機装兵クリクスス




[解説]
細かな改修を続けられ、聖華暦800年代まで生産が続けられていた機装兵スパルタクスであったが、その基礎設計自体の旧式化に伴い、スパルタクスの汎用性、カスタマイズ性を受け継いだ後継機が開発される事となった。
そうして聖華暦800年代にシームド・ラボラトリーズにて開発された第6世代機兵が、この機装兵クリクススである。
そうして聖華暦800年代にシームド・ラボラトリーズにて開発された第6世代機兵が、この機装兵クリクススである。
本機自体の性能に尖ったものはあまり無く、いい意味でも悪い意味でも「特徴のない」機体である。
本機は、同盟で活動する傭兵を主要なターゲットとした商品であるため、砂漠地帯の多い同盟の環境に最適化されており、関節部や装甲が可能な限り、単パーツ化、ブロック化されている。これにより、砂塵による関節部の故障発生率の低下と、故障時のパーツ交換の簡易化を同時に実現しているのだ。
この構造の単純化は、機体の剛性強化にも繋がっており、機体の耐久性向上ももたらしたが、その反面で重量の増加による機動力の低下も招いてしまっている。
この構造の単純化は、機体の剛性強化にも繋がっており、機体の耐久性向上ももたらしたが、その反面で重量の増加による機動力の低下も招いてしまっている。
つまり、前身機種であるスパルタクスと比較すると汎用性特化の機装兵という同じカテゴリに属してはいるものの、やや高耐久低機動よりの仕上がりになっているのだ。
これに対して、シームド・ラボラトリーズは本機の汎用性とカスタム可能域の広さを利用し、オプションとして、機動力を高めるカスタムパーツを多くラインナップすることで、より多くの顧客に対応するという方法を選んでおり、高機動な機体としてカスタムすることも、決してハードルは高くないだろう。
これに対して、シームド・ラボラトリーズは本機の汎用性とカスタム可能域の広さを利用し、オプションとして、機動力を高めるカスタムパーツを多くラインナップすることで、より多くの顧客に対応するという方法を選んでおり、高機動な機体としてカスタムすることも、決してハードルは高くないだろう。
なお、構造の単純化に加えて、前身機種であるスパルタクスの開発ラインを一部流用したことで、設計/生産コストはかなり削減されており、性能は第六世代機装兵として十分なラインに引き上げつつも販売価格の増加は最低限に抑えることにも成功しており、これに加えて、シームド・ラボラトリーズ系列の販売店から購入する場合には、それまで乗っていた機体の下取りとカスタム料金の割引というサービスを提供している。