旧人類 - 聖華世界 @ wiki

旧人類

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［解説］

高度に発達した科学技術を持つ旧来の人類。
すなわち、聖華史以前の旧暦の時代から文明を築いてきた地球人の事である。

旧人類はかつて、世界の覇者を決めるため、核戦争と生体兵器による代理戦争を行った。
その結果、地球上の半数以上の人類が死滅し、殆どの地域は核汚染と暴走した生体兵器によって住めなくなってしまった。
生き残った旧人類たちは、北米大陸に避難し、コールドスリープにて地球環境の再生を待った。

眠りから覚めると、地球環境は激変し、世界には魔素と呼ばれる未知の元素が満ちていた。
この元素をエネルギーとして利用する事を考えた彼らは、自らに似せた生命体「新人類」を創造した。

この新人類と呼ばれる生物は遺伝子改造により魔力臓器という体内器官を持ち、これを用いて大気中の魔素からエーテルと呼ばれるエネルギーを生成する事ができる。
エーテルとは空想を具現化する幻想のエネルギーである。それは万能であり、ありとあらゆる事象を現実世界に出力する。
旧人類は、エーテルを操れる新人類をただの労働力として扱い、酷使した。

やがて新人類の不満は爆発し、反乱が起きるに至った。
旧人類と新人類はおよそ30年に渡り争い続け、そして最終的な勝者となったのは新人類の側だった。

敗北した旧人類はその生き残りも含めて全て処刑され、文字通り絶滅する事となった。
そして、彼らが持っていた科学技術は世界に破滅を齎す危険な技術とされ、禁忌扱いとなった後に、その知識の全てを放棄、封印される事となった。