オーエン・ツベルク
[解説]
父親であるウバルディンはどうしようもない屑であったが、家族に対しては全く違っていた。
家族を愛し、息子オーエンをいたく可愛がっていた。
オーエンに生まれつき聖痕があった事は我が事のように喜び、将来はクルセイダーにするべく幼い頃から英才教育を施し、絶えず目をかけていた。
家族を愛し、息子オーエンをいたく可愛がっていた。
オーエンに生まれつき聖痕があった事は我が事のように喜び、将来はクルセイダーにするべく幼い頃から英才教育を施し、絶えず目をかけていた。
その甲斐があり、オーエンは父親の屑の面を見る事なく成長し、彼も家族を愛し、聖王国の為にその身を捧げる覚悟を持って研鑽に励んだ。
父親のコネにより16歳でクルセイダー候補生としてクルセイダー第五師団『パトリオート・ランツェレータ』への配属が決まり、彼は輝かしい一歩を踏み出した、はずであった。
それは突然の訃報、父ウバルディンが部下の造反により戦死した。
彼は非常にショックを受け、今すぐにでも父の仇を討たんと飛び出そうとした。
彼は非常にショックを受け、今すぐにでも父の仇を討たんと飛び出そうとした。
しかし、それは師団長ヴィンデル・ゴットホルトによって止められる。
怒りに燃えるオーエンをヴィンデルは諌めた。
怒りに燃えるオーエンをヴィンデルは諌めた。
今のお前には仇を討つ為の力が足りない。
今は力を蓄えて時期を待て、と。
今は力を蓄えて時期を待て、と。
オーエンはその言葉を強く飲み込み、己が研鑽に励んだ。
やがて事件の全容と、父ウバルディンの悪業が伝え聞こえるようになると、自分の信じていたものが揺らぎ始める。
それまで父ウバルディンこそが自分の理想とする聖騎士の象徴であり、目標であった。
それまで父ウバルディンこそが自分の理想とする聖騎士の象徴であり、目標であった。
それが、実は汚職に塗れ腐敗していたなんて……
オーエンは自暴自棄となり、何もかも投げ出そうと自殺を図る。
しかし、それは失敗して一命を取り留めた。
しかし、それは失敗して一命を取り留めた。
この事に、自分は父の罪を償うまでは死んではならないのだという聖華の三女神の啓示と感じ取り、父の汚名を返上するべく、ますます研鑽に励んだのである。
そして、18歳で遂にクルセイダーへと昇進し、彼は本当の正義の為に戦う事を三女神に誓約したのである。
戦闘スタイル
片手剣と丸盾を用いた正統派スタイル。
父親の件もあり、卑怯な手を嫌い正々堂々とした姿勢を貫いている。
父親の件もあり、卑怯な手を嫌い正々堂々とした姿勢を貫いている。
剣術、魔法ともに研鑽を重ねており、どちらもそつの無い仕上がり。
セリフサンプル
「私はオーエン・ツベルク、以後見知りおきを。」
「聖華の三女神様、どうか御導きを。私に正しき道を御示しください。」
「……確かに父は過ちを犯した。なればこそ、息子である私がその罪を償わなければならないのだ!」
「父の仇か……、昔は怒りに駆られた事もある。けれど、結局は父にこそ非があったのだから、当然の結果だったんだろう。今はそう思っている。」