「機装兵 エイレーネー」




[解説]
聖華暦814年代に、聖王国が開発した実験機で、第七世代機兵。
頭部に「システムBerserk」と呼ばれるブラックボックスが搭載されている。
この装置は、エイレーネーに搭乗した操手と神経接続されることで操手の第六感を超絶的に強化し、敵の殺気を感知して攻撃を先読みで回避できるようになると言う物。
ただしこの機体は実験や実戦において、何度もの暴走事故を引き起こす。
このため聖王国は「システムBerserk」の封印処置を決定した。
しかし後に、このシステムに対する適合者が発見される事となる。その「適合」の意味が、システムを完全に制御できるという意味なのか、はたまた単に相性が良いだけなのか、それは国家機密の壁により明らかにはされていない。
頭部に「システムBerserk」と呼ばれるブラックボックスが搭載されている。
この装置は、エイレーネーに搭乗した操手と神経接続されることで操手の第六感を超絶的に強化し、敵の殺気を感知して攻撃を先読みで回避できるようになると言う物。
ただしこの機体は実験や実戦において、何度もの暴走事故を引き起こす。
このため聖王国は「システムBerserk」の封印処置を決定した。
しかし後に、このシステムに対する適合者が発見される事となる。その「適合」の意味が、システムを完全に制御できるという意味なのか、はたまた単に相性が良いだけなのか、それは国家機密の壁により明らかにはされていない。



「システムBerserk」の封印が解放され、最大稼働状態に達すると、エイレーネーの機体は真紅に染まる。
このとき頭部に設けられた冷却装置は最大限に稼働した「システムBerserk」を維持するために、こちらも最大効率での冷却のために大きく変形する。また腕部には、「システムBerserk」自体が最も効率よく操手を戦わせるため、持っていた剣が巨大化して大剣と化し装備される。
機体色が真紅に染まるのと剣が大剣に変化する現象は、「システムBerserk」が最大限に働いた事により発現したものである。このとき、通常状態において敵の攻撃を回避するのに用いられていた「殺気を感知する」機能が、この状態では攻撃に転用されているらしい。この結果付与魔法(エンチャント)を使ったかのごとく、機体の敏捷性や攻撃力が著しく上昇する。この際に副次的に、増幅された操手の殺気が幻影を発生させ、可視化して機体周辺にまとわりつく。
機体色の変化は、この可視化した殺気によるものだ。機体周辺にまとわりついた、殺気により発生した幻影が、赤色系以外の可視光を吸収してしまうため、機体が血の様な赤に見えるのだ。また剣が大剣に変化するのは、「システムBerserk」が最大限に働いたときに、機体外装の外縁部が剥離して元の剣を核にして融合し、剣を巨大化させている。この時、装甲強度はさすがに目減りするが、「殺気を感知する」機能を攻撃に転用した結果の強化現象により防御力が増進されているため、増加と減少の収支はほぼ「とんとん」になっている。
このとき頭部に設けられた冷却装置は最大限に稼働した「システムBerserk」を維持するために、こちらも最大効率での冷却のために大きく変形する。また腕部には、「システムBerserk」自体が最も効率よく操手を戦わせるため、持っていた剣が巨大化して大剣と化し装備される。
機体色が真紅に染まるのと剣が大剣に変化する現象は、「システムBerserk」が最大限に働いた事により発現したものである。このとき、通常状態において敵の攻撃を回避するのに用いられていた「殺気を感知する」機能が、この状態では攻撃に転用されているらしい。この結果付与魔法(エンチャント)を使ったかのごとく、機体の敏捷性や攻撃力が著しく上昇する。この際に副次的に、増幅された操手の殺気が幻影を発生させ、可視化して機体周辺にまとわりつく。
機体色の変化は、この可視化した殺気によるものだ。機体周辺にまとわりついた、殺気により発生した幻影が、赤色系以外の可視光を吸収してしまうため、機体が血の様な赤に見えるのだ。また剣が大剣に変化するのは、「システムBerserk」が最大限に働いたときに、機体外装の外縁部が剥離して元の剣を核にして融合し、剣を巨大化させている。この時、装甲強度はさすがに目減りするが、「殺気を感知する」機能を攻撃に転用した結果の強化現象により防御力が増進されているため、増加と減少の収支はほぼ「とんとん」になっている。

[システムBerserk]
聖王国が開発した、機装兵の強化システム。しかしてその正体は、魔獣の脳である。 人間よりも優れた反射神経と、野生の本能による危機管理能力を機兵の制御システムとして搭載する、狂気の生体インターフェースである。 操手の首筋に管を刺し、その操手と神経接続する事でシステムが起動する。
このシステムが最大限に発動した際の様々な付与魔法的な強化現象は、この魔獣の脳に宿る力の発露であるのだろう。暴走事故を繰り返したのも、むべなるかな、である。
聖王国が開発した、機装兵の強化システム。しかしてその正体は、魔獣の脳である。 人間よりも優れた反射神経と、野生の本能による危機管理能力を機兵の制御システムとして搭載する、狂気の生体インターフェースである。 操手の首筋に管を刺し、その操手と神経接続する事でシステムが起動する。
このシステムが最大限に発動した際の様々な付与魔法的な強化現象は、この魔獣の脳に宿る力の発露であるのだろう。暴走事故を繰り返したのも、むべなるかな、である。