オーク - 聖華世界 @ wiki

オーク

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［解説］

豚や猪、またはそれに類する獣牙族の亜人が邪法によって魔族化した種族。
元となった生物の外見を色濃く残しており、前に突き出た鼻、鋭く短い牙が二本生えた外見の者が多い。
体格は約2m程と比較的大きく、膂力や耐久力に優れる傾向がある。
人魔大戦の頃に大陸の各地に住み着いた個体も多く、聖華暦800年代において人間の文化圏でも遭遇する可能性の高い魔族の一種である。

15〜40頭程の群れを形成し生活する。
食料の調達や戦闘は主に雄が担当し、雌は子育てや巣の整備を行う。
知能は然程高くなく、ゴブリン以上コボルド以下と言った所。
泥を浴び身体の寄生虫や汚れを落とす習性がある他、群れの中でも実力のある者は武具や身体に泥で紋様を描く。
大きな敵と戦う際には大型のガニラ等の魔物に騎乗して戦う他、大悪魔などの上位の魔族の傘下にある個体達は身体能力を強化する邪法を刻まれた鎧を纏う。
得物は棍棒や鉈のような乱暴な扱いにも耐え得る頑丈な物を用いる場合が殆ど。

また、人間の文化圏ではオークが人間の娘を攫って性交に及ぶと信じられていたが、本来ﾞ通常ﾞのオークは同種の雌にしか欲情せず、繁殖期になると雌は出産の為に多くのエネルギーを必要とする為、彼らは魔獣等よりも安全に狩れる人間、そして男よりもより抵抗の少ない女性を狙うのだ。

だが、ゴブリン同様他種族との交配自体は可能であり、異種交配を好む個体も一定数存在する。所謂ﾞ異常性癖ﾞというやつである。
また、繁殖期を終えると雌は育児期へと移り、子供の世話につきっきりになり、雄の求愛を拒むようになってしまう。その為、性欲を持て余した雄は他種族との性交に及ぶ事がある。
無論、全ての雄がその様な行動に及ぶ訳ではなく、異種交配自体を嫌う者もいる。

ちなみにオークの肉は食べられる。
味、肉質は猪に近く、しっかりとした下処理がされ臭みの無くなったオーク肉は脂っこくなく濃厚な味が楽しめる。