機兵賭博
[解説]
アルカディア帝国の民間の娯楽とされている機兵同士の試合。
武侠宴舞(ゼルステラ)と似たようなものだが、こちらはさらに低俗で格式が低いとみなされており、実際に客層、選手層、いずれも下層階級が多い。
公営ギャンブルではない賭博であり実際違法なのだが、様々な名目をつけて黙認されているのが実態である。
武侠宴舞(ゼルステラ)と似たようなものだが、こちらはさらに低俗で格式が低いとみなされており、実際に客層、選手層、いずれも下層階級が多い。
公営ギャンブルではない賭博であり実際違法なのだが、様々な名目をつけて黙認されているのが実態である。
興行形式はゼルステラに準じるが、違う点を記す。
①入場券を買った時点で座席が割り振られるゼルステラと違って、機兵賭博の興行では一般客の着席は早い者勝ちであり、盛況の時は立ち見が出ることもある。
一度他人が確保した席を後から分捕るのは主催者を舐めた行為として禁忌。
①入場券を買った時点で座席が割り振られるゼルステラと違って、機兵賭博の興行では一般客の着席は早い者勝ちであり、盛況の時は立ち見が出ることもある。
一度他人が確保した席を後から分捕るのは主催者を舐めた行為として禁忌。
②ゼルステラでは予想投票券を買わずに観戦のみできる興行形態もあるが、機兵賭博ではその日行われるすべての試合に対して金をかける必要がある。
ただし、慣例として一番最初の試合のみは投票権を買わないことが認められており、これを見(ケン)に回ると称する。
ただし、慣例として一番最初の試合のみは投票権を買わないことが認められており、これを見(ケン)に回ると称する。
③ゼルステラにはない独自の制度として、「道場破り」と呼ばれる試合形態がある。
挑戦者が自前の機兵で勝負に挑み、興行主が用意した3~5回の試合にすべて勝ち抜くことで、莫大な賞金を得られるというものである。
ただし機体の破損や死亡は自己責任、最低限の整備は認められるが試合はすべて連戦と、挑戦者にとって極めて過酷な条件である。
挑戦者が自前の機兵で勝負に挑み、興行主が用意した3~5回の試合にすべて勝ち抜くことで、莫大な賞金を得られるというものである。
ただし機体の破損や死亡は自己責任、最低限の整備は認められるが試合はすべて連戦と、挑戦者にとって極めて過酷な条件である。
なお、興行には例外なくラマ・デラ・レアルタの息がかかっている。
公営ギャンブルであるゼルステラと違い、興行主による審査がないに等しいため、仕事にあぶれた傭兵や食い詰め冒険者ならまだましなほうで、逃亡中のお尋ね者やひどいときには他国の工作員などが選手として紛れ込む。
そのために、ラマ・デア・レアルタを関わらせて監視しているのだ。
公営ギャンブルであるゼルステラと違い、興行主による審査がないに等しいため、仕事にあぶれた傭兵や食い詰め冒険者ならまだましなほうで、逃亡中のお尋ね者やひどいときには他国の工作員などが選手として紛れ込む。
そのために、ラマ・デア・レアルタを関わらせて監視しているのだ。