従機 オルミガ
[解説]
これらの要求仕様を満たす為、複数種の試作機が作られた中で、まず『輜重部隊に追従可能な航続距離』を満たす事から始めた。
その為、本機には四脚が採用され、移動時の安定性と走破性で操手の負担を減らす事で航続距離を伸ばす事としたのである。
副次的な効果で機動性もそこそこ良かったりする。
その為、本機には四脚が採用され、移動時の安定性と走破性で操手の負担を減らす事で航続距離を伸ばす事としたのである。
副次的な効果で機動性もそこそこ良かったりする。
次いで『オムニ・ガンに1対1の格闘戦に置いて優越する戦闘能力』に対する答えとして、正面装甲の強化、ではなく、この従機専用のランスと大楯を固定装備として設置し、突進による初手一撃必殺で解決する方針を取った。
なお大楯で操手を守ることを前提に開放型操縦槽を採用している。
なお大楯で操手を守ることを前提に開放型操縦槽を採用している。
そして最後に『アーグ・ガングと同等の汎用性』に関しては、作業用サブアーム二本を胴体下部に設置する事で作業性の確保を行ったのである。
ランスと大楯は作業時に邪魔になるので機体側面に移動出来るようになっている。
ランスと大楯は作業時に邪魔になるので機体側面に移動出来るようになっている。
本機体の設計者は捻くれた人物であった為、余人とは違うアプローチで開発されたわけだが、要求仕様をきちんと満たした機体となった。
ただし、重機のような人型を完全に廃した不恰好な形状となった事で操手が動きをイメージし難くなり、操縦性が劣悪なものとなってしまった。
ただし、重機のような人型を完全に廃した不恰好な形状となった事で操手が動きをイメージし難くなり、操縦性が劣悪なものとなってしまった。
その為、転換訓練が必須となって操手からは大変不評な機体となったのである。
それと、四脚とサブアームで部品点数が多くなった為、生産性、整備性が他の従機より悪くなり、調達コストも1割ほど上がっている。
それと、四脚とサブアームで部品点数が多くなった為、生産性、整備性が他の従機より悪くなり、調達コストも1割ほど上がっている。