圧縮蒸気式魔導砲 - 聖華世界 @ wiki

圧縮蒸気式魔導砲

[解説]

風圧式魔導砲の圧縮空気を圧縮蒸気に置き換えた魔導砲。
圧縮蒸気は圧縮空気よりも射出圧力が高い為、単純な破壊力の向上が見込まれ研究が行われた。
まず、蒸気を発生させる為の水タンクと発熱機構の必要最小限なサイズと射出圧力がどの程度必要かを、様々な大きさの試作を作って検証し、魔導砲に搭載可能なギリギリのサイズの策定が行われた。

結果、従来の風圧式魔導砲よりも一回り大型化する事となったが、破壊力はそれを差し引いてもお釣りが来る程であった。

ただし蒸気を使用し、射撃を行う度に蒸気が排出されている都合上、タンク内の水が無くなると蒸気を起こす事が出来なくなり、弾を射出出来なくなる欠点を抱える事となった。
水の問題は水を作る為に水の魔石と水のルーンを組み込む事で解消されたが、それに伴いさらに大型化した上、魔力の消費量も上がり、ことさら使い難くなった。

結局、この魔導砲は従来式の魔導砲に取って代わる事が出来ず、それでも同じ蒸気機関を搭載した蒸気従機の携帯火器として扱われるようになった。