シープスカッチ - 聖華世界 @ wiki

シープスカッチ

シープスカッチは山岳地帯に生息するとされる魔獣。
羊のような姿と鋭い爪を持つ二足歩行の獣で、その背中には蝙蝠のような翼が生えている。
夕方から夜にかけて活動すると考えられ、霧の中で獲物を待ち伏せし、鋭い爪で切り裂いて捕食するとされている。

その全身は灰色の針のような体毛で覆われており、頭部には羊のような角が生えている。
目は赤く、夜間でも視界が良好であると考えられている。
背中の翼を広げることでグライダーとしての機能するとされ、斜面を滑空して降りることが出来るとされる。

また、出現に際して必ず霧を伴うことから、霧を操る能力を持っていると考えられている。
霧の中に姿を隠し、獲物に気付かれずに接近して狩りを行うとされ、濃霧の中でその姿を目視する事は非常に困難である。

さらに真偽不明であるが遭遇者の証言から、月の光を浴びることで力を増幅させることができると言われている。
また上記の証言からシープスカッチは満月の夜には、特に凶暴になるという迷信が広まっている。

爪による攻撃方法以外にも、針のような体毛を投擲する攻撃も確認されており、その体毛には猛獣を即死させる程の未知の毒が含まれていると言われている。

その外見的特徴は旧世紀の都市伝説に登場する未確認生物と類似する点が多いと言われ、一般にシープスカッチと呼称されることになった。
しかし、原典のシープスカッチには存在しない特徴も多々見られるため、別の生物であるという声も大きい。

シープスカッチは、多くの謎に包まれた存在であり、その生態や能力、起源など、まだ多くのことが判明していない。
そのためシープスカッチには懸賞金が掛けられており、今後の更なる調査によってシープスカッチの謎が解き明かされていくことが期待されている。