磁力加速(リニア・アクセル)
[解説]
任意の場所に、入ったものを加速させる力場を形成する雷属性の上位魔法。
その仕組みは磁力操作(マグネトロン)と磁性付与(マクスウェルズ・ロウ)の二つの魔法を応用したもので、磁界操作により連続したコイル状の磁力場を形成し、磁性を付与した対象を引き寄せ、加速させるというもので、人体を磁性付与(マクスウェルズ・ロウ)の対象とすることで、高速移動に用いることもできる。
ただし、その加速度は力場の大きさに対する対象の重さで決まることになるため、機兵などの巨大なものを加速させる場合にはそれなりに大規模な力場を生成する必要がある。
ただし、その加速度は力場の大きさに対する対象の重さで決まることになるため、機兵などの巨大なものを加速させる場合にはそれなりに大規模な力場を生成する必要がある。
発想としては旧世代に用いられたコイルガンの仕組みに近いもので、ある意味で魔導的に再現されたコイル式のリニアモーターの一種ともいえるだろう。
また、類似の魔法として雷属性の中位魔法であるデフレクションが挙げられるが、こちらは、磁界を形成することで、飛来する弾丸などを逸らす魔法である。
また、類似の魔法として雷属性の中位魔法であるデフレクションが挙げられるが、こちらは、磁界を形成することで、飛来する弾丸などを逸らす魔法である。
なお、磁力加速(リニア・アクセル)を発動した際は、磁界そのものは目視できないものの、磁界の底面に磁界を発現させている魔法陣が出現するため、外見上、魔法陣に乗ったものが加速しながら飛んでいくように見える。
このため、磁力加速(リニア・アクセル)の魔法陣を指して「加速床」などと呼ぶこともあるのだが、加速させているのはあくまでその上に形成された力場であるため、厳密にはこれは誤解を含む表現である。
このため、磁力加速(リニア・アクセル)の魔法陣を指して「加速床」などと呼ぶこともあるのだが、加速させているのはあくまでその上に形成された力場であるため、厳密にはこれは誤解を含む表現である。
[応用]
磁力加速(リニア・アクセル)は上級魔法に位置しているため、どうしても魔導器化する際に大型化してしまう欠点が存在している。
とはいえ、一部利用されているものも存在はしており、その中でも、特に代表的なものとしてはリニア・アクセル・カタパルトが挙げられるだろう。
これは、磁力加速(リニア・アクセル)の仕組みを応用した艦船搭載用のカタパルトの一種で、多重に磁力加速(リニア・アクセル)を形成することで、機兵クラスの重量があるものを射出するのに十分な加速度を与えている。
とはいえ、一部利用されているものも存在はしており、その中でも、特に代表的なものとしてはリニア・アクセル・カタパルトが挙げられるだろう。
これは、磁力加速(リニア・アクセル)の仕組みを応用した艦船搭載用のカタパルトの一種で、多重に磁力加速(リニア・アクセル)を形成することで、機兵クラスの重量があるものを射出するのに十分な加速度を与えている。
また、もう一つの例として磁力加速式魔導砲というものが存在している。
これは、その名の通り磁力加速(リニア・アクセル)を弾丸加速に利用した魔導砲のことで、一種の魔導レールガンに分類されている。
もっとも、厳密にはコイルガンに近いものであるため、レールガンではないのだが。
この磁力加速式魔導砲は他の魔導レールガンよりも簡易な構造ではあるため、比較的生産しやすい部類には入るのだが、機兵用の魔導砲として携行可能な大きさに落とし込む都合上、コイル状の力場を連続配置できる数に限界があり、どうしても他の魔導レールガンに初速の面で大きく劣ってしまっている。
このため、適正距離からの射撃であっても一般的な機装兵の装甲を貫通することはできない。
これは、その名の通り磁力加速(リニア・アクセル)を弾丸加速に利用した魔導砲のことで、一種の魔導レールガンに分類されている。
もっとも、厳密にはコイルガンに近いものであるため、レールガンではないのだが。
この磁力加速式魔導砲は他の魔導レールガンよりも簡易な構造ではあるため、比較的生産しやすい部類には入るのだが、機兵用の魔導砲として携行可能な大きさに落とし込む都合上、コイル状の力場を連続配置できる数に限界があり、どうしても他の魔導レールガンに初速の面で大きく劣ってしまっている。
このため、適正距離からの射撃であっても一般的な機装兵の装甲を貫通することはできない。
[詠唱例]
[目に見えぬ引き手よ 我は神速を尊ばん 渦巻く門を開き 招き入れよ 通るものには祝福を しかして矢の如き神速をも与えん 磁力加速(リニア・アクセル)]