三つの匣の外側に プレイログ:A卓 導入

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事前交流会:ソル・シエール組
事前交流会:メタ・ファルス組
導入~Lv1開始 虚の試練 Lv1終了~Lv2開始 命の試練 Lv2終了 ボス戦~ゲーム終了 エンディング
前半
後半
個別・全体ED
水の試練 心の試練
金の試練 闇の試練



文字色説明

GM GM発言・描写など 雑談など
PL/PC アイラ: PC発言・PL発言・雑談など
ゼロ: PC発言・PL発言・雑談など




  session: DS-A-1 2023/02/14



> では〈三つの匣の外側に〉A卓は今日が初回ということで よろしくおねがいします
> 宜しくお願いしますーーー
> よろしくお願いします
> シナリオ予告したのが去年の夏だったので、かなーりお待たせしちゃいましたね そこは申し訳ない
> いちおう内容的には緑魔法テスト卓ということですが
> 緑魔法を使わなくてもクリアできるところはあったりするので
> 自由な発想で楽しんでいただけると幸いです
> はーい

> オープニングでは例によって個別導入のタイミングがあります
> 各PCごとに、普段の生活とかシナリオ(今回はゲーム)に参加しようと思ったきっかけとか
> そういうのを自由に描写してもらうタイミングです
> やるかどうかは自由、形式についても自由 ここだけ勝手にNPCを出しても構いません
> 唯一の制限としては、「自分(PL)一人で完結すること」です
> 他の人のキャラを巻き込むのは基本的には不可

> ではオープニングですが 事前交流会で見せたものとけっこう重複はありますが、そこはご了承を







――A.D.3783 インフェリアーレ――

メタファリカでは珍しく蒸し暑いある日の昼下がり。
創建されて日が浅い計画都市インフェリアーレはまだ緑が育ちきっておらず、
行き交う人は強い日射を避けて建物の影を通るため、広い街路はやけに人気が少ないように見える。

中央公園のそのまた中心、大きな噴水の周りだけは例外的で、
水によってわずかな涼を得られるのか、周りに並んでいるベンチはその大半が埋まっている。
近くの店で買い求めた冷菓を手にしている人も多い。

その中に、年季の入ったオボTを着てベンチの背にもたれかかっている女性が一人。
手にした漆黒のソフトクリームはすでに融けかかっていて、焦点の合わない目をしながら
緩慢な動作でゆっくりと舐めている姿はまさに「暑さでだれている」としか言いようがない有様だ。

しかし、実際には――


BGM: 払暁 [DAWN]
  from アインハンダー(スクウェア, 1997)
  Composed by 福井健一郎
ジャクリ:「……その程度のことでわざわざ呼び出さないで欲しいんだけど」
シュレリア:「とはいえ、天覇からこの話が持ち込まれたとき、
  ミュールが適任だとすぐに思いついてしまいましたので……」
ジャクリ:「だから、そうじゃなくて、そんなことのためにバイナリ野から通信しなくてもいいでしょ!?
  どう考えても前にあったような緊急の要件とは思えないし。
  しかもこんなクソ暑い日に……おかげでせっかくの超自然あいすが融けちゃうじゃない」
> 漆黒のソフトクリーム……竹炭ソフト? ()
> オリカ作です()
> 草
同時刻、塔内情報空間・バイナリ野。
本来は人の目に認識できる景色を持つ場所ではない、それどころか不用意なダイブは死を招く場所だが、
幸いにしてこの両者はバイナリ野を闊歩する能力を獲得している。

シュレリア:「そちらは暑かったのですね。リンカーネイションは涼しいですよ?」
ジャクリ:「そんな無駄情報誰も聞いてないっての……プログラムのくせに変な所で人間より人間臭がするんだから」
シュレリア:「……とにかく、もし興味のない話でしたらすみません。先方にはこちらで謝りますから」
ジャクリ:「いや、興味はあるわ。要はゲームのシナリオが欲しいって話でしょ?」
シュレリア:「はい。いくつかあればとりあえずそれでサービスを始められるということらしいですので」
ジャクリ:「つまり、ここで発掘した古のティリアソフトのクソゲーを押しつけてもいいってことよね?」
シュレリア:「さすがにそれはどうかと思いますが」
ジャクリ:「それならしょうがないから『シンガーエンジェルシュレリア』を渡すわ」
シュレリア:「ティリアソフト! いいですね! こういうサービスはまずは弾数が重要ですね! 質はともかく!」
ジャクリ:「冗談よ」
シュレリア:「は、はい! とにかくそれならよかった、よろしくおねがいしますね」
ジャクリ:「了解。それじゃ向こうにはこっちの連絡先を伝えといていいから」
シュレリア:「分かりました」
ジャクリ:(シンガーエンジェルシュレリアはそのうちアセットフリップして渡そう)
シュレリア:(すっごい悪い笑顔してる……やっぱり人選間違えたかな)






BGM: Wings For My Way
  from F-ZERO GX(任天堂/セガ/アミューズメントヴィジョン, 2003)
  Composed by 庄司英徳

それから少し経ったある日。ソル・シエール地表は熱気に包まれていた。

広い草原は多くの観衆で埋まり、その間を縫うように、
高くてよく目立つポールと申し訳程度のロープで仕切られた“道”が通っている。
その道を、爆音を上げながら何かが猛スピードで低空飛行し、向こうの空で舞い上がって大きな宙返りを披露する。

> お? 事前交流会とここから流れが違うのか

カナメ:「ひゃー、すごい風!」
ケンザ:「カナメ、大丈夫か?」
カナメ:「なーにー、全然聞こえないー」
ニルス:(MWE、か…… 天覇以外のメーカーの飛空艇ならどうなるんだろう)
カナメ:「ニルス、よそ見してると飛ばされるよ」
ニルス:「あっ!?」

