「ナイジェル・サイアース」

[解説]
自由都市同盟、都市同盟軍に所属している高位の軍官僚。参謀本部事務局長の任にある56歳(聖華暦834年当時)の男性。白髪で白い口髭をたくわえた初老の男性で、やせ型。切れ長の眼には鋭い眼光を宿している。紅茶を好み、紳士的な態度を崩さない。
この様に外見からは油断できない人物を思わせるが、その印象はまったく的中していると言ってよい。彼は軍内部でのし上がるために、利用できるものは利用し、政敵は巧妙に排除してきた経歴の持ち主だ。腹黒く冷徹で、容赦ない人物として、彼は恐れられている。
しかし実のところ、彼の行動原理は自由都市同盟への忠誠心であり、彼は自由都市同盟という国を愛している。うっかり立ってしまった自分の好ましくない風評や、自分ではどうしようも無い自身の外見なども、彼は武器として使いこなす。そして愛する自由都市同盟のために、彼は日々戦っているのだ。
彼の風評で間違っている点は、いくつかある。彼は自分と同盟の利益のためならば、利用できるものは何でも利用するのは確かだ。しかし用済みになったからと言って、ポイ捨てすると言うのは間違いである。彼は「大きく邪魔」にならない限りは利用した相手を始末したりしないし、見捨てたりもしない。またいつか、役に立つ日が来るかも知れないのだから。無論、「大きく邪魔」になれば話は別だが……。
また彼の政敵であっても、同盟に対し有益な存在であるならば、あっさり始末したりはしない。可能ならば和解を、そして始末せざるを得ない場合も、最大限に同盟のためになるやり方を模索する。さくっと始末するのは、本当にこのままではまずい、と言う状況に限られる。……無論、同盟に対し有害な存在であるならば、これも話は別である。
この様に外見からは油断できない人物を思わせるが、その印象はまったく的中していると言ってよい。彼は軍内部でのし上がるために、利用できるものは利用し、政敵は巧妙に排除してきた経歴の持ち主だ。腹黒く冷徹で、容赦ない人物として、彼は恐れられている。
しかし実のところ、彼の行動原理は自由都市同盟への忠誠心であり、彼は自由都市同盟という国を愛している。うっかり立ってしまった自分の好ましくない風評や、自分ではどうしようも無い自身の外見なども、彼は武器として使いこなす。そして愛する自由都市同盟のために、彼は日々戦っているのだ。
彼の風評で間違っている点は、いくつかある。彼は自分と同盟の利益のためならば、利用できるものは何でも利用するのは確かだ。しかし用済みになったからと言って、ポイ捨てすると言うのは間違いである。彼は「大きく邪魔」にならない限りは利用した相手を始末したりしないし、見捨てたりもしない。またいつか、役に立つ日が来るかも知れないのだから。無論、「大きく邪魔」になれば話は別だが……。
また彼の政敵であっても、同盟に対し有益な存在であるならば、あっさり始末したりはしない。可能ならば和解を、そして始末せざるを得ない場合も、最大限に同盟のためになるやり方を模索する。さくっと始末するのは、本当にこのままではまずい、と言う状況に限られる。……無論、同盟に対し有害な存在であるならば、これも話は別である。
彼は一応自由都市同盟の士官学校を卒業しているため、なんとか操手としての技術も最低限持っている。一応自身が搭乗するための専用機、フォート系重機兵の指揮機タイプ「ティラント・フォート」を所有しており、見苦しくない程度に操縦する技術も保ってはいる。しかし彼の戦場は会議室や事務室、執務室であり、前線に出向いて指揮する事は基本的に、と言うよりも全く無いので、宝の持ち腐れである。
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