エント
[解説]
ちなみに複数の個体が確認されており、最小の個体でも重機兵より大きい。
その性質は非常に穏やかで心優しい。
争いを好まず、動植物を愛で、森の自然を育む為に常に見回りを行なっている。
木こりが切った切株に新しい息吹を芽吹かせる為に種を植えたりもする。
また、時間の感覚は人間のそれと違って非常にゆっくりとしたもので、急ぐという事はしない。
争いを好まず、動植物を愛で、森の自然を育む為に常に見回りを行なっている。
木こりが切った切株に新しい息吹を芽吹かせる為に種を植えたりもする。
また、時間の感覚は人間のそれと違って非常にゆっくりとしたもので、急ぐという事はしない。
人も自然の一部と思っており、人が森で生きるための営みを行う事には寛容で狩猟や伐採を咎める事は無い。
だが、この幻獣は自然に敬意を払わず、悪意を持って森に無作法な行い(遊びで生き物を殺したり過剰な乱獲など)をする者を決して赦しはしない。
生木が燃えにくいように、火による攻撃にもある程度耐えられるので、炎魔法は弱点足り得ない。
彼らと共存したければ、自然を大切にすればそれで事足りるのだ。
シュブ=ニグラスとの関わりとその封印後
大部分のエントは森の外縁に逃れて大人しくしていたのだが、シュブ=ニグラスの精神汚染によって一部のエントは狂い、支配下に置かれたのである。
エント自体はシュブ=ニグラスとは発生要因が全く異なり、一切関係の無い存在なのだ。
そして、建国期に開闢の聖女リアンナ・アーレンハルトと数名のクルセイダーによってシュブ=ニグラスが封印されると、エントは彼女達の前に姿を現し、シュブ=ニグラス封印に対する感謝と、これ以降の森での狩猟や伐採を節度を持って行うなら安全を保証すると約束したのである。
それから数百年の間、人間とエントの間で目立った諍いは発生していない。