天候に恵まれたこの日、こちらでは初となる、Vボードレース大会が開催されている。
土地にいくらでも余裕がある立地を生かし、さらに初回記念という名目で、観戦チケットは無料。
その結果、人口100万人のソル・シエールで観客6万人超という異常な動員数をたたき出している。

主催者はMWEことメビウスワークス・エレミア。ソル・クラスタ発祥の、天覇のライバル企業である。
アルキアで開催されていた本家の大会とは多少形式が異なるが、それが逆に好評のようだ。

亜耶乃:「間近で見るこの速さ、この音と風、思っていたよりも数倍の迫力があるな。
  返す返すもこれを天覇で先んじて行えなかったのは痛恨の極みとしか言いようがない」
ジャクリ:「わざわざメタ・ファルスから呼ばれて見せられるのがこれというわけだけど、
  まあ、悪くはないわね。武器じゃないVボードというのも」
亜耶乃:「武器?」
ジャクリ:「いえ、こっちの話。交通事故で戦う第三世代なんているわけないでしょ」

数万人の動員は、吸収しきれないほどの経済効果を地表のコミュニティにもたらした。
次回からは有料観客席の設置が予告されているとはいえ、
それでも宿泊施設などでは既に来年の大会に向けた胸算用を始めている所が多い。

カナメ:「お母さんも来ればよかったのに」
ケンザ:「MWEはアルキア研究所がルーツの1つだから、ミスミにはいろいろ思う所があるんだろう、きっと」
ニルス:「アルキアがなにかあったのですか?」
ケンザ:「話すと長くなるなあ。ただ、こちらのテル族と天覇に諍いがあったように……
  いや、それよりもずっと深刻な形で、向こうの妖家とアルキアにはいろいろあったんだ。――」

初回大会は大方の予想通り、ソル・クラスタから招聘されたレーサーの優勝で幕を閉じた。
注目を浴びていた地元選手はメディアの前で来年の雪辱を誓う。
その姿を亜耶乃は天覇に重ね合わせるのだった――








BGM: アミューズメント・ストリート
  from バディミッションBOND(任天堂/コーエーテクモゲームス, 2021)
  Composed by 水上浩介

年が明けて3784年のある日。
天覇の新しい事業がついに始まるとのことで、
ソル・シエールの天覇傘下のメディアでは連日大々的に取り上げられている。

今までと違うのは、このサービスは他地域でも展開するということ。
アルシエル再生からもう8年になるとはいえ、それぞれの地域では
既に地場の企業などが根を張っている関係で、このような多地域での展開はまだ珍しい。
メタ・ファルスにおいても、ソル・シエールほどではないものの、注目を浴びているようだ。

亜耶乃:「――最初から供給するタイトルは、
  いつでも手軽にスノースポーツを楽しめる『ホワイトアウト』、
  伝統的な対戦型シューティングで熱い戦いを繰り広げる『ウォーフレーム』、
  魔法を使った謎解き脱出アドベンチャーの『トライボックス』、
  の3つだ」

天覇の亜耶乃社長が会見を開いていて、その様子がそれぞれの地域で中継されている。
このような中継自体も、規格の互換性の問題を解決したばかりであって、新しいサービスと言える。

フリッツ:「このようなゲームは、やりようによっては確かにダイブでも体験できるでしょう。
  ただ、ご存じの通り、ダイブにはホストとなるレーヴァテイルを必要とし、
  そのレーヴァテイルにとっても負担が大きく、またどうしてもある程度の危険を伴います。
  今回新しく始めるサービスは、塔の管理者の協力を得て過去に存在した技術を復活させたものであり、
  ホストに依存しない安定性と安全性には絶対の自信を持っております」

社長の隣の大柄な男性はフリッツ・ゲーベル。
天覇ほたる総合研究所でダイブマシンを開発している責任者であり、
β純血種がダイブ可能な新型ダイブマシンも彼のチームによるものだ。

そのさらに隣には、見た目上は若そうな女性が控えている。

:「もう一つ特徴的なのは、通信が可能になったことです。
  これで、一緒に遊びたいプレイヤーがわざわざ同じダイブ屋に集まる必要はありませんし、
  遊べる友人が近くにいない人でも大丈夫です。
  私はクラスタニア出身なのですが、あちらではダイブは遠隔で行うのが普通でした。
  その技術を今回のゲームに転用しています。
  今のところはゲームだけですが、いずれ、ダイブそのものも遠隔でできるように――」

余計なことを口走ってしまったのだろうか、フリッツが慌てて手を伸ばして制止する。
その様子を見て亜耶乃は屈託なく笑い、話を引き取る。

亜耶乃:「まあよい。実際、その展開は誰もが想像できることであろう。
  樒はクラスタニアでは、まさにそのダイブ関係のインフラエンジニアであってな。
  彼女がいなければ、この新しい事業自体が成り立たなかったかもしれない」

社長の弁を受けて、集う記者たちの注目が一斉に樒(しきみ)と呼ばれた女性に向けられる。
さすがに彼女はこのような舞台には慣れていないようだ。表情が強張っている。

亜耶乃:「それから、ゲームの内容についてもある有力な協力者を得ている。
  諸事情でここでは名前を明かすことはできないが、実力は確かな者だ。
  ではその肝心の内容のプレゼンに入るとしよう」
フリッツ:「ゲームの形式上、プレイ動画のようなものは残念ながらご用意できません。
  イメージボードを使って説明しますが、実際の内容とは多少のずれが出ることをご容赦ください。
  また、後ほど、メディア向け先行体験会を開催いたしますので、そちらで」
亜耶乃:「まずは実際にダイブ屋に足を運んで楽しんでくれというところだ。
  まあ、私自身の場合は、冒険は現実世界でするに限るが、な」
フリッツ:「ちょっと、社長……!」
:「正直、こちらの文化はよくわかりません……」
> フリッツさんの胃に穴開いてない? 大丈夫?
> フリッツさん苦労人ポジションですよねえ






