オムニ・ガン - 聖華世界 @ wiki

「従機 オムニ・ガン」

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［解説］

　聖華暦２２２年に突如アルカディア帝国が開発に成功した重従機。
　年が明けた聖華暦２２３年初頭には、機密に関わる部分を排除したマイナーチェンジ版を完成、一般販売を開始する。

　この従機はいっぺんに顧客の心を鷲掴みにし、従機市場で先を独走していたゼスキア王国、それを追走していた南方はナプトラ王国を一瞬で蹴散らした。
　泡を食ったゼスキア王国は聖王国と語らってその生産力を借り、当時軍用従機の決定版とされていたアーグ・ガングを若干民間向けに改修し、一般向けに販売を開始した。

　これにより、従機商戦のシェアは互角にまで戻ったものの、けっして以前の様な寡占状態に逆行する事は無かった。
　従機オムニ・ガンは帝国の戦略上、極めて重要な働きをしたと言える。ただし、戦場の外で、だ。

　この従機は、従機としては格が高く頑丈で、性能は高いが操縦が難しい。
　しかしあくまで性能は確かであったため、傭兵など戦いを専らにし、なおかつ機装兵を経済的な理由で持つ事ができない層に、売れに売れた。
　手指の構造も従機にしては繊細な方で、魔導砲を持って扱えるのも、傭兵などに人気の高い理由の１つであろう。

　構造的には、機体丈夫に丸いハッチがあり、その上に人員を１人追加で乗せる事が可能。
　対人戦闘が想定される場合には、いしゆみを持った弓兵などがそこに陣取り、また魔獣相手ならばハッチ上に魔導砲を半固定し、砲座を設えてそこに砲手を置く手もある。

　いずれにせよ、この従機は、極めてよく考えられて造られている、非常に完成度の高い機体だ。
　アルカディア帝国は、どのようにして前準備も無しにこれだけ完成度が高い機体を製造し得たのか。
　それは謎のままである。

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［武装］

　装備品は、機兵用の星球棍など。
　更に手持ち式の長銃型魔導砲を使用できる。
　また、ハッチ上に射手など人員を１人乗せることが可能。

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