「消し炭にしてやるぜ!クォォォォォォォ!!」
【詳細】
3度活動を開始した
WWWに所属する、
麻波剛のネットナビ。
熱斗達の担任である彼がWWWに所属していることは物語終盤で明かされるため、登場当初は謎のナビとして姿を見せていた。
新垣コジローが転入生として
才葉学園に転校してきた熱斗の人気に嫉妬を覚えていることを利用し、彼をそそのかして警備ロボを管理するPCをハッキングさせ、警備ロボを操って学園を火の海にしようとした。
だが、熱暴走の危険があるエリアを突き進んできた
ロックマンと対峙することになり、力及ばずデリートされかけるも寸前で
プラグアウトし逃走する。
物語終盤で他のナビ達と共に
ロールらを人質に取った上でロックマンの中に眠っている
電脳獣を狙って行動するが、圧倒されプラグアウトする暇もなくデリートされた。
その後、麻波先生は熱斗に正体を明かし、さらに電脳獣に乗っ取られ暴走したロックマンの居場所を教える。
しかし、ブラストマンは先述の通りデリートされ、それ以降は一切シナリオに登場しない。
ナビとオペレーターのやり取りが皆無であることから、ブラストマン自体は先生の所有物ではなく、『3』に登場した
アネッタと
プラントマンのように作戦遂行に適したナビとしてワイリーから貸し与えられていた可能性も高い。
戦闘では胸にある噴出口から噴き出す爆炎や熱風を武器とし、プレイヤーがコレを避けるギミックとしてエリア内には常に
メタルキューブが置かれている。
この
メタルキューブは風系統のチップであっても動かすことができず、
ブレイク系統を持った攻撃も受け付けない。
ダストクロスの吸い込みや
ブリザードボールで除去できるが、除去するとエリア全体を焼き払う「ブラストファイア」が回避できなくなってしまうため、戦略上必要な場合や攻撃前に倒す自信がなければ無理に除去しないほうがよい。
シナリオ最初のボスなだけあって、攻撃がワンパターンな上に大振りで大変弱い。EX以後では
カウンターも取りやすい類。
その上、麻波先生はWWW団員であることが判明してからも
バレルや
アイリスを救出するなどかなりの見せ場があるのに対し、ブラストマンには見せ場が全くない。
ちなみに3種類ある攻撃のうちの一つ、「横一列に飛ばす爆風の攻撃」が
エアーマンと全く同じである(技名も「エアボンバー」で同じ。一応、こちらは属性付きという違いがあるが)。
また、彼を語る上で欠かせない要素の一つが「
ウイルスバトラー(ウイルス同士を戦わせるミニゲーム)のラスボスとして抜擢されている」という点。
これだけ聞くと「相手だけズルい」と思うかも知れないが、実際にバトルしてみるとそんなことはない。実は
特定のウイルスで完封してボコボコにできてしまうのだ。
裏シナリオクリアのためには彼を倒さなければならないため、殆どのプレイヤーは
そこら辺のウイルスに1ターンでボコボコに叩きのめされるブラストマンを目撃する羽目になる。
ブラストマンがたまに
「ウイルスマン」と呼ばれる所以はここにある。
おそらく、ミニゲームを飾るラストの相手としてボスでありながら与し易いその(弱い)実力を買われて抜擢されたのだろう。
一応ブラストマンの名誉のために言っておくと、このウイルスバトラーのブラストマンは麻波先生のオペレートを受けていないと思われるので、ちゃんとオペレーターと一緒に戦えばこうはならないだろう…と思いたい。
アニメ版
上記の紹介表に【CV】の表記がないことからお察しかもしれないが、なんと
アニメ版には未登場。
アニメでの熱斗が引っ越しをしなかった関係で麻波先生が出なかったことは仕方ないにしても、ブラストマン自体は誰か別のオリジナルな悪役だとか
自立型ネットナビという形で登場してもおかしくはなかったのだが…。
『BEAST』ではオペレーターを持たない「ゾアノロイド」という並行世界(ビヨンダード)の敵勢力がおり、これまでで出たことのない
ダークマンや
パンクがゾアノロイドとして通常形態と獣化形態の両方がアニメに初登場。
『6』からもビヨンダードの住人という形でコジローや
ダイブマン、
サーカスマンとそのオペレーターは登場したのだが、
ブラストマンだけは何故か出なかった。
そして最終作『BEAST+』では熱斗たちの世界の住人として未登場だった『トランスミッション』の
教授と
ゼロ、『P.o.N』の
ジャミングマンと
キャッシュ、『6』の
ジャッジマンと
エレメントマンとそのオペレーターが登場したのだが、
やはりブラストマンだけは何故か出なかった。
色々な意味で不憫なキャラクターである。
一応、
ヒグレヤのバトルチップスタジアムのチップイラストで姿が描かれてはいる。
【余談】
これらの要素や特徴的な叫び声も相まってファンからはネタキャラ認定される事も多く、u-capcomでの「好きなナビ」投票では4位に選ばれた。
「1作品のみの登場」という大きなハンデを抱えながら
シリーズ皆勤賞のロックマン・
ブルース・
フォルテに次ぐ順位を勝ち取るという、とんでもない成績を収めた。
幸い(?)な事に、ゲーム中で手に入る
本人のチップは火力と攻撃範囲を兼ね備えており結構強い部類。
というより、ガチガチの対戦環境でも普通に採用候補に挙がるほどに優秀。
攻撃回数こそ少ないが、
炎属性故に
クサムラパネルとのお手軽コンボが可能。3列全体に攻撃する為ウイルス戦でSランクを取りたい場合は重宝する。
上記の通りブラストマン自体はそこまで強くないので、序盤の内に手に入れやすいのも嬉しい。
第2話突入直後で
トレインアロー1が積めれば、この時点でブラストマンSPを10秒以内にデリートすることも可能。
元々はエグゼ6のオリジナルキャラであり本家からのアレンジのないナビであったが、数年後に発売された本家『ロックマン11』にて同名のロボットがボスとして登場することとなった。
エグゼのブラストマンの元ネタは、ロックマン&フォルテに登場する
バーナーマンの没案であるブラストマンが由来。
最終更新:2025年02月23日 17:25