BGM: 長い夜の始まり
  from かまいたちの夜(チュンソフト, 1994)
  Composed by 加藤恒太

サービス開始が近づいてきたある日の深夜、メタファリカはインフェリアーレのダイブ屋・ヴァイアにて。
営業時間はとっくに終えたはずの時間帯、ここの店主のヴィルヘルミナはダイブマシンの横で作業をしている。

ヴィルヘルミナ:「よし、これで交換は全部完了、っと。ASSYで済むと楽でいいね。
  ……まあそれよりも、もっと早く来てくれればよかったんだけど」

やや乱暴にパネルを閉め、ひとつ大きく息を吐き、彼女は時計に視線を向ける。そろそろ日付が変わりそうだ。
こんな時間まで残業をしているのは、今日に限っては天覇代理店としての広報活動が原因ではない。

新しいゲームに対応するためにはダイブマシンの改修が必要だが、それに使うユニットの到着が遅れていた。
そのため、作業日を予め臨時休業にするなどの段取りが組めず、こうして営業時間後に行うことになった。

ヴィルヘルミナ:「天覇のせいではないとはいえ、なにもこのタイミングじゃなくてもよかったのに」

遅延の主な原因は空賊だ。
ひと月ほど前、ソル・シエールからメタ・ファルスに向かっていた貨物便が、悪天候――
メタファリカ周辺はたいてい穏やかだが、その下は山岳地帯であるため、しばしば激しい乱気流が生じる――
に見舞われた。

このような場合、出発地に引き返すこともあるが、手近な開けた場所に着陸して天候回復を待つこともある。
被害に遭った貨物便は後者を選び、待つうちに夜を迎え、そこを空賊に襲撃された。
以来、このルートは荒天の際は例外なく引き返すことになり、そのためか物流に混乱が生じている。

ヴィルヘルミナ:「未だに『世界は繋がっていない』と思うよね。こういうことがあると。
  塔間ネットワークみたいに情報通信ができても、実際には世界は3つの点を細い糸でかろうじて結んだだけ。
  ちょっと強い風が吹くだけで簡単に千切れてしまう」

ヴィルヘルミナは工具を片付け、照明を落として、ダイブマシンが設置されている部屋を出た。
待合室の窓が風でカタカタと音を立てる。雨が降り出しそうな雰囲気だ。
ふと彼女はある噂を思い出す。

ヴィルヘルミナ:「……あれも空賊の仕業じゃないのかねえ」

ここ1年くらいだろうか……いや、もっと前からだったか。
メタ・ファルスではときどき人が失踪する事件が起きている。
> へ?

失踪者の共通点や関係性は特に見つかっておらず、生活などに困難を抱えた人ばかりというわけでもない。
家財道具を残したまま失踪する人もいれば、何も残さずいなくなる人もいる。
そのため、捜査をしてもすぐに行き詰まり、当局は「本質的には別個の事件だ」という結論になっている。

唯一の共通点として噂されているのが、人が消えるのは決まって嵐の夜だという。
……失踪した日時を確定できない者もいるため、あくまで噂ではあるが。

ヴィルヘルミナ:「……とにかく、早く帰ろう。寝ないと」

嫌な想像をしてしまった彼女は、「寝ないと」という動機をつけることにより意識を紛らせ、
まだ雨が降っていない街を家に向かって駆けていった。



> 以上、オープニングでした この次に個別導入になります
> この失踪事件は別シナ関係? それとも今回のシナリオ関係?
> 今は言えませんということで
> ただゲーム内では関係ないとは言っておきます ゲーム外の話
> OK了解。まぁ折角だから個別導入にちらっと噛ませようかな






BGM: 小さな冒険
  from エルクローネのアトリエ(アイディアファクトリー(オトメイト), 2012)
  Composed by ZIZZ STUDIO
ある日の昼間。
ソル・シエールに建つアルトネリコ第一塔、ほたる横丁にてダイブ屋への道を歩いている女性がいた。
彼女の足取りはどことなく重い。

アイラ:(はあ……朝起きたらこのチケットを返そうと思っていたのに、それは結局叶いませんでしたわね……)

彼女の名前はアイラといい、自称フリーターの現在無職、絶賛仕事募集中の身の上であった。

アイラ:(プラティナにいた頃でしたら絶対にゲームなんて許されませんでしたし、
  確かに興味があったことは事実ですけれど)

アイラの手には近頃天覇が大々的に広告を打ち出している、
まさに今日サービスインする『バイナリ野体感ゲーム』の無料チケットがあった。

???:『アイラちゃん、人間ってね、追い詰められるとドンドン事が悪いように進んでしまうものだよ』 
> ……アッ
> シルエット見て1秒。正体見たり()
脳裏に昨日偶然出会った命の恩人の言葉がよぎる。確かにアイラは追い詰められていたに違いない。
けれどもしかし「はい、わかりました!」と言って気分転換に行ける性格でもない。
だからこそアイラの足取りは重くなっていた。

アイラ:(ただでさえ昨日は散々ご厚意に甘えてしまったというのに、今日も甘えてしまうのは気が引けてしまいますわ。
  うーん、けれど暗い気持ちでいるのも助けてもらった手前、良くないのもまた事実……)

ゆっくりと、そして重い足取りで歩いていたというのに、もうダイブ屋が見えてきてしまった。
観念したかのように一息吐き、そしてアイラは気合を入れるように両手で頬を軽く叩く。

アイラ:(ええい! ここまで来て引き返すのも恩知らずですわ! こうなったら楽しむしかないわ、アイラ!)

