アドマイヤ・ヴルンガルド - 聖華世界 @ wiki

アドマイヤ・ヴルンガルド

[解説]

オールバックに撫でつけて一本に結えた金髪、碧眼、綺麗に手入れされた口髭、少し浅黒い肌と長身の紳士風の男性。30代。
普段から暗めの色合いの上等な服を着用している。

どっしりと構えていて物腰が柔らかく、女性には特に気配りを絶やさぬフェミニスト。
理路整然とした語り口はユーモアを絡ませながら澱みが無く饒舌。
大抵の争い事は口だけで解決してしまう。

その一方で、どうしても暴力沙汰になった場合、彼は普段隠している力、『暗黒剣技』の一旦をチラつかせ、こう語る。

「本来なら、ここで暗黒騎士の力を見せる訳にはイカンのだが仕方あるまい。この責任は貴様の命で贖ってもらおう。」

こうして、実際に力を振るう事なく場を切り抜ける。

暗黒剣技を使える事を知られると、それを知った者に暗黒騎士としての身分を隠し、極秘の任務を遂行している、と語り、口止めを頼むのであった。

[正体]

本名サム・スミス(34歳、聖華暦834年)。
髪と肌色だけ自前で、瞳はカラーコンタクト、髭はつけ髭、昔ダークエルフに教えてもらった暗黒魔法とダークライトを使って暗黒騎士を騙るペテン師である。

ちなみに帝国出身でもない。

[詐欺の手口]

①金を持っていそうなご婦人(世間知らずなお嬢様や未亡人など)をターゲットに、適当なチンピラに小銭を掴ませて軽く襲わせる。
②颯爽と助け出し、信用を得る。
③2〜3日の間、交流を持ち、さらに信用させる。
④暗黒騎士である事、秘密任務に従事している事、活動資金が底を突きかかっているが本国からの送金が遅れており困っている事を打ち明ける。
⑤相手がお金を融通してくれる方向へ持っていく。50万ガルダを要求。
⑥お金を受け取ると一旦消える。
⑦数日後、アドマイヤの従者を名乗る男(サム本人)がご婦人の前に現れて、主人が任務で命を落とした事を告げる。
⑧主人からご婦人に形見として装飾品(5000ガルダくらいの安物)を贈る。
⑨秘密任務ゆえにくれぐれも内密にするようご婦人を諭し、完全に姿を消す。

以上の手口を用い、主に帝国辺境や同盟において十数件の詐欺を働いている。