妖魔 - 聖華世界 @ wiki

妖魔《ようま》

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［解説］

魔獣のカテゴリの一種。
現代までに目撃、確認された種は100にも満たないと言われるほど希少な種である。

特徴として、反物質に適応する形で進化を遂げており、その身に反物質を纏っている。
反物質の特性から周囲一帯の魔素を常に食らい続けており、妖魔を相手に魔法による攻撃は困難である。

尚、反物質の影響下で進化を遂げた魔獣は妖魔以外にも存在しており、妖魔＝反物質を持つ魔獣とはならない。
では何をもって妖魔と分類するかと言うと、妖魔には一定の脳波、魔力のパターンに共通点が存在するのだ。

この特徴から、妖魔であると一見して見抜くことは不可能に近く、対峙したとしても魔獣として認識されることが常である。

更に言えば妖魔と言う名称は旧人類のデータベースから発見されたものであり、妖魔とは元々、魔獣の祖にあたる生体兵器を指す名称であったとされている。
それが現代の妖魔とどう紐づくかはまだ解明されていないが、いずれにしても極端な種の少なさと、妖魔と言う名称自体が考古学の、その中でもマイナーな領域に精通していなければ知り得ないことから、一般的な認知度は極めて低く、存在そのものが都市伝説と化している。

余談だが、種を問わず脳波と魔力反応に一定の共通点が見られるため、全ての妖魔は同じ母体から生まれた、一種のクローンあるいは兄弟のようなものだと唱える学者もいる。
だが妖魔には人型から爬虫類型まで様々な種が存在するため、この説については否定的な意見も多い。
ではなぜ妖魔にはこのような共通点があるのか。それは今は滅びし旧人類のみぞ知る。