とようやくここで気分を切り替えた。
そうするとひっそりと心の中で首をもたげていた、ダイブという未知なる世界への興味が途端に湧き上がってくる。

アイラ:(ふふ……新しいことに挑戦をする時には、ほんの少しの心細さと胸一杯の高揚感がありますわね)

故郷を飛び出した日に感じた高揚感に似た感情を覚えながら、アイラはダイブ屋の入り口を潜ったのであったーー。



> ここで使ってきたか
> 怪文書要素なかった
> 怪文書は出なかったけどあのへんt……機械マニアの影が()
> 秒バレしてる()
> 知らない以外であのシルエット見て気付かない人は間違いなくいないと思います((((
> このシルエットにピンと来たら(ry
> 今日の卓が終わったら前日譚だします、こっちは確実に怪文書

  (その前日譚はこちら






BGM: ヴェントのテーマ
  from アンリミテッド:サガ(スクウェア, 2002)
  Composed by 浜渦正志
メタ=ファルス、地表の寒村。最低限の生活基盤で人々が発展を目指している場所。
嵐が峠を越えたその日の夜、ゼロはトランスポーター仲間と(半ば強引に誘われ)会話していた。

TP仲間A:「という訳でさー、ゲットしちゃったのさ、ダイブゲームのチケット!!」
TP仲間B:「マジで!? ……けどお前当日ソル・クラスタ行きの仕事あるじゃん。なんでチケット取ったんだよ」
TP仲間A:「それがさー、応募した数日後に指名依頼入ったんだよ、だから代わりに使ってくれる奴探してたんだよ」

騒がしい二人を尻目にゼロは水を一口飲んでいた。大して興味もない話だが、完全に無いとは言えなかった。

TP仲間B:「つーかこの日俺仕事入ってるわ、多分その頃プラティナだと思う」
TP仲間A:「えー、お前もか……ゼロは予定入ってないよな?」
> 心配してくれる仲間はいるみたいでよかった
> 仲間のシフトも把握した上で話を振ってくれる優しい同僚だ……
仕事か遊びか、と問われると、仕事の方が重要だ。
ふと、依頼掲示板を遠目に見る。近場で受けられそうな依頼が幾つかありそうだ。

ゼロ:「俺は依頼以外の頼みを受けるつもりは無い。
  ……100リーフでなら、近場の依頼ついでに情報収集ということで付き合ってはやるが」
> w
> しかもけっこう安いし(千円)
> ツンデレか
> いやツンデレともちょっと違うようなw
> まぁご飯代というか時間拘束代ということでお安めにしてる気がする、ゼロは()
TP仲間A:「金取るのかよっ!? あんたはそういう奴だったな!!
  ……分かったよ。その代わり……美人見つけたら絶対言えよ!!」
> 同僚マジでいい人だなあw
> 審美眼が合っているかどうかは不明
ゼロ:「オプションは追加料金発生するが。俺は探偵じゃないんだ」
> 美人探しは確かにオプション、うん
TP仲間B:「お前さー、そんなんだと嫁さんの貰い手無くなるぞー。てか探偵格好いいじゃんか」
ゼロ:「探偵が全部解決するなら、公的機関も運び屋も必要無いだろう……予定がこの日なら幾つか依頼見繕うか」
  席を立って依頼掲示板見に行こうと
TP仲間A:「ゼロー、ほい、100リーフとチケット。
  ダイブ屋だったらインフェリアーレ行った方がいいだろ。あっちなら機材ちゃんとしたの置いてるだろうし」
ゼロ:「分かった。お前らも依頼先へ向かうなら気を付けろ。特に失踪事件でひりついているから変な真似して捕まるなよ」
> 良いほうの空賊と悪いほうの運び屋は区別がつかないってやつか
> 現実でも宅配業者の制服着て悪用したりする事件があった覚えがあるし、そんな感じの空賊もいるかもですね
> ??「ジャクリイーツですーお届けに上がりました」
> あかん!! 地獄揚げだ!! 密閉しろ!!!
そう言うが早いか、ゼロはすぐに依頼掲示板の貼り紙に意識を集中させる。
何処もかしこも不安定であることを感じさせる依頼内容ばかりだ。些細なものすらまともに運ぶのが難しくなっている。
ゼロは端金程度の、インフェリアーレ行きに支障が無く、期限に余裕ある依頼を受諾する手続きを取り、
その日は休むことにした。

ゼロ:「……自分から仕事を増やすのも、久々だな」

肩に背負う『相棒』に手を触れ、一つ小さく零す。
その声はトランスポーター仲間たちの喧噪の前では雨音一粒にも満たないだろう。



> 本人からは人間関係作らなさそうなのは目に見えてるから無理やり引き込んでくれてるんだろうけど
> そういう仲間がいるのもいいよね
> ですよね
> 更にゼロは無茶しがちってレベルを超えたことするから周りは心配になって仕方ないという()
> いい同僚だ……
> 「いのちだいじに」にしたつもりが「ガンガンいこうぜ」とか「いろいろやろうぜ」に勝手に変化してるのがゼロ
> w







BGM: Dive Dock
  from BALDR SKY(エンターグラム(戯画), 2009)
  Composed by Barbarian On The Groove

迎えたサービスイン初日。
ダイブマシンを使用するという形式と、そのダイブマシンを対応させる改修が必要なこともあって、
客の数に対して供給が追い付かず、最初のうちは予約制となっている。

しかしそれでも、会場となっているダイブ屋は普段とは比べ物にならないほど混雑している。
待合室では用意されたインストカードなどを熱心に眺めている者の姿が目立つ。
> このインストにゲーム内容の説明がある程度書いてあるものと思ってください
> なるほど
> というわけでダイブ屋で待っているときの描写とかある人はどうぞ
> まだ同じ場所にいるわけじゃないので1人ずつね
> 依頼完遂させてから入ろうかな



