デリート・ソルト
[解説]
中位の土魔法。
土属性の魔素の働きをもって、術者の視界内(術者より前方5kmの範囲内)にある土地や液体から塩分を吸着する。
この魔法を行使した術者は、顔以外は塩の柱状態になる。
塩害に侵された土地の浄化や、海水の真水化などに用いられる。
土属性の魔素の働きをもって、術者の視界内(術者より前方5kmの範囲内)にある土地や液体から塩分を吸着する。
この魔法を行使した術者は、顔以外は塩の柱状態になる。
塩害に侵された土地の浄化や、海水の真水化などに用いられる。
元々この魔法は、塩害に侵された土地を回復させて耕作可能地にするために、聖華暦600年代末に『輝ける至極』にて創り出された。
しかしながら、『デリート・ソルト』という魔法名は先に決まったものの、理論や効果は二転三転する。
実は最初にこの魔法を組んだ際、単純に『塩(塩化ナトリウム)を土属性の魔素の力をもってして、ナトリウムだけを塩から離脱させて分解してしまえばいい』との理屈をもて、いったんは魔法が完成した。
しかし実験室内で魔法実験を行った際に、その場の魔導士たちがバタバタと倒れ、生死の境をさまようと言う事故が発生する。
しかしながら、『デリート・ソルト』という魔法名は先に決まったものの、理論や効果は二転三転する。
実は最初にこの魔法を組んだ際、単純に『塩(塩化ナトリウム)を土属性の魔素の力をもってして、ナトリウムだけを塩から離脱させて分解してしまえばいい』との理屈をもて、いったんは魔法が完成した。
しかし実験室内で魔法実験を行った際に、その場の魔導士たちがバタバタと倒れ、生死の境をさまようと言う事故が発生する。
当然の事である。
塩化ナトリウムからナトリウムを取り出して塩を分解してしまえば、大量の塩素ガスが発生するのは理の当然であった。
塩化ナトリウムからナトリウムを取り出して塩を分解してしまえば、大量の塩素ガスが発生するのは理の当然であった。
そしてこの魔法構築は、振り出しに戻る。
最終的には現在の形に落ち着いたのだが、完成までにかなり迷走した模様であった。
しかしながら魔法が完成した暁には、この魔法が使える魔導士たちへの信頼は高まり、その地位も向上したのである。
最終的には現在の形に落ち着いたのだが、完成までにかなり迷走した模様であった。
しかしながら魔法が完成した暁には、この魔法が使える魔導士たちへの信頼は高まり、その地位も向上したのである。
詠唱は基本は、「土の権能により あまたの塩よ わが身に纏え 疾く来たれよ デリート・ソルト」である。
だが達人レベルになると、自分が使いやすいように呪文を変えてしまっている場合も多い。
だが達人レベルになると、自分が使いやすいように呪文を変えてしまっている場合も多い。