外来語は、別の言語からやってきた言葉のことをいいます。外来語は基本的に生産元の言語の文法だけに従っているため、そのままの形で輸入すると文法上の不具合を生じる場合があります。そのため、言語によっては外来語を表すための独特の記法が存在することがあります。日本語では近代以降に入ってきた外来語に対してカタカナ表記を使います。
xarpa2では、外来語を次のように大文字とアポストロフィ「'」を使って表記します。アポストロフィ「'」の発音は「l」と全く同じです。
ラテン文字で表される外来語をxarpa2の属性詞にする法則は次の通りです。
この法則により、先頭や末尾に小文字の母音文字がつく単語も属性詞にすることができます。品詞辞が前後に着く場合、品詞辞との境界を区別するために、発音上「l」の音を設置します。
ラテン文字に特殊な記号を付与してもかまいません。その場合は、元の言語の読み方にある程度準じます。
xarpa2は原則としてラテン文字だけで表記されますが、ラテン文字以外の外国語の表記・数式・画像などを属性詞としてそのままの表記で埋め込むこともできます。
例として「東京」を漢字表記のまま埋め込みます。
この文において、「東京」の部分は単なる画像と同じです。画像は単体で属性詞になることができるので、名詞の品詞辞を付けて名詞にします。
漢字があらゆる品詞になることができるので、次のような漢字xarpa2混じり文も成立します。
この文はもはや発音のし方が謎ですが、意味が与えられれば文として成立します。漢字部分に適切に発音を定義すれば、発音することもできます。
外来語が複数の文節を成す場合の表記には複数のパターンがあります。
一つはすべての文節に外来語の属性詞化の規則を適用して形容詞として連結する方法で、もう一つはすべての文節をまとめて一つの属性詞にしてしまう方法です。慣例的には後者が好まれます。