アイラ:(ここがダイブ屋……中はこんな風になっていましたのね)
> まあ確かに パートナーにレーヴァテイルがいる人じゃないと行く場所じゃないから
アイラ:(インストカード、ふむふむ。実際に私が体験するゲームはっと……
  トライボックス……かしら? 謎解きゲームなのですね。
  ミステリー小説は時々こっそりと読んでいましたけれど、果たしてこの数少ない知識が活かせるのかしら?
  なんにせよ楽しみですわ。しばらくこの説明を読んで時間を潰すことにしましょう)



ゼロ:(以前広告のチラシを村の広報にも届けたが……新しい物好きそうな奴らが多いな)
ゼロ:「チケットですね。……はい。……はい。有難う御座います」 (受付でインストカードを受け取り)
ゼロ:(……ソル・シエール側とのバイナリ野を介した接続か。
  これが軌道に乗れば、間違いなく天覇は通信関係で覇権を握りそうだ。
  天覇は元からソル=シエールでも有数の企業、惑星再生以後急速な各国の関係の接近でどうなることか……)
  などと色々頭で考え事をしながら待ちます



今、ちょうど「トライボックス」のプレイが終わったところだ。
ソル・シエールで、メタ・ファルスで、
次の順番のプレイヤーが一人ずつ呼ばれ、ダイブマシンに入っていく――









> 以上 いつもやっている手動オープニングムービーの自動版でした
> おそまつさまでした
> あばばばばばばばば(情緒崩壊
> Q:何の動画ソフトを使ったんですか?
> aviutlです 無料







いったんぼやけていた意識が次第に清明になっていく。
周囲はいくつかのランプが灯っている他は真っ暗であり、機械が作動するような小さな低音が聞こえる。
他にも人がいる気配を感じるが、暗くてよく分からない。

身体の感覚を完全に取り戻すのとほぼ同時に、わずかな下向きの力を感じる。
この場所が上昇を始めたのか、あるいは下降中のものが減速しているのか……
おそらく後者のようだ。再び微かな衝撃を感じ、機械音も聞こえなくなった。

『さあ、出ていらっしゃい』
『本当の自由は、三つの匣の外側にある』

出どころが不明な声が聞こえる。合成音声のように感じられる。ゲームの前振りだろうか?

照明が灯る。明順応を経て辺りの様子が明らかになる――


BGM: No sound melody
  from シークレットゲーム -KILLER QUEEN- DEPTH EDITION(FLAT, 2009)
ここは六角形の部屋だ。大きさはさしわたし4ストンほどだろうか。
室内には3人いて、部屋の中央の柵で区切られた区画にある椅子――
というよりは床から突き出した箱型の突起である――に真ん中を向いて座っている。

ゼロ:「此処は……」 辺りを見渡す
アイラ:「……ここが、バイナリ野ですの?」
ヤグシャ:「……始まったかな? おはよう」
アイラ:「お……おはようございます……?」
ゼロ:「……」 直ぐに警戒、見知らぬ女二人と周辺を観察をする

部屋の中心には六角柱状のテーブル、もしくは台座のような何かがある。
また、六角形の部屋の各辺には出入口と思われる場所が1つずつある。
いずれの出入口もシャッターで閉鎖されている。
シャッターの上にはそれぞれ違う色で描かれた模様がついたパネルがあり、そのパネルだけがやけに目立つ。
それらのシャッターの前の床には円柱状の突起がある。これも台座のようだが現状は特に何も見当たらない。

部屋や壁・座っていた突起はオフホワイト。それぞれの台座はやや濃いめの灰色。
柵やシャッターは、金属光沢はあるものの、色としては灰色。いたるところ無彩色である。
3人とその所有物、そしてシャッターの上のパネルだけが文字通り異彩を放っている。

> このゲームって説明書で他プレイヤーと遊ぶって明記されていましたか?
> です 協力型ゲームだし
> はーい、じゃあそれに沿ってRPしよう






+ ルール1・探索の基本
ルール1・探索の基本

◆マップ
HEXマップを使用する 縮尺は明示されない限り1タイル=2mとする

◆位置と移動について
基本的には各キャラクターがどの場所にいるか指定する必要はない
射程が影響する行動の場合も、原則として進入可能な場所と目標地点の間の最小距離で判断する
何らかの理由で移動速度の算定が必要な場合は、【移動力】m/秒を上限とし状況に応じて増減させる
ただし、個別に指示されている場合はそれに従うこと

◆探索ポイント
マップ中に★のマークで示された場所が探索ポイント
調べることで何らかの情報が得られたり、謎解きの対象になったりする
ただし、その場所に到達できなければ調べられない(=何かがあることだけわかる)場合もある
なお、置いてある物については特にポイントとして指定されていなくても使用は可能

◆その他
グラスメルクは特別に指示がない限りは禁止とする
奇跡はシナリオ終了まで回復しない







ヤグシャ:「あらまあ、露骨に警戒されているわね」
ゼロ:「此処が他人の領域だからな。見知らぬ存在相手に警戒しない奴は、慣れてない奴か戦場ですぐ死人になる奴くらいだ」
ヤグシャ:「他人の領域……とはちょっと違うかもね。コスモスフィアじゃなくてバイナリ野だし」
アイラ:「……貴方がたが今回のこのゲームでの他プレイヤーの協力者、という認識でよろしいでしょうか?」
ヤグシャ:「そういうふうになるわね。
  ヤグシャよ。ソル・クラスタから参加しているわ」
アイラ:「アイラと申します。ソル・シエールから参加しておりますわ」
ゼロ:「……メタ・ファルス側のプレイヤー、ゼロだ」
ヤグシャ:「アイラにゼロね。ゲームの間だけだけどよろしくね」
アイラ:「ええ、皆様よろしくお願いします」
ゼロ:「……認識の訂正と謝罪をする。お前達を護衛してこの場所から脱出するのが、今回の目的か」
アイラ:「護衛……ゼロさんは腕が立つお方なのですか?」
ゼロ:「職業柄、荒事には慣れている。万一の時には矢面に立とう」
アイラ:「なるほど……それでは遠慮なく頼らせていただきますね」
ヤグシャ:「まあゲームだし、そういう危険があるかどうかはゲーム次第だろうけど……
  基本的にはこれは協力型。3人とも対等な関係よ。
  で、確か1人1つの属性の魔法を取得するって話だったはず。
  でもぱっと見たところではそれっぽいものは見当たらないわね。あのパネルはただのパネルだろうし」
アイラ:「確かに……」

