⑪:ヴァイスコップ男爵領
⑫:アルデンホフ男爵領
⑬:フェーエンベルガー男爵領
⑭:シュタウディンガー男爵領
⑮:ゾンバルト男爵領
⑯:レーガー男爵領
⑰:クラインミヒェル男爵領
②:エンツェンスベルガー伯爵領
③:キルシュネライト伯爵領
④:バルヒェット子爵領
⑤:ジーゲルト子爵領
⑥:ベットリヒ子爵領
⑦:ツァンパッハ子爵領
⑧:テーグリヒスベック子爵領
⑨:プリンツェンツィング子爵領
⑩:ツヴァイクレ男爵領
⑪:ヴァイスコップ男爵領
⑫:アルデンホフ男爵領
⑬:フェーエンベルガー男爵領
⑭:シュタウディンガー男爵領
⑮:ゾンバルト男爵領
⑯:レーガー男爵領
⑰:クラインミヒェル男爵領
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