精霊 カラクサ
[解説]
聖華暦830年現在の時点で、唯一の『聖遺物・AI併用型』の精霊機である『レネクー・アイザム』に憑依している精霊。もともとは善性の中位存在であったのだが、虚空戦争により大きく傷つき、聖遺物に自らを封じて回復を図った。
ところがその聖遺物が、聖華暦11年に精霊機のパーツとして『レネクー・アイザム』の魔導炉に組み込まれてしまう。その精霊の意志を無視したあまりにぞんざいな扱いに、精霊『カラクサ』は非常に立腹、恨みを抱いたのである。
だが『カラクサ』は、それでも元々善性の存在である。精霊機として普通に扱われているだけであれば、内心面白くは無くとも普通に操縦に応えるのだ。
ところがその聖遺物が、聖華暦11年に精霊機のパーツとして『レネクー・アイザム』の魔導炉に組み込まれてしまう。その精霊の意志を無視したあまりにぞんざいな扱いに、精霊『カラクサ』は非常に立腹、恨みを抱いたのである。
だが『カラクサ』は、それでも元々善性の存在である。精霊機として普通に扱われているだけであれば、内心面白くは無くとも普通に操縦に応えるのだ。
だが、だからと言って物には限度がある。『カラクサ』は『レネクー・アイザム』の操手が騎士道精神にもとる行いや、あるいは悪事に加担、下劣な行いをしたとき、その操手を躊躇なく抹殺するのである。方法は操手の脳髄に、高圧電流を流し込むと言うもの。苦痛が少ないのは、せめてもの慈悲だろうか。
ちなみに『カラクサ』と、機体に搭載されている元々第4期LEVの残骸から回収されたAIは、関係は良好である。AI側からは精霊の声そのものは聞き取れないが、機体そのものからの情報伝達で何か自身とは別系統の制御システムがあることは予測している。精霊『カラクサ』からすれば、このAIを兄弟(無論自身が兄である)的に捉えている。