聖導教会
[解説]
法皇と呼ばれる聖女が組織のトップとなり、組織方針を決めるのだが、巨大になり過ぎた組織の運営を一人で行うのは無理があり、政治面では枢機卿と呼ばれる役職の人間が補佐を行う。また、神職に関しては、司教たちが法皇の補佐をする。
[組織構成]
最高指導者 法皇
法皇の選出は古い時代から聖都ヴァース・ラン周辺に住む聖職者達によって選ばれていた。
法皇は一般的には枢機卿団から選出されるが、聖導教会の法的には法皇に選ばれるための条件としては女性の三女神教徒ということしかない。
(女性である理由は聖女リアンナに肖って)
聖王国の長い歴史の中には、枢機卿でない者が法皇に選ばれる事もあった。
法皇は一般的には枢機卿団から選出されるが、聖導教会の法的には法皇に選ばれるための条件としては女性の三女神教徒ということしかない。
(女性である理由は聖女リアンナに肖って)
聖王国の長い歴史の中には、枢機卿でない者が法皇に選ばれる事もあった。
法皇選挙における伝統的な法皇選出法としては「満場一致により決定する方法」、「司教団の代表たちによって法皇を決定する方法」、そして「枢機卿団の投票によって法皇を決定する方法」の三つがある。
満場一致の方法というのは選挙者たちが新法皇の名前を叫び、それが完全に一致した場合にその決定を有効とする方法であるが、現代では用いられる事はなく「代表たちによる会合」と「枢機卿団による投票」が法皇選挙の一般的な方法となっている。
満場一致の方法というのは選挙者たちが新法皇の名前を叫び、それが完全に一致した場合にその決定を有効とする方法であるが、現代では用いられる事はなく「代表たちによる会合」と「枢機卿団による投票」が法皇選挙の一般的な方法となっている。
枢機卿は原則として司教の叙階を受けた聖職者の中から法皇が自由に任命し、任期は設けられていない。また、法皇選出選挙においても選挙権を持つ。
司教とは聖女リアンナの後継者であり、教え、聖化し、統治する務めを与えられた者である。
厳密には法皇もまた、司教の一人であるが、聖女の権能を引き継いでいるとみなされ、司教団の中における特別な地位を認められている。
大司教と司教が存在し、前者は大都市の、後者は小都市の教会の首長となっている。
厳密には法皇もまた、司教の一人であるが、聖女の権能を引き継いでいるとみなされ、司教団の中における特別な地位を認められている。
大司教と司教が存在し、前者は大都市の、後者は小都市の教会の首長となっている。
司教の仕事を補佐する役割を担うのが、司祭と助祭である。
司祭とは一般的には神父、シスターという敬称で呼ばれる者たちであり、既に助祭に任命されている者が、教会もしくは、世俗に対する貢献が認められる事で司祭に昇格される。
司祭とは一般的には神父、シスターという敬称で呼ばれる者たちであり、既に助祭に任命されている者が、教会もしくは、世俗に対する貢献が認められる事で司祭に昇格される。
助祭とは、見習いの聖職者の事であり、司祭に付いて回り、その仕事から学ぶ立場にある者である。
教会における給仕や掃除などの雑務は助祭の仕事であり、空いた時間では司祭に癒しの術を学ぶため、その一日は非常に多忙である。
一般的には洗礼を受ければ、人種、経歴を問わず、誰でも助祭となる事ができる。
教会における給仕や掃除などの雑務は助祭の仕事であり、空いた時間では司祭に癒しの術を学ぶため、その一日は非常に多忙である。
一般的には洗礼を受ければ、人種、経歴を問わず、誰でも助祭となる事ができる。
800年現在の聖導教会
元々は貧困に喘ぐ民衆や、開国に疲れた人々を支援する為に作られた組織であり、路頭に迷う人々に手を差し伸べる慈悲深い団体である。
だがそれは、聖華暦800年以前の話であり、現代において聖導教会は組織的な腐敗が進み、汚職や悪事に手を染める神官が後を絶たない。
この組織腐敗の原因を作ったのは、聖華暦802年に枢機卿の座に就いたネロ・グレイワルドにある。
ネロは枢機卿の座に就くなり、政治的、暴力的を問わず、あらゆる手段を講じ枢機卿団の実権を握る。その上で、前法皇リアナ・フェアノール・エウリアをお飾りにし、聖導教会を掌握した。
そして、ネロは教会の権威を伸ばし、世俗への支配を広げようと画策し、聖王国の裏で暗躍し始めるのであった。
(詳しくは灰の騎士第一章を参照)
だがそれは、聖華暦800年以前の話であり、現代において聖導教会は組織的な腐敗が進み、汚職や悪事に手を染める神官が後を絶たない。
この組織腐敗の原因を作ったのは、聖華暦802年に枢機卿の座に就いたネロ・グレイワルドにある。
ネロは枢機卿の座に就くなり、政治的、暴力的を問わず、あらゆる手段を講じ枢機卿団の実権を握る。その上で、前法皇リアナ・フェアノール・エウリアをお飾りにし、聖導教会を掌握した。
そして、ネロは教会の権威を伸ばし、世俗への支配を広げようと画策し、聖王国の裏で暗躍し始めるのであった。
(詳しくは灰の騎士第一章を参照)