荷電粒子砲
[解説]
荷電粒子砲の基礎研究は旧世紀からすでに行われており、その時点での開発は理論上可能とされていた。
破壊力も理論上では通常火砲を遥かに凌駕する圧倒的なもので、それ故に各国の軍事分野では研究が行われていた。
破壊力も理論上では通常火砲を遥かに凌駕する圧倒的なもので、それ故に各国の軍事分野では研究が行われていた。
ただし、実際に荷電粒子を長距離に放射するには膨大な電力が必要であり、大変にコスパが悪いものであった。
その為、実物の荷電粒子砲が旧世紀の間に完成する事は無かった。
新世暦において
WARESが設立された新世暦では、世界には未知のエネルギー『魔素』が満ちており、旧人類はこの魔素を凝集した物質『エーテル』を利用する事で、旧世紀には不可能だった様々な技術を完成させる事に成功した。
荷電粒子砲もその一つである。
荷電粒子砲もその一つである。
開発自体は新世暦250年ごろで、『マルドゥクプロジェクト』における主力兵器として研究が再スタートした。
旧世紀と違い、放射する粒子にエーテル粒子を使う事で大気中からほぼ無制限に補充が可能であり、尚且つエーテリックリアクターから得られるエネルギーによって必要な電力も賄えるとあって、非常に早い段階で実用化されている。
旧世紀と違い、放射する粒子にエーテル粒子を使う事で大気中からほぼ無制限に補充が可能であり、尚且つエーテリックリアクターから得られるエネルギーによって必要な電力も賄えるとあって、非常に早い段階で実用化されている。
ちなみにこの時点で荷電粒子砲のサイズはLEVとほぼ同等で、射程距離は10km、20度角の扇状に放射され、射線上の物体は種別を問わずに超高温と衝撃によって完全に破壊されるほどであった。