ゼロ:「話し合っていても始まらないな。部屋全体の調査を進言する」
ヤグシャ:「じゃあ、どこを調べる?」
アイラ:「ふーむ……ではこの部屋の真ん中にある台座を私は調べようかと」
ゼロ:「俺は西側を調べてみる。何か発見したら、適宜報告する」
ヤグシャ:「じゃあ私はこっちか」 残っている円柱のほう

円柱の台座はどうみても綺麗な円柱だ。椅子として使うには背が高いだろう。
特になにかあるようには見えない。

部屋の中央にあるものは、テーブルというよりは台座だろう。
立った状態で胸の高さほどあり、テーブルとして使うには少々高い。

上面は、全体の大きさより一回り小さな黒い六角形が大部分を占めているのが分かる。



> マップ更新しました こんな感じで変化していくところもある
> というわけで情報は以上(ヤグシャはゼロさんと同じなので省略)
アイラ:「この六角形の台座は、六方にある円柱の台座を線で結んだ場合と同じ形ですわね」
> 語彙力う
> w
ヤグシャ:「こっちは特になにもなさそうだったけど。そっちは?」
ゼロ:「……何も無さそうだな」 西の台座に試しに手で触れてみようとする
特に何も反応はありません(もちろん残りの円柱の台座も同じ)
ゼロ:「触れても反応無し……か」

アイラ:六角中の台座の水のパネルが描かれている方角の角を触ってみます



黒い六角形に触れると、その部分に一瞬だけ色がついた。タッチパネルディスプレイだろうか?
> わざわざ絵が用意されてる……
> せっかく水指定だったので作り直した(元は赤で作ってた)
アイラ:「あら、皆さん。こちらを触ってみたら色が一瞬つきましたわ」
ヤグシャ:「どれ?」 近づいていくよ
ゼロ:確認しにアイラさんのとこへ戻ります
アイラ:「ほら、こんな感じで」 もう一回触ってみます
同じように点灯します
ゼロ:「……他の位置だとどうなる?」
アイラ:「ゼロさんが試しに触ってみますか?」
ゼロ:「分かった」 周辺を確認しつつ、パネルに触れてみる
ゼロ:さっきアイラさんが触れた位置と同じ場所に触れつつ、同じ方向の台座を見ます
触れた時の反応は同じです 台座には変化はありません
ゼロ:今度はパネルの別のところに触れてみます。数回試行。
アイラ:「……あのシャッターに描かれているマークはおそらく属性を示しているとして……」



しばらく調べていくと、触れる場所によって灯る色が違うのが分かる。
六角形を6つに分割したそれぞれの区画ごとに色が決まっていて、
それは部屋の周囲の6つのパネルの色に対応しているようだ。

また、触れる面積によって光る強さが変わることも分かる。
片手の掌全体で触れるくらいで光が最も強くなり、それ以上の面積では変化はない。
いずれにせよ点灯するのは一瞬、0.1秒あるかないかくらいの間だと思われる。

そして、異なる色の場所を掌全体で同時に触れると、中央部に別の反応が現れる。
幅の狭い矩形波のようなマークが、2か所同時なら2つ、3か所なら3つ分の波の形で現れる。



アイラ:「もしかすると、三人同時に触れれば何か別の反応があるのでは?」
ゼロ:「試してみる価値はありそうだ」
ヤグシャ:「真ん中に出たのはヒュムノス文字の2ね。つまり……」
> この絵の数字が2
アイラ:「つまり?」
ヤグシャ:「いや、だから、3人同時に触れればって話でしょ」
アイラ:「ああ、なるほど。てっきり他に何か可能性があるのかと」
ゼロ:「中央の文字はヒュムノス語の数字か」 ヒュムノス語は未学習なので気にしてなかった
アイラ:「おそらくあのシャッターに描かれているシンボルと何か関係していそうですわね……
  私は水らしきシンボルマークの方角の場所を触りますわ」 手をかざす
ヤグシャ:「光っている時間は一瞬だから、そこは工夫しないといけないかもね」
  もといた位置的に金と土のところに陣取るよ
ゼロ:無と火の位置に手を置く形になるかな
アイラ:「では、せーので一緒に触りましょうか?」
ゼロ:「合図は任せる。合わせよう」
アイラ:「ではいきますわよ、せーの!」
> 確認 アイラさんは水のところだけ触れる?
> はい
それぞれ、【運動】【回避】【技巧】から能力値を1つ選んで振ってください
アイラ:4+2D 回避 → 4+9[5,4] → 13
ヤグシャ:2+3D 回避 → 2+10[5,2,3] → 12
ゼロ:5+3D 運動 → 5+11[2,5,4] → 16
だいたい同時に押せました 全体の5/6が点灯し、中央に出た数字は
ヤグシャ:「5……で止まった」
周囲に変化はありません

ゼロ:「これは……アイラ、もう一つも同時にやった方が良さそうだ」
アイラ:「ああ、なるほど。私が一方向だけにしか押していないのが原因かもしれませんわね」
ヤグシャ:「じゃあ、もう一度」
アイラ:今度は木と水両方を押します

