法皇 アルミナ・フェアノール・ウルスラ
[解説]
21歳と言う若さで法皇となったが、これは歴史上ではさして珍しい事ではない。
法皇選挙において最も重要視されるのは候補者が開闢の聖女リアンナ・アーレンハルトに近い特性を持っているか否かである。
アルミナは聖女の異能の一つである「聖女の右手」と呼ばれる異能を持っていた為、この年代において聖女に最も近い女性として法皇に選ばれた。
法皇選挙において最も重要視されるのは候補者が開闢の聖女リアンナ・アーレンハルトに近い特性を持っているか否かである。
アルミナは聖女の異能の一つである「聖女の右手」と呼ばれる異能を持っていた為、この年代において聖女に最も近い女性として法皇に選ばれた。
「聖女の右手」は聖女リアンナが持っていたとされる異能の一つで、触れた者の傷や病をたちどころに直してしまうという究極の癒しである。
聖女の右手は、一見すると創世の女神アウローラに関わる加護だと思われがちだが、正確には刻限の女神クロノスが授けた加護である。
この異能は右手で触れた者を癒しているわけではなく、時間を逆行させる事で傷や病に侵される前の姿を復元するというのが正しい。
聖女の右手は、一見すると創世の女神アウローラに関わる加護だと思われがちだが、正確には刻限の女神クロノスが授けた加護である。
この異能は右手で触れた者を癒しているわけではなく、時間を逆行させる事で傷や病に侵される前の姿を復元するというのが正しい。
[司祭時代]
アルミナは法皇となる前は聖導教会に所属する司祭として世俗に対する救済活動に従事していた。
元々は教会の魔装兵乗りであり、操手としても優れた能力を持っていた。
法皇となってからは表立って機兵に乗る事は無くなったが、ときおり昔を懐かしんで、こっそりかつての愛機を練習場で乗り回している。
元々は教会の魔装兵乗りであり、操手としても優れた能力を持っていた。
法皇となってからは表立って機兵に乗る事は無くなったが、ときおり昔を懐かしんで、こっそりかつての愛機を練習場で乗り回している。
彼女は記憶障害を抱えており、17~20歳までの記憶がすっぽり抜け落ちている。
恐らく彼女が刻限の女神の使徒となり、聖女の右手を授かったのがこの記憶の空白期であるが、当人が記憶を無くしているため、どういう経緯で使徒となったのかは定かではない。
恐らく彼女が刻限の女神の使徒となり、聖女の右手を授かったのがこの記憶の空白期であるが、当人が記憶を無くしているため、どういう経緯で使徒となったのかは定かではない。
[法皇即位後]
即位後、しばらくしてから法皇アルミナは枢機卿ネロ・グレイワルドと対立するようになる。
教会の権威を拡大し、世俗に対する支配を広げようとするネロ。
それに対して法皇アルミナはあくまで民衆に対する救済活動に重きを置いた。
両者の全く異なる組織方針は教会内での対立構造を生み、やがて枢機卿派、法皇派と呼ばれる派閥が出来上がり、聖導教会は二分される事となる。
教会の権威を拡大し、世俗に対する支配を広げようとするネロ。
それに対して法皇アルミナはあくまで民衆に対する救済活動に重きを置いた。
両者の全く異なる組織方針は教会内での対立構造を生み、やがて枢機卿派、法皇派と呼ばれる派閥が出来上がり、聖導教会は二分される事となる。
現在においては枢機卿派が圧倒的に優勢であり、教会の実質的な支配者はネロである。
アルミナは何とかしてネロを放逐しようとするが、今のところは成果を上げる事ができず教会組織を好き勝手に使われてしまっている。
アルミナは何とかしてネロを放逐しようとするが、今のところは成果を上げる事ができず教会組織を好き勝手に使われてしまっている。
ネロの支配下にある聖導教会が未だに民衆から見放されずに済んでいるのは、ひとえに法皇アルミナの献身的な救済活動のおかげである。