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アーデルハイド家

最終更新：2022年07月31日 07:04

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アーデルハイド家

［アーデルハイド領］

［解説］

アルカディア帝国にて、アルカディア皇家の下で伯爵の位を持つ貴族。
もともとはザラ公爵家の分家であったが、ザラ公爵家が第三次聖帝戦争で全滅し消滅する際にアルカディア皇家に拾われてその庇護下に入り、聖華暦830年現在においてもその血脈を保っている。

更にそれ以前、ザラ公爵家が台頭するより昔は、当時伯爵であったザラ家の主筋であり、爵位も侯爵であった。
しかし聖華暦551年、当時の当主であった帝国宰相アルゼイド・フォン・アーデルハイドが早逝すると、わずか十九歳であったザラ家の総領デギル・フォン・ザラがその一人娘を強引に娶り、その事実をもってしてアーデルハイド家を乗っ取ってしまう。

その後、侯爵家としての爵位を元主家より奪い取ったザラ家は、更に当時帝国において産業革命の旗振り役であったアーデルハイド家から技術や流通網を奪い去る。
そして産業革命の成功という功績を盗み取ったザラ家は公爵位に昇る事になるのだが、それはおいておこう。

その後アーデルハイド家には傍系の血筋を引く男子が当主としてあてがわれ、爵位も子爵にまで落とされて捨扶持を与えられた。
あくまでザラ公爵家が、元主家を潰したという風聞を避けるための処置であった。

だが結局はザラ公爵家は滅び、アーデルハイド家は聖華暦830年代に於いても伯爵位をもって存続している。