【運動】【回避】【技巧】から能力値を1つ選んで振る
3人の出目の最大値-最小値が4以内なら成功
失敗した場合は再判定 ただし、3回目以降は1回ごとに全員のMPが1減る
ゼロ:5+2d 技巧 → 5+8[4,4] → 13
ヤグシャ:2+3D 回避 → 2+12[3,3,6] → 14
アイラ:4+2D 回避 → 4+12[6,6] → 16

ヤグシャ:「……6!」

6か所同時に点灯させると、何かが作動するような音がした。周囲の円柱の台座に反応があったようだ。



アイラ:「あら、何かが変わったような気がしますわね。周囲の……台座かしら?」
  と水方面の台座を調べに行きます
ゼロ:「……」 試しに西側の台座を調べに行く

台座を見てみると、それぞれの円柱の上面にくぼみが現れ、
宝石のようなものが付いた環がそれぞれ一つずつ入っている。
環は一部が欠けていて、そこを鎖でつなぐようになっている。首に付ける装飾品だろう。
宝石の色はそれぞれ異なっていて、例によってシャッター上のパネルの色に対応しているようだ。

どこからか声が聞こえてくる。最初と同じ合成音声だ。

『高みを目指す者 魔の力を借りよ』
『魔の詩のごとく 声の元に宝玉を』
『試練を突破し力を自らのものとせよ』






+ ルール2・緑魔法
ルール2・緑魔法

◆色の対応
火:赤 水:青 金:白 木:緑 土:黄 虚:紫

◆緑魔法取得
チョーカーを1つ選んで装着することで、[緑魔法使用][緑魔法基礎][シンクロナイザー]と
その色に対応する[緑魔法・初級]を取得する
また、必要な場合は、アイテム[サテラヒュムノ]を取得する

緑魔法を取得することで、対応する色のパネルがあるシャッターが開き、
その先の試練に挑めるようになる

◆取得の変更
緑魔法については、対応する色の試練をクリアするまでは(チョーカーを付け替えて)取得変更が可能
クリア後は取得変更不可となる(従って、取得できる[緑魔法・上級]が制限されうるので注意)
緑魔法支援については変更はできないが途中で追加取得の機会がある
ただ、プレイ時間の都合があるので、必要性の薄い取得変更は避けてほしい
(最初に取得変更しながら全ての部屋の内容を確認するとか)

◆緑魔法の対象について
緑魔法の対象にできる物体は「有彩色の物」に限られる(=白・黒・灰色・銀色・透明な物などは不可)
有彩色であれば、キャラクターを含めて、原則として対象にできる
空間が対象の場合は色は無関係 また緑魔法以外の探索用スキルについてはこの制限はない

例外として、一度効果が定着した(=詩魔法の詠唱を続けなくても存続できる状態)ならば、
それに対して無彩色のものを追加で作用させることはできる
(例:有彩色の木材に[緑魔法:火]で点火できたならば、その火は詠唱を止めても燃え続けるので、
そこに無彩色の紙をくべて燃やすことができる)

◆射程と範囲の対応
射程に含まれるかどうかは都度判断となる
縮尺は一部を除き各マップごとに表示されているが、これはあくまで目安とする
なお、特別に指示されていない限り、距離はタイルに沿って測る必要はない
範囲についても同様に、最小でも1タイル全体に効果を及ぼせるとしてよい

+ ルール1・探索の基本(追加)
ルール1・探索の基本(追加)

◆各属性の試練
それぞれの属性の特性に応じた内容のギミックがある場所
選んだ3つの属性の試練をクリアすることで次の段階に進む

試練の内容は場所によって異なり、また追加のルールが課されることもある
最終的に、その属性に対応する色のチョーカーを着けた人が
どこかにある試練完了のボタンを押すことでクリアとなる

取得した緑魔法の属性に関わらず、試練には全員で挑むことができる
(個別に挑んでも構わないが、処理自体は1か所ずつ行う)
ただし、途中で一人だけ抜けるようなことはできない(次項のMPとの兼ね合いがある)
なお、できることの幅が広いとショートカットできたりもするので基本的には全員で行くのを勧める

◆謎解き
試練の中にあるギミックを解く際は、必ずしも緑魔法を使う必要はない
緑魔法を使わない場合は基本能力値や探索用能力値を使った判定になりうる

◆HPとMPについて
シナリオ中はMPが主な管理すべきリソースになる
各試練で緑魔法を使用するなどでMPを消費し、試練をクリアするか諦めて外に出ると全回復する
MPが足りなくなった場合でも試練の続行自体は可能
なお、どうしてもMPが足りない場合は救済措置もなくはない

HPについても同様に、試練の外では全回復する
なお、試練の途中でHPが0になった人が出た場合は強制終了、中央の部屋に戻る
[自然回復]を取得している場合に限り、試練中でも休養することによりHPを【天性】+2だけ回復できる
これにはゲーム内時間で5分を要する(加えて、実プレイ時間でも5分経過したとみなす)

◆道具の持ち出し
各部屋には持ち出せる道具が1つだけ存在し、描写などに最初に現れたときに<>で指定される
これらはアイテムとは別個に扱われ、クリアした際に持ち出し、以降常に携帯しているものとみなしてよい
(クリアせずに持ち出すことはできない)
これらの道具は他の試練で使うことも可能 もちろん使用方法によっては失われることもある

なお、持ち出せるかどうかに関係なく、登場した物体はその試練の中では基本的に自由に使える
<>が付いていない物については、持ち出そうとしても試練から出たときに消滅する







