「獣装機 サブロック」


[解説]
4本の脚のうち、胸部に装備された前脚は簡易的なホイールのみとなっており、後脚は短時間であれば立ち上がって二足歩行が可能であるため、歩行用に足が装備されている。
胴体に装備された一対の腕部は港での荷物の積み下ろしや各種の作業、水中での船舶の補修など精密な動作を求められる作業などを行う為に汎用性を重視して人型の機兵と同様の設計が採用された。
胴体に装備された一対の腕部は港での荷物の積み下ろしや各種の作業、水中での船舶の補修など精密な動作を求められる作業などを行う為に汎用性を重視して人型の機兵と同様の設計が採用された。
本来作業用の機体であるために装甲などは必要最小限にとどめられ軽量である為に戦闘には不向きである。
また専用の武装などは用意されていないが、五本指の手は様々な武装を装備可能で船舶の護衛等に用いられることもある。
また専用の武装などは用意されていないが、五本指の手は様々な武装を装備可能で船舶の護衛等に用いられることもある。
背部の操縦槽には水中用の推進器が二基と追加装備用のハードポイントが左右二つずつ、正面にポールハンガーが二本装備されている。
600年代にロココ設計所は人型機兵開発にあたって、本機をベースとした。
元々従来の獣装機から逸脱した設計をしていた本機は、実際の所569年時点で既に二足歩行を可能とする脚と5本の指を持った腕を持つ人型機兵に近いものであったためである。
元々従来の獣装機から逸脱した設計をしていた本機は、実際の所569年時点で既に二足歩行を可能とする脚と5本の指を持った腕を持つ人型機兵に近いものであったためである。
水中での運用が可能で陸上では二足歩行も行えるという本機の特殊性が魚人族の特性と合致したことで570年代に大量の機体がノルド王国に輸出され重宝されたが、619年の海賊戦争では水中用の魔導砲を装備した機体が多数確認されその多くが同盟軍のリャグーシカ・プロンジャードと交戦した。
632年の終戦後も魚人族から好まれ、800年代でも当時の設計から少しずつ改良され生産が続けられたことで現役で稼働している機体が多く存在する。