マーチヘア
[解説]
第4期LEV
この機体は『マルドゥクプロジェクト』後期に設計開発されたプロジェクト専用機である。
プロジェクトにおいて最大の懸念事項は重力偏差の解消であった。しかしながら、重力制御機関稼働時の事細かな調整制御を行い得る演算装置の開発に難航し、プロジェクト存続そのものが危ぶまれていた。
そこに一条の光明を齎したのが、WARESが第5期LEVの制御ユニットとして開発したLCEであった。
LCEの搭載を前提とした設計変更を行うにあたり、マルドゥクに搭載されていた元々の制御ユニットに替わって第4期LEVをベースとした制御ユニットを組み込み事となった。
この機体は分類こそ第4期LEVであるが、LCEによるマルドゥクの機体制御を念頭において設計開発されたLCE対応型の機体である。その為、内装には第5期LEVの管制ユニットを組み込んでいる。
しかし、武装類は最低限自衛手段としてのものしか搭載されておらず、最悪、第3期LEVの方がマシな攻撃性能を有している。
それもそのはず、マルドゥクこそが攻撃プラットフォームであり、マルドゥクの制御を司るこの機体単体での戦闘行為について、全く考慮されてはいない。
この機体は『マルドゥクプロジェクト』後期に設計開発されたプロジェクト専用機である。
プロジェクトにおいて最大の懸念事項は重力偏差の解消であった。しかしながら、重力制御機関稼働時の事細かな調整制御を行い得る演算装置の開発に難航し、プロジェクト存続そのものが危ぶまれていた。
そこに一条の光明を齎したのが、WARESが第5期LEVの制御ユニットとして開発したLCEであった。
LCEの搭載を前提とした設計変更を行うにあたり、マルドゥクに搭載されていた元々の制御ユニットに替わって第4期LEVをベースとした制御ユニットを組み込み事となった。
この機体は分類こそ第4期LEVであるが、LCEによるマルドゥクの機体制御を念頭において設計開発されたLCE対応型の機体である。その為、内装には第5期LEVの管制ユニットを組み込んでいる。
しかし、武装類は最低限自衛手段としてのものしか搭載されておらず、最悪、第3期LEVの方がマシな攻撃性能を有している。
それもそのはず、マルドゥクこそが攻撃プラットフォームであり、マルドゥクの制御を司るこの機体単体での戦闘行為について、全く考慮されてはいない。
この機体はケイブ・セクター07において、マルドゥクと共に建造され、専用に調整を施した初期型LCE『最適化再調整型』(REadjustBest.LCE)が充てがわれる筈であったが使用される事なく旧大戦を終える。その後は旧人類の滅亡と共に悠久の時間の中に埋れていったのである…