BGM: Ash
  from 穢翼のユースティア(葉月(オーガスト), 2011)
  Composed by スミイ酸
ヤグシャ:「……なるほど。ここから本番ってことね」
> チョーカーを着けたら緑魔法取得とかもインストカードに書いてあったってことでいい
> ふむふむ
> OK。ゼロは無を取りましょうかね
> アイラは水で
> ヤグシャがどれを取るかはPLで選んでいいです
> なんと
> 金にしたら三角形にした時のバランスがいいと思います(謎主張)
> 無意味にかっこいい
> 金にしようか()
> ええw
> まあもちろんこっちとしてはなんでもいいので大丈夫
> 個人的に、多分難易度高いのが無と金な気がするので()
> 他PLが基本四属性を選ぶと信じて((((
ゼロ:(紫宝石のチョーカーを付けてみる)

ゼロが装飾品を首に付けると、それが乗っていた台座から音声が聞こえてくる。
『名前を告げよ。さすればお前の力となろう』
ゼロ:「……『ゼロ』。虚無うろ真名まな、俺自身に課した名だ」 目を閉じて低く小さく呟きます

『虚の試練を開放する』との音声とともに、目の前のシャッターが開いた。
シャッターの向こうには扉がある。例によって無彩色だ。







前日譚です、お納めください
> あーなるほどね 突然出てきた命の恩人の件
> 繋がりを強引に作りました コントですコント




  session: DS-A-2 2023/02/17



> そういえば
  ゼロ:「職業柄、荒事には慣れている。万一の時には矢面に立とう」
  アイラ:「なるほど……それでは遠慮なく頼らせていただきますね」
  のやりとりがあったと思うんですけど、アイラのセリフは社交辞令です、などと今更言ってみたり
> まぁぶっちゃけるとアイラもヤグシャも前線張るような戦闘能力あまり無いよな?っていうのは
  何となくゼロも所作で感じ取ってると思われ()
> 手元に皿があれば敵に投げつけられる(当たるとは言っていない)
> フレンドリーファイアするから大人しくしてて?()







アイラ:「す……素敵ですわ!!」 目をキラキラとさせながらゼロの方を見ている
> ええw
ヤグシャ:「??」 いまいち分かってない
ゼロ:「……アイラもヤグシャも、早く決めるといい。時間が無限とも限らないんだ」 至極冷静に返答する
アイラ:「まるでファンタジー小説に出てくる魔法使いの詠唱のようでしたわ! ゼロさん、詩的センスがおありなのですね」
> なおこれは社交辞令ではなくガチ
ヤグシャ:「そうなの? 私には『ウロノマナ』ってのがよく分からなかったけど」
ゼロ:「ただの独り言だ、深く追求しない方がいい。
  知りたいなら構わないが、知って得するものではないとは、先に言って置く」 少し申し訳なさそうなトーンで
アイラ:「では、私もゼロさんにならってみて……コホン」 青色の宝石を身につけます
> 倣うのかw
> 詩的なものが好みなんだろうなって感じはする、アイラさん
同じように声が聞こえてきます 『名前を告げよ。さすればお前の力となろう』
アイラ:「我が名はアイラ。汝を統べるものなり」
> いやこれはただの中二病では
> www
> 中学生くらいの年齢で厨二病を発症できなかった代償()
『水の試練を開放する』と聞こえて、やはりシャッターが開きます

アイラ:「……ちょっと恥ずかしくなってきましたわね……」 今更である
> ではヤグシャはどうします?
> 昨日「金にする?」って話になってましたが。金にしちゃいます?
> 金にしちゃいますか、ちょっとアルトネリコ世界には珍しい感じですし
ヤグシャ:「じゃあ私はこっちで」 白いパネルのあるシャッターに向かって
  チョーカーを手に取ってしげしげと見ています
  「これ、あれよね。デスゲームだと爆弾が仕掛けられているやつ」
アイラ:「デス……ゲーム……?」 アイラはデスゲームを知らないようだ
ゼロ:「本はあまり読まないからな……精々新聞や広告くらいか」 もう少し読むべきか、と小さく呟き
ヤグシャ:「狭い場所に何人か閉じ込められて、命を賭けたゲームをして、その勝者だけが外に出られる……ってやつ。
  たいていの場合はなんらかのルールがあって、ルールに違反するとその時点で命を落とすことになる。
  そのギミックみたいね、ってだけよ」
  とか言いつつ特に気にする様子もなくチョーカーを着けます なお名前は普通に言った
アイラ:「そんなゲームが世の中にはあるのですか……。恐ろしいですわね……」
> >>名前は普通に言った<<
ゼロ:「……少し思い出した。仲間内でその類の本について談義していたのを小耳に挟んではいるが、気にはしていなかったな」
アイラ:「そのうちそんなゲームもバイナリ野で出るのでしょうか?」
ヤグシャ:「まあ冗談はともかく。これからこの3つの試練をクリアしろという話なわけだけど、どれからいく?」
> どれからいきましょうかね
アイラ:「私はまず最初にゼロさんが開けた扉に行ってみたいと思っておりますが、他の方は?」
> というわけで虚に一票
> 最初は何処進んでも良さそうな気がするので行ってみましょー
ゼロ:「異論は無い。一つずつ探索していけば、いずれ脱出に至る道に繋がるだろう」
ヤグシャ:「まあいいんじゃないかな」
ゼロ:改めて虚の扉の方へ向き直して
  「……オペレーション、スタート」 小さく呟き扉の方へ向かい、入室します
> ここで出たか なるほど
> いや、元の方はもっと後で出そうかと思ってます。「オペレーション、スタート」は任務を開始するゼロの口癖でござい
アイラ:「ええ、行きましょう!」





事前交流会:ソル・シエール組
事前交流会:メタ・ファルス組
導入~Lv1開始 虚の試練 Lv1終了~Lv2開始 命の試練 Lv2終了 ボス戦~ゲーム終了 エンディング
前半
後半
個別・全体ED
水の試練 心の試練
金の試練 闇の試練
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